推しのアーティストやアイドルのライブイベントが札幌ドームで開催されると聞いて、「一度は行ってみたい」と思う一方で、観客席からの見え方や混雑、アクセスに不安を感じる方もいるでしょう。札幌ドーム(大和ハウスプレミストドーム)は全国有数の大規模ドームであり、座席の位置によってステージの見え方や臨場感に大きな差が生じます。
当記事では、札幌ドームのキャパシティや各座席からの見え方、アクセス手段、札幌ドーム周辺の混雑を回避するポイントについて詳しく解説します。ライブやイベントをより快適に楽しむための準備にぜひお役立てください。
1. 札幌ドーム(大和ハウスプレミストドーム)のキャパは何人?
おはようございます☀
— 大和ハウス プレミストドーム【公式】 (@sapporodome_pr) March 10, 2025
週明け月曜日の大和ハウス プレミストドームです!
太陽と展望台がいい感じの位置関係だったので写真を撮りました📷
✨今日のプレミストドーム✨https://t.co/dwqCIl2m6c
本日はナイトラン開催日です🏃
今週もがんばりましょう♪#大和ハウス_プレミストドーム… pic.twitter.com/9Dfoy6qn8M
札幌ドーム(大和ハウスプレミストドーム)のキャパは、固定客席数が41,566席、最大収容人数が53,820人です。野球開催時は42,072人、サッカー開催時は42,065人を収容できます。
札幌ドームは2001年に開業し、都市部にありながら北海道らしい自然に囲まれた丘陵地帯に位置し、北海道最大級かつ日本最北の全天候型ドームとして知られています。広大な屋内空間を生かし、野球場やサッカー場として利用できるほか、5万人超の大規模なコンサートや、インパクトのある展示会・セレモニーなど、多彩なイベントが開催されています。
また、「北海道コンサドーレ札幌」のホームスタジアムでもあり、世界大会規模のスポーツイベントにも対応できる会場です。2022年までは北海道日本ハムファイターズの本拠地として使用されており、プロ野球の公式戦も開催されていましたが、2023年からはエスコンフィールド北海道に移転しています。
1-1. 5大ドームのキャパの比較
日本には5大ドームと呼ばれる大規模なドーム型スタジアムがあり、それぞれがスポーツやコンサート、イベント、ライブ会場として活用されています。中でも札幌ドームの最大収容人数は53,820人で、東京ドームや京セラドーム大阪の55,000人に次ぐ規模を誇ります。全国で3番目の大きさにあたり、北海道内では圧倒的な収容力を持ちます。
会場名 | 最大収容人数 |
---|---|
東京ドーム | 55,000人 |
京セラドーム大阪 | 55,000人 |
札幌ドーム | 53,820人 |
バンテリンドーム ナゴヤ | 50,619人 |
福岡PayPayドーム | 40,000人 |
出典:大和ハウス プレミストドーム「大和ハウス プレミストドームとは」
バンテリンドーム ナゴヤの50,619人、福岡PayPayドームの40,000人と比較しても、札幌ドームの規模の大きさが分かります。札幌ドームは広大なキャパがあるため、アーティストのライブや全国ツアーでも重要な拠点の1つとなっており、遠方から訪れるファンも少なくありません。ライブやイベントの迫力を存分に味わえる会場として、多くの人々に親しまれています。
2. 札幌ドームのライブに参加するときの各座席からの見え方
全開エールにお越しいただいた皆さま、ご来場誠にありがとうございました。
— 大和ハウス プレミストドーム【公式】 (@sapporodome_pr) November 19, 2023
素晴らしいパフォーマンスが会場全体に響き渡りました。皆さまの心にエールは届きましたか?
そして出演者の皆さま、最高の演奏をありがとうございました!#札幌ドーム #全開エール #吹奏楽 #マーチングバンド #ダンプレ pic.twitter.com/Q932Bqj4J7
札幌ドームでは、座席の位置によってステージの見え方が異なります。ここでは、アリーナ席とスタンド席に分けて、それぞれの特徴や見え方の違いを解説します。
2-1. アリーナ席
札幌ドームのアリーナ席は、ステージにもっとも近い位置に設けられる平面フロアの座席で、多くの来場者に人気があります。ただし、完全なフラット構造で段差がないため、座席の場所によって見え方には差があります。
前方は出演者との距離が非常に近く、表情や動きまで細かく見える座席です。中央付近ではステージ全体の構成や演出が見渡しやすく、全体を楽しみたい方に適しています。一方で、後方になると、前列の人の頭や応援グッズが視界を遮ることがあり、特に身長が低い方には見えづらいと感じられるかもしれません。そのため、双眼鏡などの補助アイテムを持参するとよいでしょう。
また、ステージ構成によってはセンターステージや外周を活用する演出もあり、後方席でも出演者が近くに来る可能性があります。アリーナ席は魅力的に思える一方で、場所によって見え方が異なるため、事前にステージ構成や座席表を確認すると安心です。
2-2. スタンド席
スタンド席は段差がある構造のため、アリーナ席よりも視界が安定しやすく、ステージ全体を見渡せる点が特徴です。下段前方では、ステージとの距離が比較的近く、出演者の動きや全体演出のバランスがよく見える座席として高く評価されています。上段では、ステージからの距離はあるものの、照明演出や舞台全体の構成を俯瞰で楽しめます。サイド席(横ステージ付近)では、出演者の横顔が主に見える位置になりますが、距離が近い場合もあり、演出によっては見応えのあるエリアです。
なお、スタンド上段の一部座席からはステージが非常に遠く見える場合もあり、人物の動きや表情が視認しにくいとの声もあります。出演者の表情をきちんと見たいときは、双眼鏡を持参するとよいでしょう。また、札幌ドームの一部スタンド席は柱や通路が近く、視界が遮られたり、人の出入りが多く集中しづらかったりする場合もあります。そのため、スタンド席はステージ全体の演出や会場の一体感を楽しむ席と捉えておくと、より充実した時間を過ごせるでしょう。
3. 札幌ドームへのアクセス方法
札幌ドームの最寄り駅は、地下鉄東豊線の福住駅です。ここでは、電車やバス、自家用車・タクシーを利用したアクセス方法と、それぞれの移動手段の特徴や所要時間について解説します。
3-1. 札幌駅から電車移動する
札幌駅から札幌ドームへ向かう場合は、地下鉄東豊線の利用が便利です。地下鉄東豊線「さっぽろ駅」から乗車し、終点の「福住駅」で降ります。所要時間は約13分です。
福住駅に着いたら、3番出口を出て徒歩約10分で札幌ドームに到着です。乗り換えが不要なため、迷いにくくスムーズに移動できるのがメリットです。イベント当日は混雑が予想されるため、時間に余裕を持った行動を心がけましょう。
3-2. 路線バスで移動する
札幌ドームへ路線バスで向かう場合、バスは近隣の停留所に停車し、SAPICA・Kitaca・SuicaなどのICカード乗車券も利用できます。札幌駅前からは「月寒本線[74][80]」が運行しており、バス停はさっぽろ東急百貨店の南側にあります。所要時間は約32分です。
真駒内駅からは「真105」「真104」系統で約22分、平岸駅からは「平50」で約25分です。南郷18丁目駅や大谷地駅からも「真105」系統で、それぞれ約10~16分でアクセスできます。また、千歳駅からはJR千歳線の利用も可能で、所要時間は62~73分程度です。バスは各路線とも日中は30~60分間隔で運行しているため、時刻表をあらかじめ確認しましょう。
3-3. 自家用車もしくはタクシーを利用する
入退場は羊ケ丘通沿いが基本ルートで、どちらの方向からでも出入りできます。高速道路を利用する場合、小樽・旭川方面からは道央自動車道「大谷地IC」で下車して羊ケ丘通へ進むルート、千歳・函館方面からは「北広島IC」経由でのアクセスが便利です。
なお、大規模イベント開催時は前売駐車券の事前購入が必須となる場合があります。当日は駐車券のない車両は入場できません。駐車券はローソンチケットやセブンチケット、チケットぴあなどで事前に購入が可能です。満車になり次第、販売終了となるため、早めに準備しましょう。なお、前売駐車券が不要なイベント時は、当日現金払いで駐車場を利用することが可能です。タクシーを使う際も、渋滞や混雑を避けるために早めの移動を心がけましょう。
4. 札幌ドームから帰るときの混雑回避のコツ
おはようございます☀
— 大和ハウス プレミストドーム【公式】 (@sapporodome_pr) February 20, 2025
今日は天気が良いですが放射冷却の影響なのか、なまらしばれていて、家のじょっぴんかる時も手が震えてわやでした。
車のハンドルもしゃっこかったので、手袋はきました🧤
こんな日は温かいご飯が食べらさりますよね🍚
今日も体調に気を付けて頑張りましょう♪… pic.twitter.com/dLK8VlHON2
札幌ドームでのライブ終了後は、福住駅の北ゲート側が混雑しやすく、移動に時間がかかる恐れがあります。終演後の混雑を避けたい場合は、南ゲート側の「福住口」から出て、1番出口を目指すルートがおすすめです。遠回りにはなるものの、人の流れが少なく、立ち止まらずに改札まで進める可能性があります。
また、徒歩で40分以上かかりますが、地下鉄東西線の「南郷13丁目駅」「南郷18丁目駅」まで歩いて移動する方法もあります。悪天候でない日なら、混雑した道で立ち止まるよりも、歩いて進めることで快適に感じられるかもしれません。
タクシーの利用を検討している場合は、ドーム周辺では2~3時間待ちになることもあるため、少し離れた場所で予約するのが得策です。
まとめ
札幌ドームは、最大53,820人を収容できる日本有数の大規模ドームで、ライブやスポーツイベントが数多く開催されています。座席によってステージの見え方が異なるため、座席位置ごとの特徴をあらかじめ把握することで、札幌ドーム公演をより快適に楽しめます。
アクセス手段も充実しており、地下鉄やバス、自家用車で来場が可能です。ただし、イベント終了後は混雑が予想されるため、帰路を事前に考えておく必要があります。推しとの大切な時間を存分に楽しめるよう、しっかり準備を整えて出かけましょう。
※当記事は2025年7月時点の情報をもとに作成しています