エンタメ

ハンター×ハンターの幻影旅団のメンバー一覧|現行メンバーは誰?

ハンター×ハンターの幻影旅団のメンバー一覧|現行メンバーは誰?

『ハンター×ハンター』の中でも圧倒的な存在感を放つ盗賊集団「幻影旅団」。通称「クモ」と呼ばれるこの組織は、各メンバーが一騎当千の実力を誇り、時に残酷で、時に仲間思いという複雑な人間性を見せます。リーダー・クロロ=ルシルフルを筆頭に、フェイタンやマチ、ノブナガなど個性豊かな団員たちが織りなす関係性は、作品の核心を支える重要な要素です。

当記事では、主要メンバーのプロフィールや能力、物語での役割を一覧形式で整理し、幻影旅団という組織の魅力を深掘りします。

1. ハンター×ハンターの幻影旅団メンバー一覧

幻影旅団(ファントムトループ)は、「ハンター×ハンター」に登場する最強クラスの盗賊集団です。各メンバーには0~12までのナンバーが割り振られ、団長クロロ=ルシルフルを中心に行動しています。かつて13人で構成されていましたが、作中の戦闘や裏切りにより死亡・脱退者も多く、現在は欠員のある状態です。

ここでは、2025年時点で幻影旅団として活動している主要メンバーを紹介し、それぞれの特徴や現在の動向について詳しく解説します。

【現在の幻影旅団メンバー】

ナンバー 名前
No.0 クロロ=ルシルフル
No.1 ノブナガ=ハザマ
No.2 フェイタン=ポートオ
No.3 マチ=コマチネ
No.4 カルト=ゾルディック
No.5 フィンクス=マグカブ
No.6 (欠番)
No.7 フランクリン=ボルドー
No.8 シズク=ムラサキ
No.9 (欠番)
No.10 ボノレノフ=ンドンゴ
No.11 イルミ=ゾルディック
No.12 (欠番)

【死亡・脱退した幻影旅団メンバー】

ナンバー 名前
No.4 ヒソカ=モロウ
No.6 シャルナーク=リュウセイ
No.9 パクノダ
No.11 ウボォーギン
No.12 コルトピ=トノフメイル

1-1. クロロ=ルシルフル

クロロ=ルシルフルは、幻影旅団の団長(No.0)であり、特質系能力者です。冷静沈着で頭脳明晰、メンバーからの信頼も厚く、旅団の象徴的存在と言えます。自らの命よりも旅団の存続を優先する強い信念を持ち、仲間思いな一面も垣間見えます。その一方で、目的のためにはどのような手段もいとわない非情さも併せ持つ人物です。

能力は、他者の念能力を奪って自分のものにできる「盗賊の極意(スキルハンター)」。盗んだ能力は具現化した本に記録され、条件を満たすことで自由に使用できます。ヨークシン編のゼノ&シルバ戦でその力を披露し、戦略的かつ多才な戦闘スタイルを見せました。知略と統率力を兼ね備えたクロロは、まさに幻影旅団の頭脳として君臨しています。

1-2. ノブナガ=ハザマ

ノブナガ=ハザマは、幻影旅団の団員No.1で、強化系の念能力者です。常に刀を帯びた居合いの達人で、戦闘ではウボォーギンと並ぶ特攻役として知られています。半径4mの「円」を展開し、その範囲に入った敵を一瞬で斬り伏せる近接戦闘のスペシャリストです。

性格は短気で頑固、時に仲間と衝突することもありますが、旅団への忠誠心と仲間への情は非常に深い人物です。特に親友ウボォーギンを殺されたことを強く恨み、「鎖野郎(クラピカ)」への復讐を誓う場面には、ノブナガの人間味と激しい感情が表れています。その豪胆さと情の厚さから、幻影旅団の中でも最も人間らしいメンバーの1人と言えるでしょう。

1-3. フェイタン=ポートオ

フェイタン=ポートオは、幻影旅団の団員No.2で、変化系能力者です。小柄な体格ながら驚異的な身体能力を誇り、冷酷で残虐な戦闘スタイルが特徴の拷問好きな戦士です。寡黙で何を考えているか分からないタイプですが、戦いとなると高い集中力と残忍さを発揮します。

能力は「許されざる者(ペインパッカー)」というカウンター系の念で、自分が受けた痛みをオーラに変えて敵へ返すという恐るべき仕組みを持ちます。その中でも代表的な技が「太陽に灼かれて(ライジングサン)」で、オーラを灼熱の火球に変えて周囲を焼き尽くす極限の一撃。ザザン戦で初披露され、圧倒的な破壊力を見せつけました。好戦的な性格からフィンクスと行動をともにすることが多く、旅団内でも一目置かれる実力者です。

1-4. マチ=コマチネ

マチ=コマチネは、幻影旅団の団員No.3で、変化系能力者です。勝気で冷静な性格ながら仲間思いな一面もあり、腕相撲ではクロロを上回るほどの膂力を誇る実力者です。

能力はオーラを糸状に変化させる「念糸(ネンシ)」で、敵の拘束や追跡のほか、切断された腕を血管や筋肉ごと縫合する「念糸縫合」を得意とします。天空闘技場編では、ヒソカの腕を治療する場面でその技術を披露しました。気の強さの裏には、仲間を思う優しさもあり、旅団内でも勘の鋭さと信頼感で一目置かれる存在です。

1-5. カルト=ゾルディック

カルト=ゾルディックは、幻影旅団の団員No.4で操作系能力者です。ゾルディック家5人兄弟の末っ子で、ヒソカの脱退後に入団しました。入団の目的は「兄を取り戻すため」と語られていますが、誰を指すのかは不明です。

能力は、扇子で紙を操る「蛇咬の舞(だこうのまい)」で、紙吹雪のような刃で敵を貫く操作系能力で、キメラアント編で初使用されました。幼い見た目に反して冷静で残虐な一面を持ち、幻影旅団内でも異質な存在です。

1-6. フィンクス=マグカブ

フィンクス=マグカブは、団員No.5の強化系能力者です。普段はエジプト風の帽子を被っていますが、外出時にはジャージ姿で登場します。短気で好戦的な一方、義理堅く仲間思いな一面もあり、パクノダの遺志を尊重するなど情に厚い人物です。

能力は「廻天(リッパー・サイクロトロン)」で、腕を回した回数に比例してパンチの威力が増す強化系能力です。威力の上限は本人にも分からないほどで、旅団内でもトップクラスの腕力を誇ります。キメラアント編では兵隊蟻を一撃で粉砕する場面が描かれ、戦闘員として圧倒的な実力を示しました。

1-7. フランクリン=ボルドー

フランクリン=ボルドーは、幻影旅団の団員No.7で放出系能力者です。巨体に無数の傷を持ち、冷静ながらも圧倒的な破壊力を誇る戦闘員として知られています。旅団の中では比較的理性的で、仲間同士の対立をなだめるストッパー役を担うこともあります。

能力は「俺の両手は機関銃(ダブルマシンガン)」で、両手の指先を切断・改造し、そこから念弾を乱射する強力な技です。ヨークシン編ではマフィア相手に初使用され、広範囲を一瞬で制圧する圧倒的な火力を見せました。短気な一面もありますが、根は仲間思いで、旅団を支える安定感のある存在です。

1-8. シズク=ムラサキ

シズク=ムラサキは、団員No.8の具現化系能力者です。おっとりとした口調と天然な性格が特徴で、肝心なことを忘れてしまう一方、戦闘では冷静かつ分析的に立ち回ります。普段はマイペースですが、障害となる相手には容赦がなく、旅団の中でも意外と冷徹な一面を持っています。

能力は「デメちゃん」という掃除機型の念獣を具現化するもので、シズクが「生き物でない」と認識した物体や血液、毒などを何でも吸い込むことが可能です。容量はほぼ無限に近く、吸い込んだ物がどこに行くのかは不明。ヨークシン編では、マフィアの遺体処理や証拠隠滅に使用され、旅団の実務面でも欠かせない存在として描かれています。

1-9. ボノレノフ=ンドンゴ

ボノレノフ=ンドンゴは、団員No.10の具現化系能力者です。全身を包帯で覆い、ボクサーのような姿をした舞闘士(バプ)で、絶滅した少数民族「ギュドンドンド族」の末裔。踊るように戦う独自の戦闘スタイルを持ち、誇り高き戦士として描かれています。

能力は「戦闘円舞曲(バト=レ・カンタービレ)」で、体に空いた穴から音を奏で、その音を戦闘力に変えるもの。曲によって技が変わり、「木星(ジュピター)」では巨大な球体を具現化して敵を押し潰します。音と動きを融合させた美しい戦闘法が特徴です。

1-10. イルミ=ゾルディック

イルミ=ゾルディックは、団員No.11の操作系能力者で、ゾルディック家5兄弟の長男です。常に無表情で冷酷な性格をしており、任務遂行のためには家族すら利用します。ただし、弟キルアに対しては歪んだ愛情を見せることもあります。

能力は「針による操作」で、相手の脳や体に針を刺して完全に支配する「針人間」を作り出すほか、自身に針を刺すことで顔や体を変化させ、別人として行動することも可能です。暗黒大陸編では、ヒソカの依頼により幻影旅団に加入。依頼内容は「互いのどちらかが死ぬまでの殺し合い」という異常な契約であり、彼の狂気と冷徹さが際立っています。

まとめ

幻影旅団は、圧倒的な個性と能力を持つメンバーが集まる最強の盗賊集団です。クロロを中心に、強化・変化・具現化・操作など多様な系統の能力者が揃い、それぞれが一騎当千の実力を誇ります。

一方で、彼らは仲間への情や信念を持つ人間的な一面も併せ持ち、ただの悪役にとどまりません。現在も欠員を抱えつつ、暗黒大陸編ではイルミの加入など新たな動きも見られ、再び彼らが物語の核心に迫る日が期待されています。

※当記事は2025年12月時点の情報をもとに作成しています

関連記事