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メイドインアビスの謎を考察!アビスの呪いや最新刊の謎を解説

メイドインアビスの謎を考察!アビスの呪いや最新刊の謎を解説

「アビスの底へ向かったライザは生きているのか」「リコやレグの正体は何なのか」など、『メイドインアビス』には最新15巻の時点でも答えの出ていない謎が数多く残ったままです。

当記事では、これまでの伏線を振り返りながら、アビスの呪いやライザ・レグ・リコにまつわる大きな謎、アニメ2期『烈日の黄金郷』の考察、15巻で新たに加わった謎を、作中の描写をもとに整理して解説します。

1. メイドインアビスの大きな謎を考察

『メイドインアビス』は、巨大な縦穴アビスに挑む少女リコとロボットの少年レグの冒険を描いた、つくしあきひとさんの漫画です。深く潜るほど重くなる呪いや謎の多い世界観が読者を引きつけ、2026年10月23日には『劇場シリーズ【第一部】メイドインアビス 目覚める神秘』の公開が決まりました。

ここでは、アビスの正体や呪いの仕組みをはじめ、最新15巻の時点でも答えが出ていない大きな謎を、4つに分けて考察します。原作15巻までのネタバレを含むため、未読の場合はご注意ください。

1-1. ライザは現在どうなっている?

ライザは、奈落の底のどこかで今も生きている可能性があります。

ライザはリコの母で、殲滅卿と呼ばれる白笛の探窟家です。10年前に絶界行(ラストダイブ)へ出て以来、消息は分かっていません。地上には、ライザの白笛と「アビスの底で待つ」と書かれた封書が届きました。

生存説の根拠になるのが、下へ行くほど地上との時間の流れがずれるというアビスの性質です。地上で10年がたっていても、深層にいるライザにとってはずっと短い時間だった可能性があります。レグが深界四層でライザと食事をした記憶を思い出す場面も、2人の接点を示す手がかりの1つです。ただし、ライザの生死は作中でまだはっきり描かれていません。

1-2. 2000年周期では何が起こる?

2000年の節目に起こるのは、人間の大量死につながる何らかの現象が起きるのではないかとみられます。深界一層の埋葬塔では、祈る姿勢のまま白骨化したお祈りガイコツが、2000年ごとの地層から出土しています。アビスが発見されてからの年月を考えると、次の節目が近いとする読み方も成り立つでしょう。

手がかりになるのが、スラージョの「不出来だけが目を背けられ 不出来だけが息を継げる」というセリフです。不出来を完全な人間ではない存在と読むと、2000年の呪いの対象は人間だけとなります。成れ果てのナナチ、機械の体を持つレグ、死産から動き出したリコが無事でいられるのは、3人とも人間ではない要素を持つためと読めます。節目がいつ訪れるのかは、作中でまだ明言されていません。

1-3. 記憶を失う前のレグは何者だった?

レグの体は機械ですが、中にある魂は人間のものだと考えられます。レグは、リコがアビスで拾った少年の姿をしたロボットで、出会った時点で記憶を失っていました。火葬砲などの強力な機能を備える一方、食事や睡眠をとり、裸を見られると恥ずかしがる人間らしさも残っています。記憶を失っても人間の暮らし方を覚えている点から、人間の魂が機械の体に入ったと考えると説明がつきます。

深界六層では、ファプタがレグを知る様子を見せました。レグは記憶を失う前にも、アビスの深層を訪れていたとみられます。レグの魂が誰のものなのかは、今後の大きな謎です。

1-4. リコは結局何者なの?

リコは、死産で生まれたあと遺物の力で動き出した、特別な魂を持つ子どもだと読み取れます。オーゼンは、アビスの深層で生まれたリコをライザと一緒に地上へ運んだ人物です。オーゼンが明かした真実によると、リコは死産でした。リコが入れられていた呪い除けの籠は、呪いを防ぐ道具だと思われていました。しかしオーゼンは、この籠が中の死体を動かす遺物だと明かしています。籠から出されたリコは、アビスの中心へ向かって這っていったと語られています。

ファプタもリコの魂を変だと感じ、どこから来たのかと問いかけました。リコの魂の出どころは明かされておらず、アビスの深部との関係が注目されます。

2. アニメ2期『メイドインアビス 烈日の黄金郷』の考察

2022年に放送されたテレビシリーズ第2期『メイドインアビス 烈日の黄金郷』は、深界六層の成れ果て村が舞台です。ワズキャンの感覚で約150年前に村を作った決死隊ガンジャの過去と、リコたちの現在が交互に描かれ、複雑な話になっています。以下では、物語の中心となる3人の行動や設定を考察します。

2-1. イルミューイの願いはなぜ成れ果て村を生んだ?

成れ果て村は、子どもがほしいというイルミューイの願いを起点に生まれたと考えられます。イルミューイは、子どもを産めない体を理由に部族から捨てられた先住民の少女です。願いを叶える遺物、「欲望の揺籃」の力によって、子どもを産めるようになりました。

しかし生まれた子はすぐに息絶え、長く生きられませんでした。一方、ガンジャ隊は「水もどき」による病で次々と倒れ、壊滅寸前に陥っていました。イルミューイの子どもを食べると症状が回復したため、ワズキャンはその子を調理して隊員に食べさせます。

わが子を失ったイルミューイは姿を大きく変え、住人を抱え込む村そのものになりました。ヒトの子が村で最も価値の高いものとされる決まりも、奪われた赤子とつながっているのかもしれません。

2-2. ワズキャンは結局何がしたかったのか?

ワズキャンの目的は、成れ果て村を足がかりに、アビスの冒険を先へ続けることだったと考えられます。ワズキャンは決死隊ガンジャのリーダーで、神がかりの予言者と呼ばれていました。隊が全滅の危機に陥った際、イルミューイが産んだ子を食料にする道を選んだのもワズキャンです。

村に抱え込まれた住人は、そのままでは冒険を先へ進められません。ワズキャンは訪れたリコに揺籃を使わせて新しい村を生み、旅の続きへ出ようとしていたとも読めます。非情な判断の根底には、止められない冒険への憧れが見て取れます。

2-3. ファプタはなぜ成れ果て村に入れない?

ファプタが村に入れないのは、村そのものになった母イルミューイが、自分を滅ぼしうるファプタを締め出しているためと考えられます。ファプタは、イルミューイが3つの揺籃の力で産んだ最後の子どもで、価値の化身と呼ばれます。母を冒涜し続けた村を滅ぼすことが、ファプタの生きる理由でした。

イルミューイには娘に滅ぼしてほしい思いがあった一方で、村として生き延びようとする本能も働いたと読めます。村に抱え込まれた住人と違い、ファプタが村に縛られず動ける点も関係しているのかもしれません。村を守る仕組みと村を終わらせる役目が、同じ母から生まれている点に注目すると理解が深まります。

3. 最新の15巻で新たに加わった謎は?

最新15巻は、電子書籍が2026年8月17日、紙書籍が8月26日に発売され、第72話から第74話を収録しています。クラヴァリの亡骸からリコが持ち出した遺物、回想器(ミサグラファ)に残された記録が、物語に新たな謎を加えました。ここでは、主な謎を2つ解説します。

3-1. 「巫女」と呪詛船団の謎

15巻では、テパステへ宛てた記録を通じて、巫女と呪詛船団の本当の狙いをめぐる謎が深まりました。巫女は以前から、リコたちが巫女の一味と疑われる場面があるなど、呪詛船団が警戒する存在として描かれてきました。15巻の回想器には、クラヴァリからテパステへのメッセージが残されています。記録を見たリコは、レグの近くに落ちていた石と同じ形のものが呪詛船団の目的だと気付きます。巫女の正体や、呪詛船団が石を狙う理由はまだ明かされていません。

3-2. スラージョが消滅させた探窟家たちの謎

15巻では、探窟家狩りと、殺された探窟家の存在そのものが消されるという謎が描かれました。回想器の記録には、神秘に殺されると「いなかった」ことにされるという警告が残されていました。存在ごと消された探窟家は、記録にも残りにくいと考えられます。探窟家狩りの被害がどれほど広がっているのかは、作中でもつかみにくい状況です。考察では、この力とスラージョとの関係に注目が集まっています。どのような仕組みで存在が消されるのか、スラージョとどう結び付くのかは、今後の展開で明かされると期待されます。

まとめ

『メイドインアビス』では、ライザの生死や2000年周期、レグとリコの正体など、物語の根幹に関わる謎がまだ明かされていません。アニメ2期で描かれた成れ果て村の成り立ちも、イルミューイ・ワズキャン・ファプタそれぞれの思いを踏まえると、より深く理解できます。

最新15巻では、呪詛船団の狙いや存在を消される探窟家など、新たな謎も加わりました。作中の描写を手がかりに、今後の展開を自分なりに考察しながら物語を楽しんでみましょう。

※当記事は2026年9月時点の情報をもとに作成しています

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