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新世紀エヴァンゲリオンの使徒一覧|各使徒の特徴や強さを解説

新世紀エヴァンゲリオンの使徒一覧|各使徒の特徴や強さを解説

新世紀エヴァンゲリオンは、1995年に放送されたテレビアニメであり、ロボットアニメの枠を超えた哲学的・心理的描写によって、今なお高い評価を受け続ける作品です。物語の中心となるのは、人類と正体不明の生命体「使徒」との戦いです。

使徒は、圧倒的な力や異形の姿だけでなく、精神への干渉や侵食といった多様な能力を持ち、物語の進行とともにその意味合いを大きく変化させました。当記事では、テレビ版を中心に第1使徒から第16使徒までを一覧で整理し、それぞれの特徴や強さ、物語上の役割をネタバレに配慮しながら分かりやすく解説します。

1. 新世紀エヴァンゲリオンの使徒一覧

使徒とは、「本来は地球で繁殖するはずだった生命体」です。ファースト・インパクトを経て長く活動を停止していましたが、セカンド・インパクトをきっかけに再び姿を現します。強力なATフィールドと「生命の実」を持ち、通常兵器では対抗できない存在です。

ここではテレビ版を中心に、第1使徒から第16使徒までを一覧で紹介します。なお、物語の核心に触れる第17使徒と第18使徒については、ネタバレ配慮のため解説を省いています。

1-1. 第1使徒:アダム

第1使徒アダムは、使徒の始まりに位置づけられる存在で、地球最初の生命体とされています。南極で発見され、セカンド・インパクトを引き起こしたことで物語の根幹に関わる計画の発端として描かれました。

「生命の実」を持ち、圧倒的な生命力と力を備えている点が特徴です。多くの使徒がアダムとの接触・融合を目的として行動し、エヴァンゲリオンの多くもアダムをもとに建造されています。

1-2. 第2使徒:リリス

第2使徒リリスは、人類の源とされる存在で、「知恵の実」を持つ点が特徴です。NERV本部の地下深くに安置され、アダム系の使徒との接触を避けるため厳重に守られています。

エヴァンゲリオン初号機はリリスをもとに建造され、魂は綾波レイと深く関係しています。その存在が明らかになることで、新世紀エヴァンゲリオンの物語はより神話的で重層的な展開を見せていきます。

1-3. 第3使徒:サキエル

第3使徒サキエルは、セカンド・インパクト後に初めて姿を現した使徒で、物語の幕開けを象徴する存在です。高い戦闘能力と強力なATフィールドを備え、人類側の戦力を容易に追い詰める力を持っています。

サキエルは、碇シンジが初めてエヴァンゲリオン初号機に搭乗して対峙した相手です。その激しい攻防は、新世紀エヴァンゲリオンの世界観や緊張感を強く印象づけました。

1-4. 第4使徒:シャムシェル

第4使徒シャムシェルは、人型とは大きく異なるイカのような不気味かつ美しい姿が特徴の使徒です。長い触手状の器官を自在に操り、高い機動力と近接戦闘能力で相手を追い詰めます。

ATフィールドによる防御力も高く、精神的にも未熟な碇シンジを極限まで追い込んだ存在として、新世紀エヴァンゲリオン序盤の緊張感を象徴する使徒と言えるでしょう。

1-5. 第5使徒:ラミエル

第5使徒ラミエルは、青く輝く正八面体の姿を持つ使徒で、その無機質かつ完成度の高い造形から根強い人気を誇ります。

強力なATフィールドによる鉄壁の防御と、長射程・高威力の荷電粒子砲を併せ持ち、近づくものを一切寄せ付けません。また、自身の下部からドリル状の器官を伸ばし、地中を掘削する能力も備えています。アニメではこのドリル状の器官によってNERV本部へ侵入し、最深部(ターミナルドグマ)まで到達する動きを取っていました。

1-6. 第6使徒:ガギエル

第6使徒ガギエルは、深海魚のような外見を持つ水中型の使徒です。海中を自在に泳ぐ高い機動力と強靭な顎を武器に、艦隊やエヴァンゲリオン弐号機に襲いかかります。

聖書において魚を司る天使の名前を持ち、キリスト教的モチーフを反映したデザインも印象的です。水中戦という特殊な状況で描かれる戦闘は、新世紀エヴァンゲリオンの中でも異色の迫力を放っています。

1-7. 第7使徒:イスラフェル

第7使徒イスラフェルは、自己再生能力を備えた厄介な使徒です。分裂によって数を増やす特性を持ち、同時にコアへ対処しなければ脅威が拡大します。

細長い手足となで肩のシルエットが印象的で、能力とデザインの両面から強い存在感を放ちました。協調と同調が鍵となる展開も相まって、新世紀エヴァンゲリオン屈指の人気エピソードを象徴する使徒です。

1-8. 第8使徒:サンダルフォン

第8使徒サンダルフォンは、未成熟な状態で発見された使徒です。浅間山火口のマグマ内部でサナギのような形態をとっており、高温・高圧環境でも活動できる極めて特殊な生命体とされています。

羽化後は姿と性質が大きく変化し、通常の使徒とは異なる戦闘様式を見せました。調査・捕獲という目的から始まる異例の展開や、極限環境下での対応が描かれた点も特徴です。

1-9. 第9使徒:マトリエル

第9使徒マトリエルは、クモのように長い脚と中央の巨大な眼球を持つ異形の使徒です。眼球から分泌される強力な溶解液を武器とし、建造物や地面を侵食しながら侵入を試みます。

停電という混乱下で現れた点も印象的で、不気味さと緊張感を強く残しました。雨を司る天使に由来する名を持ち、攻撃そのものが視覚的に分かりやすく、恐怖を強調する演出となっています。

1-10. 第10使徒:サハクィエル

第10使徒サハクィエルは、宇宙空間から地上へ落下するという、これまでにないスケールで人類を脅かした最大級の使徒です。圧倒的な質量と速度を武器に、自身の身体とATフィールドを「質量爆弾」のように用いる攻撃特性を持ち、甚大な被害が想定されました。

落下のたびに精度を高めていく性質も脅威で、迎撃には極めて高い連携が求められます。

1-11. 第11使徒:イロウル

第11使徒イロウルは、実体を持たない微生物・細菌サイズの集合体という異色の使徒です。ウイルスのように侵入・増殖し、NERVの中枢システムであるMAGIへ直接干渉する能力を持ち、物理戦闘が通用しない点が最大の脅威でした。

環境に適応して高速進化する性質も厄介で、内部から組織を揺さぶる存在として恐怖を与えます。

1-12. 第12使徒:レリエル

第12使徒レリエルは、黒い球体と白い模様を持つ異様な外見で登場しますが、実際の本体は下に広がる影のような使徒です。

攻撃的な行動をほとんど見せず、接近した対象を虚数空間へ取り込む能力を持ち、物理的な戦闘が成立しにくい点が大きな脅威でした。人間との「対話」を試みるかのような振る舞いも印象的です。

1-13. 第13使徒:バルディエル

第13使徒バルディエルは、粘菌やスライムを思わせる侵食型の使徒で、視聴者に強烈な印象を残した存在です。物体に寄生し内部から支配する能力を持ち、エヴァンゲリオン参号機に侵入したことで、その脅威は一気に現実的なものとなりました。

機体の潜在能力を引き出すかのような荒々しい挙動も特徴で、人とエヴァ、使徒の境界を揺さぶる展開が描かれます。

1-14. 第14使徒:ゼルエル

第14使徒ゼルエルは、「力を司る天使」の名を持つ通り、劇中でも最強クラスとされる拒絶型の使徒です。圧倒的な攻撃力と耐久力を兼ね備え、特殊装甲さえ容易に突破するほどの力を発揮しました。

小細工を用いず、純粋な暴力でNERVに正面から侵攻する姿は、これまでの使徒とは一線を画しています。

1-15. 第15使徒:アラエル

第15使徒アラエルは、不死鳥のような姿を持ち、衛星軌道上から地上を見下ろす特異な使徒です。物理的な攻撃は行わず、可視光に似たエネルギーを用いて人間の精神世界へ直接干渉する能力を持ちます。

精神への侵入という異質な攻撃は、従来の戦闘概念を覆す脅威でした。高次の生命体を思わせる存在感は、新世紀エヴァンゲリオン終盤の不穏さを象徴しています。

1-16. 第16使徒:アルミサエル

第16使徒アルミサエルは、光の輪のような姿をした使徒で、近くで見ると二重螺旋構造を持つ存在です。対象に接触して侵食・融合し、精神世界へ直接干渉する能力を備えており、零号機のパイロットである綾波レイの内面にも深く踏み込みました。

人の心と使徒の境界を揺さぶるその性質は、新世紀エヴァンゲリオン終盤における心理描写を象徴する使徒と言えるでしょう。

まとめ

新世紀エヴァンゲリオンに登場する使徒たちは、単なる敵キャラクターではなく、物語や登場人物の心理を映し出す重要な存在として描かれています。序盤は圧倒的な力や異形のデザインによる脅威が強調され、中盤以降は精神干渉や侵食といった内面的な恐怖へと変化していく点が特徴です。

第1使徒アダムや第2使徒リリスのように世界観の根幹を担う存在から、アルミサエルやアラエルのように人の心へ踏み込む使徒まで、その性質は多岐にわたります。使徒一体一体の特徴を知ることで、作品全体に対する考察が深まり、物語をより立体的に理解できるでしょう。

※当記事は2026年1月時点の情報をもとに作成しています

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