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怪獣8号の死亡キャラ最新一覧|最期のシーンも紹介

怪獣8号の死亡キャラ最新一覧|最期のシーンも紹介

「怪獣8号」は日本防衛隊と怪獣の激闘を描く人気作品で、物語の転機となるキャラクターや怪獣の死も数多く描かれています。四ノ宮功やヒカリといった主要人物から、一般人である長嶺カンジや穂高タカミチまで、彼らの死は物語やキャラクターの成長に大きな影響を与えました。また、怪獣側でも1~7号をはじめ、怪獣9号が生み出した10~15号が次々と討伐され、壮絶な戦いの中で散っていきます。

当記事では、人間編と怪獣編に分けて死亡キャラの特徴やシーンを詳しく紹介します。

1. 【人間編】怪獣8号の死亡キャラ最新一覧・シーン

「怪獣8号」は、松本直也先生の作品で、2020年7月3日~2025年7月18日まで少年ジャンプ+で連載されました。作品では世界屈指の怪獣発生地である日本を舞台に、怪獣を退治する日本防衛隊と怪獣の戦いが繰り広げられます。

以下では、作中に惜しくも死亡したキャラクターの特徴とそのシーンについて解説します。

1-1. 四ノ宮功

四ノ宮功は、日本防衛隊の長官を務める屈強な武人です。身長190cmの大柄な体格に加え筋骨隆々で、その外見に違わず実直かつ厳格な性格を持っています。冷静沈着で責任感が強く、娘キコルに対しても厳しい完璧主義者として接しましたが、その背景には「強き者は弱き者を守るべきだ」という信念と、妻ヒカリを失った悲しみがありました。専用装備は怪獣2号のナンバーズで、トンファー型アームを駆使し防衛隊史上最強と評された実力を誇ります。

彼の最期は9巻68話、怪獣9号との激闘でした。隊員不在の中で単独出撃し、持てる力を尽くして立ち向かいますが、最終的には装備ごと吸収されてしまいます。その殉職は隊に大きな衝撃を与えると同時に、娘キコルを成長させる転機となり、物語全体にも深い影響を残しました。

1-2. 四ノ宮ヒカリ

四ノ宮ヒカリは、防衛隊第2部隊の隊長を務めていた女性隊員で、「ワルキューレ」と称されるほどの圧倒的な戦闘力を誇りました。身長168cmのスレンダーな体格ながら、その強さは伝説的で、防衛隊最強兵器の1つ「ナンバーズ4」の適合者でもありました。実直で勇敢な性格は隊員からも尊敬を集め、また家庭では夫・四ノ宮功を支える存在であり、娘キコルにとっては理想の母親でした。彼女の生き方は「守る者の強さ」を体現しており、後にキコルが進む道を決定づける大きな影響を与えています。

しかし、ヒカリの最期は9巻68話、怪獣6号との戦いでした。キコルがまだ幼い頃、神奈川県小田原市に出現した怪獣6号による群発災害に出動し、激闘の末に殉職します。死後、ナンバーズ4は娘キコルに受け継がれ、母の残した力と記憶が彼女を支えました。「母の代わりにみんなを守る」という誓いは、ヒカリの死が残した最大の遺産と言えます。

1-3. 長嶺カンジ

長嶺カンジは、34歳の一般男性で眼鏡をかけたドライバーです。一人暮らしをしており、偶然「穂高タカミチ」に文句を言う姿で登場します。作中では多く描かれませんが、普通の市民として日常を送る人物像が示されています。

しかし、3巻21話で防衛隊と交戦した怪獣9号と不運にも遭遇してしまいました。9号は新たな姿を求めており、偶然出会ったカンジを瞬時に殺害・吸収します。その姿を借りて逃走を始めたことで、9号の狡猾さと危険性が強調されました。死亡シーンは直接描かれませんが、日常の人物が突如犠牲になる恐怖を印象づける重要な場面となっています。

1-4. 穂高タカミチ

穂高タカミチは、作中に登場する一般人の1人です。性格や生活については詳しく描かれていませんが、普通の市民として日常を送っていた人物でした。しかし彼の登場時点で、すでに怪獣9号に吸収されており、本来のタカミチ本人はすでに命を落としています。そのため直接的な死亡シーンは描かれず、彼の存在は9号の人間擬態の犠牲者として語られます。

怪獣9号はタカミチの姿を利用し、モンスタースイーパー社に潜入して活動を続けました。周囲の人々と自然に関わりながら紛れ込む姿は、人間社会に怪獣が入り込む恐怖を象徴しています。タカミチの死は、9号の残虐性と擬態能力の恐ろしさを示す重要な要素となり、物語に不気味さと緊張感を加えました。

2. 【怪獣編】怪獣8号の死亡キャラ最新一覧・シーン

「怪獣8号」では人間だけでなく、強大な怪獣たちも数々の激闘の末に命を落としています。作中以前に討伐された存在から、主人公や防衛隊との戦闘で倒された最新の怪獣まで、その最期は物語を大きく動かす転機となりました。

ここでは主要な怪獣たちの死亡シーンを振り返ります。

2-1. 作中以前に倒された怪獣

「怪獣8号」では、物語が始まる以前にすでに討伐された強大な識別怪獣たちが存在します。彼らはナンバーズとして装備化され、防衛隊の戦力として受け継がれています。

怪獣名 死因・討伐状況 死亡シーン 特徴・備考
怪獣1号 討伐(詳細不明) 作中描写なし 体中に無数の目を持ち「未来視」の能力を所持。鳴海弦がナンバーズ1として装備。
怪獣2号 日本防衛隊に討伐 作中描写なし 1972年に札幌を壊滅寸前に追い込む。討伐後は四ノ宮功がナンバーズ2を装備。
怪獣3号 不明 未登場 詳細不明。姿や能力も描かれていない。
怪獣4号 討伐(詳細不明) 作中描写なし ナンバーズ4として四ノ宮ヒカリ、後にキコルが継承。飛行能力を有していたと推測。
怪獣5号 不明 未登場 詳細不明で、作中での言及も少ない。
怪獣6号 第1・第2部隊により討伐 回想のみ 「怪獣の王」と呼ばれ、凍結能力と多数の従属怪獣を操る。四ノ宮ヒカリら200人以上が犠牲に。
怪獣7号 不明 未登場 詳細不明。怪獣8号の直前の識別個体として今後の鍵となる可能性あり。

2-2. 怪獣10号

怪獣10号は怪獣9号が生み出した「試作品」で、登場時にFt.8.3を記録し大怪獣に認定されました。赤い甲冑のような外見を持ち、余獣を従えるカリスマ性と超好戦的な性格で、強者との戦いを好む武人肌の怪獣です。全身を覆う強固な装甲と圧倒的な怪力、再生能力を備え、戦闘中には25m級へ巨大化するなど、防衛隊にとって極めて危険な存在でした。

立川基地を壊滅寸前まで追い込むも、最終的には4巻32話で保科宗四郎と亜白ミナの連携によって討伐されます。その後、自ら戦いを求めて保科のナンバーズ10として取り込まれ、現在も意識は残存。肉体は滅びても意志は生き続ける異例の怪獣となりました。

2-3. 怪獣11号

怪獣11号は、怪獣9号が生み出した5体の大怪獣の一体で、水を操る能力を持つ識別怪獣です。サメを思わせる頭部と小型ながらでっぷりとした体型を持ち、魚食性という生態を備えていました。その存在意義は、防衛隊最強の1人である鳴海弦に特化して作られた点にあり、彼の「未来視」に対抗するため、水流という非生物の動きを武器に鳴海を追い詰めます。

しかし、11号は過去データに依存するという典型的な敗北の布石を打ってしまいます。鳴海は9号が持つ「四ノ宮長官の記憶」を超える実力を発揮し、未来視の能力をさらに進化させて応戦。最終的に隊式銃剣術6式「七枝刀(ななつさや)」によって体をバラバラにされ、11巻88話で討滅されました。怪獣11号の死は、鳴海の覚醒を象徴する戦いであり、群発災害編の大きな転換点となりました。

2-4. 怪獣12号

怪獣12号は、怪獣9号が保科宗四郎を倒すために生み出した接近戦特化型の怪獣です。怪獣10号が「試作品」だったのに対し、12号は完成度を高めた進化形で、二本角と鋭い牙を備えた凶暴な姿をしています。両腕は刃物状に変形し、破壊力と速度を兼ね備えた斬撃で保科を追い詰めました。

群発災害編では保科を圧倒する場面も見られましたが、窮地に立たされた保科はナンバーズ10の力を限界まで引き出し反撃。激闘の末、覚醒した剣技によって12号は討伐され、12巻94話で最期を迎えました。保科の成長を促す存在として描かれ、物語に大きな転機をもたらした強敵です。

2-5. 怪獣13号

怪獣13号は怪獣9号が生み出した識別怪獣の一体で、体高約10mの均整の取れた体格を持つスピード型の怪獣です。走ることを好み、足踏みで筋力を高める独特の行動を見せ、脚力を生かした高速戦闘を得意としました。格闘能力に優れ、肉弾戦主体の戦いで第1部隊を圧倒します。

群発災害編では大泉エリアに出現し、東雲りんを含む第1部隊を壊滅寸前に追い込みました。知性は低く人語も解さない存在でしたが、その暴力性は脅威となりました。しかし、駆けつけた怪獣8号(日比野カフカ)が放った渾身の一撃で粉砕され、11巻83話で討伐されます。その最期は、怪獣8号の圧倒的な力を印象づける場面となりました。

2-6. 怪獣14号

怪獣14号は群発災害編に登場した識別怪獣で、黒いモノリス状の体に四つの顔を持つ不気味な姿をしています。宙に浮遊し、ワープや強固なシールド、破壊光線のブレスを操るなど非生物的な能力を発揮。ブレス時に涙を流す異様な描写もありました。

しかし戦闘力は他の識別怪獣に比べ劣っており、新宿に出現して被害を与えるも、第3部隊隊長・亜白ミナの参戦で形勢は一変。圧倒的な火力の前に抗えず、12巻95話であっさり討伐されます。強烈な外見ながら短命に終わり、むしろ亜白の実力を際立たせた怪獣でした。

2-7. 怪獣15号

怪獣15号は、怪獣9号が四ノ宮キコルを倒すために生み出した識別怪獣で、キコルに酷似した少女の姿に擬態することができました。普段は人間らしい姿を装いながらも性格は極めて残忍で、吐息や蹴りの風圧だけでビルを破壊するほどの戦闘力を持ちます。さらに体を菌糸状に変化させて人間を串刺しにする、瓦礫を接着して武器化する、脳に直接干渉するなど多彩な能力を発揮しました。心理戦を得意とし、キコルを「承認欲求の奴隷」と嘲笑する場面もありました。

戦闘では東京都渋谷区に出現し、都市に甚大な被害を与えながらキコルと激突。精神攻撃によってキコルを追い詰めましたが、仲間の存在を支えに彼女が逆境を乗り越えたことで形勢は逆転します。最終的にキコルの反撃によって11巻85話で討伐されました。怪獣15号は自らを「パパ」と呼んだ怪獣9号に依存する姿を見せ、人間に最も近い意識を持った怪獣として描かれた存在でした。

まとめ

「怪獣8号」は2020~2025年まで連載され、日本防衛隊と怪獣の激闘を描いた作品です。人間側では四ノ宮功・ヒカリ夫妻や一般人の長嶺カンジ、穂高タカミチが犠牲となり、彼らの死はキコルらの成長や物語の転機となりました。

一方、怪獣側では過去に討伐された1~7号に加え、9号が生み出した10~15号が次々と登場。保科や鳴海、亜白、カフカ、そしてキコルとの激戦の末に討伐されました。

※当記事は2025年10月時点の情報をもとに作成しています

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