毎年8月下旬に放送される「24時間テレビ」では、目玉として放送序盤からクライマックスまで放送されるチャリティーマラソン企画があります。これまでに24時間テレビを見て、懸命に走り抜くランナーの姿に感動した方も多いのではないでしょうか。
当記事では、24時間テレビでチャリティーマラソンに参加した歴代ランナーを紹介します。2025年のランナーを知りたい方も必見です!
1.24時間テレビの歴代マラソンランナーを一覧で紹介
引用:X「@24hourTV」
日本テレビ系「24時間テレビ 愛は地球を救う」は、第1回が1978年に放送されて以来、毎年夏に放送される長寿番組の1つです。1992年の第15回からマラソン企画が始まり、毎年選ばれた芸能人がチャリティーランナーとして街を走っています。
下記は、24時間テレビのマラソン企画に参加してきた歴代ランナーの一覧です。
第15回 | 1992年 | 間寛平 | 153km |
第16回 | 1993年 | 間寛平 | 200km |
第17回 | 1994年 | ダチョウ倶楽部(肥後克広、寺⾨ジモン、上島⻯兵) | 100km |
第18回 | 1995年 | 間寛平 | 600km(7日間) |
第19回 | 1996年 | ⾚井英和 | 100km |
第20回 | 1997年 | ⼭⼝達也(TOKIO) | 100km |
第21回 | 1998年 | 森⽥剛(V6) | 100km |
第22回 | 1999年 | にしきのあきら | 110km |
第23回 | 2000年 | トミーズ雅 | 150km |
第24回 | 2001年 | 研ナオコ | 85km |
第25回 | 2002年 | ⻄村知美 | 100km |
第26回 | 2003年 | ⼭⽥花⼦ | 110km |
第27回 | 2004年 | 杉⽥かおる | 100km |
第28回 | 2005年 | 丸⼭和也 | 100km |
第29回 | 2006年 | アンガールズ(⽥中卓志、⼭根良顕) | 100km |
第30回 | 2007年 | 萩本欽⼀ | 70km |
第31回 | 2008年 | エド・はるみ | 113km |
第32回 | 2009年 | イモトアヤコ | 126.585km |
第33回 | 2010年 | はるな愛 | 85km |
第34回 | 2011年 | 徳光和夫 | 63.2km |
第35回 | 2012年 | 佐々木健介・北斗晶ファミリー | 120km |
第36回 | 2013年 | 大島美幸 | 88km |
第37回 | 2014年 | 城島茂 | 101km |
第38回 | 2015年 | DAIGO | 100km |
第39回 | 2016年 | 林家たい平 | 100.5km |
第40回 | 2017年 | ブルゾンちえみ | 90km |
第41回 | 2018年 | みやぞん | 161.95km |
第42回 | 2019年 | 近藤春菜 よしこ 水卜麻美 いとうあさこ | 32.195km 32.195km 42.195km 42.195km |
第43回 | 2020年 | 高橋尚子 土屋太鳳 吉田沙保里 陣内貴美子 松本薫 野口みずき | 116km 30km 25km 10km 15km 40km |
第44回 | 2021年 | 岸優太 水谷隼 荒川静香 川井梨紗子、川井友香子 五郎丸歩 田中理恵 長谷川穂積 丸山桂里奈 林咲希 城島茂 | 合計100km |
第45回 | 2022年 | 兼近大樹 | 100km |
第46回 | 2023年 | ヒロミ | 102.3km |
第47回 | 2024年 | やす子 | 81km |
第48回 | 2025年 | 横山裕 | – |
1-1.2025年のランナーは「横山裕」
#24時間テレビ
— 24時間テレビ【公式】【日本テレビ】 (@24hourTV)July 31, 2025
8月30日(土)・8月31日(日)放送
//#チャリティーマラソン💨
ランナー発表🥳
\\
今年ランナーを務めるのは#SUPER_EIGHT#横山裕さん ‼️
ご本人に
コメントをもらいました💬🙌
横山さんが予想する
SUPER EIGHTの皆さんの反応は⁉️
そして
マラソン後一番に会いたい人とは👀pic.twitter.com/mJn7oOgRQo
2025年8月30日・31日放送の「24時間テレビ48」のチャリティーランナーは、SUPER EIGHTの横山裕さんに決定しました。発表は7月31日の「ヒルナンデス!」生放送内で行われ、長年木曜レギュラーを務める横山さんが南原清隆さんに直接報告する様子も放送されました。
横山さんは幼少期に家庭の事情で困難を経験し、支援を必要とする子どもたちへの思いから出場を決意。日頃からジムでのランニングを続け、練習では高い走力を発揮しています。「自分の走りが少しでも子どもたちの力になれば」と語り、完走と支援の両面で強い意欲を見せています。
なお、横山さんの思いを受け、番組では「マラソン子ども支援募金」が開設されます。寄付は公式サイトや放送中のQRコードから可能で、全額が支援を必要とする子どもたちのために活用される予定です。
2.24時間テレビの歴代注目マラソンランナーを紹介
夏になると「今年の24時間テレビのマラソンランナーは誰だろう」と楽しみに待っている方もいるのではないでしょうか。以下では、24時間テレビの歴代ランナーで印象に残るランナーを13組紹介します。
2-1.間寛平(1992年・1993年・1995年)
今日誕生日を迎えた方おめでとうございます、ハッピーバースデー🎉✨。今日は高知放送で広報番組の収録がありました、久しぶり高知に帰りました、何もかも美味しかったです、後ろには高知城が、ウヒハ。pic.twitter.com/O3RX4P9Cro
— kanpei (@kanpeitter)May 21, 2024
間寛平さんは、1992年に始まったチャリティーマラソン企画の記念すべき初代ランナーです。1992年、1993年、1995年と歴代で一番多く走っており、「24時間テレビのマラソンランナーと言えば寛平さん」という方も少なくありません。
1995年のマラソンでは阪神・淡路大震災に被災した寛平さん自身が、復興を願って神戸市内から日本武道館まで7日間・約600kmを走り、多くの方に大きな感動を与えました。
2-2.萩本欽一(2007年)
欽ちゃんです。
— 欽ちゃんSTAFF (@kinchan_staff)February 26, 2024
今晩は。
今週のYouTubeはお休みです。
来週配信するために、舞台に立って、新しい挑戦を撮ってきます。
皆んな、待っててくれるかな。#欽ちゃんからメッセージ#萩本欽一#帯欽#欽ちゃん80歳のぼちぼち#3月4日予告#土屋敏男#鶴間政行pic.twitter.com/GPyMEtIXIT
「鉄ちゃん」の愛称で親しまれる萩本欽一さんは、第1回24時間テレビが放送された1978年から1981年まで司会を務めていたランナーです。2011年のランナーである徳光和夫さんが走るまでは、歴代最高齢の66歳での挑戦でした。
番組放送中には惜しくもゴールできなかったものの、猛暑の中で足の痛みに苦しめられながらもゴールを目指し、約70kmを完走。沿道のファンに優しく接しながら走る姿は、萩本さんの温かく優しい人柄が現れていました。
2-3.イモトアヤコ(2009年)
日本テレビ系「世界の果てまでイッテQ!」にて珍獣ハンターとして過酷な海外ロケをすることで有名な芸人のイモトアヤコさんは、女性で最長距離となる126.585kmを完走したランナーです。126.585kmはフルマラソン3本分の距離になります。
日本武道館へは21時12分到着と番組放送時間外になりました。しかし、普段から何事にも全力で人一倍頑張り、マラソンでも諦めず前に進むイモトさんの姿に多くの方が胸を打たれました。
2-4.徳光和夫(2011年)
#とくモリ#ニッポン放送
— 徳光和夫とくモリ歌謡サタデー (@toku1242)May 17, 2024
先週のヴィクトリアマイル、3連単を的中させた徳さん!
100円が 91万6,640円 に💰
生放送のエンディングで徳さんが抽選で選びます🎯pic.twitter.com/9VOHuwTT6z
徳光和夫さんは、2011年8月時点で歴代最高齢の70歳でマラソンに挑戦したランナーです。2001年に心筋梗塞を発症し、本人も挑戦に対する不安をもらしていましたが、7月には神奈川県内で2泊3日の合宿を行うなど入念な準備が行われました。
当日は約63.2kmを放送内で見事完走し、日本武道館では大きな拍手が巻き起こりました。徳光さんは後日ラジオで「事前にしっかり練習したので早くに東京に入ってしまって、少し待って武道館もぐるっと大回りした」と発言しています。
2-5.佐々木健介・北斗晶ファミリー(2012年)
2012年にランナーを務めたのは元プロレスラーの佐々木健介さんと北斗晶さん、そして2人の息子の健之介くんと誠之介くんです。当時9歳だった誠之介くんは、今でも歴代最年少ランナーです。
2012年のマラソンは番組初のリレー形式で実施され、4人で120kmを番組時間内に完走しました。最終走者の北斗さんをほかの家族が迎えて家族全員でゴールしたシーンでは、深い家族の愛と絆に感動した方も多いでしょう。
2-6.城島茂(2014年・2021年)
株TOKIO×ヴィレッジヴァンガード新商品制作中😄
— 株式会社TOKIO (@tokioinc_2021)January 31, 2024
またまたコラボしちゃいます!
3人それぞれ、自分が作りたい商品を考えました👏
どんな商品なのか?詳細や、販売期間など追って発表しますので、お楽しみに✨#ヴィレヴァン#一緒に春を迎えましょうpic.twitter.com/vowUu5JF8b
城島さんは、TOKIOのメンバーでは1997年の山口達也さんに次いで2人目に挑戦したランナーです。2014年のときは43歳、2021年には50歳でほかのメンバーとともにリレーマラソンに挑戦しました。
2014年の挑戦では練習時から足を痛めていましたが、本番ではメンバーの山口さんの走行距離を1km超えて101kmで完走。年齢を重ねても頑張る姿、努力を続ける姿を視聴者に印象付けました。
2-7.DAIGO(2015年)
DAIGOさんは、2015年の番組テーマ「つなぐ ~時を超えて笑顔を~」にちなんで、日本に住む450人が総距離7,606kmをたすきリレーした2本のたすきを肩にかけて走りました。走行距離発表前、DAIGOさんは「ロックミュージシャンだから69(ロック)kmかな」と考えていましたが、伝えられた距離は100kmでした。
見事番組時間内に走りきり、ゴール直後には「HM!走りました!(H:走り、M:ました」とお得意のDAI語を披露。マラソン完走直後に奥さんである女優の北川景子さんにプロポーズした話もあって、DAIGOさんのチャリティーマラソンは多くの方の記憶に残っています。
2-8.ブルゾンちえみ(2017年)
24時間テレビのマラソンランナーは5月ごろに発表されるのが通常です。しかし、2017年は番組放送当日に発表され、選ばれたのがブルゾンちえみさん(現在は藤原史織さんとして活動)でした。
もともと陸上部出身のブルゾンちえみさんは、当日発表されたにもかかわらず終始力強い走りで番組終了直前に90kmを完走。ゴール時、たくさんの汗と涙を流しながらも落ちていないメイクも話題になりました。
2-9.みやぞん(2018年)
2018年にランナーを務めたみやぞんさんは、マラソン100kmに加えてスイム(水泳)1.55km、バイク60kmと24時間テレビ史上最も過酷なトライアスロン形式で挑戦しました。
当日の東京は40℃に迫る猛暑で、アスファルトの熱による足の裏の痛みに耐えながらも、終始笑顔で一生懸命ゴールを目指す姿が印象的でした。強い日差しに体力を奪われ一時的にペースダウンもしましたが、番組終了直前に完走し視聴者に驚きと感動を与えました。
2-10.近藤春菜×よしこ×水卜麻美×いとうあさこ(2019年)
【24時間テレビ42】速報 24時間駅伝 水卜麻美(日本テレビアナウンサー)(14時30分 更新)
— 24時間テレビ【公式】【日本テレビ】 (@24hourTV)August 25, 2019
■水卜アナ コメント
本当にたくさんの人が応援してくれて、応援してくれている人の顔を近くで見られたのが本当に嬉しかったです。
📺水卜アナコメント全文はこちら➡https://t.co/yBaq8ib9vk#24時間テレビ42pic.twitter.com/45RHVX7Oaj
2019年は日テレの人気番組「スッキリ」から、近藤春菜さん、よしこさん、水卜麻美さん、いとうあさこさんが選ばれ、4人でたすきを繋ぐ駅伝方式でマラソンが実施されました。水卜アナは一番暑い時間帯を担当したものの、沿道からの声援に笑顔で応え続け、42.195kmを完走。
最終走者となるいとうあさこさんは番組放送時間内に完走はできませんでしたが、4人で合計148.78kmを走り抜き、最後は4人で手を繋いでゴールをしました。近藤さんと水卜アナは翌日「スッキリ」の生放送にも出演し、視聴者を驚かせました。
2-11.チームQ(2020年)
2020年の「24時間テレビ43」では、新型コロナの影響で恒例の公道マラソンが中止され、私有地の1周5kmコースで新企画「募金ラン」が行われました。高橋尚子さんの発案によるもので、1周ごとに10万円を寄付する形式です。
「チームQ」である高橋尚子さん、土屋太鳳さん、吉田沙保里さん、陣内貴美子さん、松本薫さん、野口みずきさんは、リレー形式で目標110kmを超える120kmを走破し、高橋さんは単独で100kmを超えて挑戦を続けました。2日間の総走行距離は236km、募金額は470万円に到達。フィニッシュでは全員が笑顔で達成感を分かち合い、高橋さんも仲間の走りから元気をもらったと語りました。
2-12.ヒロミ(2023年)
🏁🏃🏻♂️- – – – – – – – – – – 🎉
— 24時間テレビ【公式】【日本テレビ】 (@24hourTV)August 27, 2023
#ヒロミさん
両国・国技館ステージへ
102.3km完走しました🎊
🌸- – – – – – – – – – – – – 🏁🏃🏻
/
"おじさん代表"として
まだまだいけまっせ💪
ということを自分でも証明したい‼️
\
と語っていたヒロミさん✨
感動の走りをありがとうございました👏…pic.twitter.com/gSwlaHmu3n
2023年の「24時間テレビ46」では、タレントのヒロミさんがおじさん代表として102.3kmのチャリティーマラソンに挑戦しました。年齢を超えて挑む姿勢は大きな話題を呼び、近年の単独長距離ランナーの象徴的存在に。
26日夜にスタートし、沿道やテレビ前からの声援に応えながら前進。94.5km地点では妻・松本伊代さんと息子2人がサプライズで駆けつけ、涙と笑顔で支えました。27日夜、宣言通り放送時間ギリギリにゴールを果たし、「5、60代も元気でいいですね!」と達成感をにじませ感謝の言葉を述べました。
2-13.やす子(2024年)
#24時間テレビ
— やす子 (@yasuko_sma)September 1, 2024
ありがとうございました😆
たっくさんの皆さんのサポートによって無事に完走することができました‼️
皆様ありがとうございました☺️
終わってみると楽しかったです‼️#やす子前進pic.twitter.com/4viRbkGZCF
2024年の「24時間テレビ47」では、お笑い芸人のやす子さんが「全国の児童養護施設に募金マラソン」に挑戦しました。今回は33年目にして初めて、目的別募金として「マラソン児童養護施設募金」を開設。やす子さんは全国600ヶ所以上の児童養護施設支援のために走りました。
8月31日夜にスタートし、台風10号の影響で初日は日産スタジアム周回コースに変更。2日目は両国国技館を目指し、残り600mでYOSHIKIさんが「紅」を生演奏しました。土砂降りの中、仲間とともにゴールテープを切り、募金額は4億3801万4800円に達しました。やす子さんは涙ながらに「走れてよかったな~」と感謝を伝えました。
まとめ
24時間テレビのチャリティーマラソンは1992年から続いており、2025年で48回を迎えます。年によって走る距離や挑戦内容は異なりますが、どのランナーもひたむきにゴールを目指し一生懸命前に進み続ける姿が多くの方に感動を与えています。
2025年のランナーは、横山裕さんに決定しました。日頃からジムでランニングを続けており、練習でも高い走力を発揮しています。「自分の走りが少しでも子どもたちの力になれば」と語り、完走と寄付活動の両面に強い意欲を見せています。感動の瞬間をぜひリアルタイムで見届けてください。
※当記事は2025年8月時点の情報をもとに作成しています