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声優・内山昂輝が演じるアニメ・ゲームキャラ一覧|プロフィールも

声優・内山昂輝が演じるアニメ・ゲームキャラ一覧|プロフィールも

声優・内山昂輝さんは、その低く落ち着いた声質と繊細な表現力で、数多くのアニメやゲームに出演してきました。少年役から大人びた人物、さらにはダークヒーローまで幅広く演じ分けることができ、その存在感は作品に欠かせないものとなっています。

当記事では、内山昂輝さんがこれまで演じてきた代表的なキャラクターを詳しく紹介します。アニメ・ゲームファンとして出演作を振り返りたい方や、声優としての実力に関心を持つ方はぜひ参考にしてください。

1. 声優・内山昂輝のプロフィール

名前 内山 昂輝(うちやま こうき)
生年月日 1990年8月16日
年齢 35歳 ※2025年10月時点
星座 しし座
出身地 埼玉県
所属事務所 劇団ひまわり
受賞歴 第5回 声優アワード 新人男優賞(2010年度)

内山昂輝さんは1990年生まれの声優で、劇団ひまわりに所属しています。幼少期から子役として活動を始め、テレビドラマや映画吹き替えで経験を積みました。2005年にゲーム「キングダムハーツII」でロクサス役を演じ、一躍注目を浴びます。繊細で儚げな声質は、多くのファンの心をつかみました。

その後も「機動戦士ガンダムUC」のバナージ・リンクス役や、「DEVILMAN crybaby」の不動明役など、話題作に出演を重ねています。「僕のヒーローアカデミア」の死柄木弔役では、迫力ある表現力を示しました。

演じるキャラクターは陰のある人物が多く、独特の存在感を放っています。2010年には声優アワード新人男優賞を受賞し、業界内での評価を確かなものとしました。近年は「ブルーロック」の糸師凛役や「怪獣8号」の鳴海弦役などを務め、第一線で活躍を続けています。

2. 内山昂輝が演じる人気のアニメ・ゲームキャラ一覧

内山昂輝さんは、その独特な声質と幅広い表現力で数多くの人気作品に出演してきました。ここからは、代表的なキャラクターごとの特徴や演技の魅力を紹介します。

2-1. ハイキュー!!(月島蛍)

内山昂輝さんが演じる月島蛍(つきしまけい)は、「ハイキュー!!」で冷静沈着かつ皮肉屋な性格を持ち、他の熱血的なキャラクターとは一線を画す存在です。ブロックの要としてチームを支える一方で、辛辣な発言や冷めた態度が物語に独特の緊張感とリアリティを与えています。山口忠との関係性も特徴的で、表面上は突き放す態度を取りながらも内心では信頼を寄せ、支え合う姿が描かれています。

内山さんの声は、月島の持つクールな雰囲気を的確に表現しつつ、感情が高ぶる場面では一転して強烈な熱量を帯びます。

特に白鳥沢学園戦で牛若のスパイクをブロックした直後の雄叫びは、普段の冷静さとの対比が鮮明で、月島の成長を象徴する瞬間でした。セリフではなく叫びで感情を表す難しい場面でしたが、内山さんの演技によって臨場感が見事に高まりました。

2-2. 呪術廻戦(狗巻棘)

「呪術廻戦」で内山昂輝さんが演じる狗巻棘(いぬまきとげ)は、言葉そのものを武器とする呪言師です。発した言葉が現実に作用するため、普段は「ツナマヨ」「明太子」などおにぎりの具材を使い、意図しない発動を避けています。特異な会話スタイルを持つキャラクターでありながら、内山さんは声の抑揚や呼吸のリズムを調整することで、感情や状況を的確に伝えています。

たとえば仲間を思いやる場面では穏やかさを、戦闘時には強い緊張感を声に込めるなど、言葉の制限を逆手に取った演技が光ります。さらに戦闘シーンでは呪言の重みを声質に反映させ、術式の危険性をリアルに描き出しました。

セリフが限られているにもかかわらず、豊かな感情表現を可能にしている点が特徴です。結果として狗巻棘は独自の存在感を確立し、作品に欠かせないキャラクターとして印象づけられました。

2-3. ブルーロック(糸師凛)

「ブルーロック」に登場する糸師凛(いとしりん)は、圧倒的な実力を誇るストライカーです。冷静沈着で常に試合を支配しようとする姿勢が特徴的であり、周囲を圧倒する存在感を放っています。

内山昂輝さんの落ち着いた低音の声は、凛の冷徹さや余裕を見事に表現しました。言葉少なに仲間を突き放す場面でも、声の響きからは確かな威圧感が伝わります。兄である糸師冴(いとしさえ)に対して抱く強烈なライバル心も、声色の変化で鮮やかに描かれました。

普段は感情を抑えた演技が中心ですが、試合で激情をあらわにする場面では一転して迫力ある声を響かせています。そのギャップがキャラクターの奥行きを際立たせました。凛は物語において重要な役割を担う存在であり、内山さんの演技によってさらに魅力的に仕上げられています。冷静さと熱情を併せ持つ糸師凛の姿は、視聴者に強い印象を残しました。

2-4. 僕のヒーローアカデミア(死柄木弔)

「僕のヒーローアカデミア」に登場する死柄木弔(しがらきとむら)は、敵<ヴィラン>連合の中心人物として物語に大きな影響を与えるキャラクターです。死柄木弔の特徴は、人や物に触れるだけで崩壊させる“個性”を持つことにあります。見た目は不気味で、常に不安定な雰囲気を漂わせています。

内山昂輝さんの声は、死柄木弔の危うさを余すことなく表現しました。普段は掠れた低音で不満や苛立ちを含ませつつ、戦闘や怒りが頂点に達すると一気に感情を爆発させます。その演技の緩急によって、死柄木が抱える闇や狂気が際立ちました。

さらに、過去に背負ったトラウマや葛藤が明かされるシーンでは、抑制された声色に哀しみや虚無感が滲み、ただの悪役ではない複雑さを観る者に伝えています。冷徹さと脆さを併せ持つ死柄木を立体的に描き出したことで、内山さんの演技力の高さが改めて評価されました。

2-5. 鬼滅の刃(累)

累は「鬼滅の刃」の那田蜘蛛山編における中心的な敵であり、家族の概念を歪んだ形で追い求めるキャラクターです。表面的には冷徹で残忍ですが、その根底には孤独と承認欲求が存在しています。

内山昂輝さんは、その複雑な心理を声の抑揚やリズムによって巧みに描きました。日常的なやり取りでは淡々とした声で支配的な雰囲気を演出し、戦闘時には強烈な緊張感を含ませることで鬼としての恐ろしさを際立たせています。

また、過去を語るシーンでは、少年らしい弱さを残した声色が採用され、悲劇性が強調されました。残忍さと儚さが同居する累を成立させる上で、声の演技は不可欠な要素となっています。内山さんの表現力により、累は単なる敵役にとどまらず、物語に深みを与える存在として描かれました。

2-6. WIND BREAKER(杉下京太郎)

「WIND BREAKER」に登場する杉下京太郎は、個性と存在感の強いキャラクターです。彼は仲間との関係を大切にしながらも、自らの信念を貫く姿勢を持っています。

内山昂輝さんが演じることで、その誠実さや力強さが一層際立ちました。落ち着いた声質はキャラクターの芯の強さを表現し、場面ごとに異なる感情を巧みに描き分けています。

仲間を支えるときの穏やかさ、戦いに臨むときの鋭さが的確に伝わるのは、声の抑揚や間の取り方による効果です。作品の中で杉下京太郎は行動を通して信念を示す人物であり、内山さんの演技がその姿をより立体的に浮かび上がらせています。キャラクターの内面を声で表現できる点は、声優としての大きな強みと言えるでしょう。

2-7. ユーリ!!! on ICE(ユーリ・プリセツキー)

「ユーリ!!! on ICE」に登場するユーリ・プリセツキーは、ロシア出身の若きフィギュアスケーターです。15歳という年齢ながら圧倒的な技術を誇り、シニアデビュー直後から世界に名を轟かせる存在として描かれています。攻撃的なスケートスタイルと気の強さが特徴で、周囲からは「ロシアの妖精」と呼ばれています。

内山昂輝さんは、ユーリの強気な姿勢や尖った感情を声で的確に表現しました。普段は生意気で反発心をあらわにするセリフも多いですが、時折見せる年相応の繊細さや脆さを織り交ぜることで、キャラクターに厚みを与えています。

特に演技シーンでは、音楽や動きに呼応するかのような声色の変化が加わり、スケートに懸ける情熱が伝わる仕上がりとなりました。冷徹さと若さを同時に表現できたのは、内山さんの幅広い表現力があったからと言えるでしょう。

2-8. 山田くんとLv999の恋をする(山田秋斗)

「山田くんとLv999の恋をする」に登場する山田秋斗(やまだあきと)は、現役高校生ながらプロ級の実力を持つゲーマーです。感情をあまり表に出さず、淡々とした態度で接する姿が特徴的です。その一方で、内面には人を思いやる優しさを秘めており、物語を通して成長していくキャラクターでもあります。

内山昂輝さんは、低く落ち着いた声を基調とし、山田秋斗のクールな雰囲気を的確に表現しました。無口で感情が読み取りにくい場面では淡々とした演技を行い、恋愛や人間関係の中で少しずつ心を開いていく過程では微妙な声色の変化を用いています。演じ分けによって、無表情の裏にある繊細な感情が浮かび上がりました。

シンプルな台詞の中に奥行きを与える表現力は、内山さんの持ち味です。結果として、山田秋斗は物語の軸を支える存在として、観る者の印象に深く刻まれるキャラクターとなりました。

2-9. Free!-Dive to the Future-(桐嶋郁弥)

桐嶋郁弥(きりしまいくや)は「Free!-Dive to the Future-」に登場する重要キャラクターです。中学時代に遙たちと泳いだリレーで仲間の大切さを知り、留学を経て個人メドレーに打ち込みました。繊細な心を抱えながらも、現在は兄・夏也や日和の支え、そして遙への憧れを胸にさらなる成長を遂げています。

冷静で落ち着いた雰囲気を持ちながらも、心の奥底には強い情熱を燃やし続けている郁弥は、まさに「Free!」シリーズのテーマである友情や挑戦を象徴する存在です。

内山昂輝さんは、郁弥の心情や成長を声の抑揚や間の取り方で丁寧に描きました。試合や緊張感のある場面では力強さを感じさせ、仲間と心を通わせる瞬間には柔らかさをにじませることで、キャラクターの魅力を一層引き立てています。

2-10. 怪獣8号(鳴海弦)

「怪獣8号」に登場する鳴海弦(なるみげん)は、防衛隊の最強と称される隊員であり、第1部隊隊長を務める人物です。極めて高い戦闘能力を持ち、数多くの怪獣討伐に貢献してきました。その一方で、研究者としての側面も併せ持ち、知識と実戦経験を融合させた戦い方を得意としています。

内山昂輝さんは、鳴海弦のカリスマ性と冷静さを声で的確に表現しました。落ち着いた声色に加え、戦闘シーンでは迫力ある響きを乗せることで、絶対的な強者としての存在感を際立たせています。

さらに、仲間や後輩に対して見せる柔らかな表情を声で表現することにより、人物像に奥行きが与えられました。冷徹さと温かさを使い分ける演技が鳴海弦の魅力を引き立てています。作品の中で象徴的な存在となるのは、内山さんの確かな表現力が支えているためです。

2-11. 告白実行委員会~恋愛シリーズ~(染谷勇次郎)

「告白実行委員会~恋愛シリーズ~」に登場する染谷勇次郎は、落ち着きと優しさを兼ね備えたキャラクターです。物語において、仲間の気持ちを汲み取りながら行動する姿勢が印象的であり、周囲からの信頼も厚い存在として描かれています。

内山昂輝さんは、穏やかで柔らかな声を使うことで勇次郎の誠実さを的確に表現しました。緊張感のある場面では声に強さを乗せ、決意の固さを際立たせています。一方で、仲間と語り合うシーンでは親しみやすさを含ませ、勇次郎の人柄を浮かび上がらせました。

恋愛をテーマとしたシリーズにおいて、染谷勇次郎の落ち着いた存在感は物語全体のバランスを整える役割を果たしています。内山さんの演技が加わることで、勇次郎はただの脇役ではなく、作品を支える重要な人物として強い印象を残しました。

2-12. ホリミヤ(宮村伊澄)

「ホリミヤ」の宮村伊澄は、表面的には冴えない男子高校生として描かれています。しかし、実際にはピアスやタトゥーを持つ意外な一面を隠しており、そのギャップが魅力的なキャラクターです。普段は大人しく目立たない存在ですが、堀京子との交流を通じて徐々に本来の自分を見せるようになります。

内山昂輝さんは、その二面性を声で巧みに表現しました。学校での控えめな態度では柔らかく落ち着いた声を用い、心を開いた場面では明るさや感情の豊かさを声色に反映しています。

繊細な心情変化を自然に描き分けることで、宮村の成長や人間味が鮮明になりました。友情や恋愛を通して等身大の青春を描く本作において、宮村は物語の中心に立つ存在です。内山さんの演技によって、彼の魅力はさらに引き立ち、共感を呼ぶキャラクターとなりました。

2-13. ディズニー ツイステッドワンダーランド(イデア・シュラウド)

イデア・シュラウドは「ディズニーツイステッドワンダーランド」で高い人気を誇るキャラクターです。イグニハイド寮の寮長でありながら人付き合いを苦手とし、ほとんどの時間を部屋にこもって過ごしています。ネットやデジタルの世界を拠点にし、ゲームやプログラミングの才能を発揮する人物です。

内山昂輝さんは、イデア・シュラウドの性格を声でリアルに表現しました。小さく抑えた声のトーンや、ぼそぼそとした口調によって引きこもり気質が強調されます。一方で、予想外の状況に巻き込まれたときには、動揺や焦りを声色に反映させ、イデアの不安定さを際立たせています。

また、弟のオルトに見せる優しさは声の柔らかさで表現され、キャラクターの奥行きを強めました。声による表現の幅が、イデアの魅力をさらに際立たせています。

2-14. 機動戦士ガンダムUC(バナージ・リンクス)

「機動戦士ガンダムUC」の主人公バナージ・リンクスは、宇宙世紀を舞台に数奇な運命へと巻き込まれる少年です。工業コロニー・インダストリアル7で学生として過ごしていた彼は、ユニコーンガンダムと出会うことで物語の中心へと立たされます。最初は平凡な青年に見えますが、強い正義感と仲間を守ろうとする意思を秘めています。

内山昂輝さんは、戸惑いや葛藤を抱えながら成長していく青年像を声で丁寧に表現しました。迷いの多い序盤では繊細なトーンを使い、戦いを重ねて精神的に強くなる場面では力強さを増します。

演技の変化によって、バナージの成長過程がリアルに伝わりました。ユニコーンガンダムを操縦する場面で響く叫びは、彼の決意と信念を鮮烈に表しています。主人公として作品を支える存在感を与えたのは、内山さんの幅広い演技力によるものです。

2-15. ヴァイオレット・エヴァーガーデン(ベネディクト・ブルー)

「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」に登場するベネディクト・ブルーは、C.H郵便社の配達員として物語を支えるキャラクターです。冷静でクールな態度を見せる一方、内面には情に厚い一面を秘めています。彼はヴァイオレットの同僚としてしばしば接点を持ち、時には辛辣な言葉を投げかけながらも、信頼できる仲間として行動します。

内山昂輝さんは、ベネディクトの硬質な性格と柔らかさを巧みに演じ分けました。皮肉を含んだ台詞では鋭い口調を使い、仲間を思いやる瞬間では落ち着きのある声で温かさを表現しています。

内山昂輝さんの演技により、ベネディクトは作品の中で人間味あふれる存在感を放ちました。主役を引き立てながらも印象に残るのは、内山さんの確かな表現力によるものです。

2-16. キングダムハーツII(ロクサス)

「キングダムハーツII」に登場するロクサスは、シリーズの中でも特に人気の高いキャラクターです。主人公ソラのノーバディとして描かれ、儚さと孤独を背負った存在でありながら、仲間との絆や友情を大切にする姿が印象的です。物語序盤を担う重要な役割を持ち、彼の選択がストーリー全体に大きな影響を与えます。

内山昂輝さんは、この複雑で繊細なキャラクターを声で鮮やかに表現しました。少年らしい柔らかさと、苦悩する青年の影を同時に感じさせる声色が特徴的です。特に仲間と心を通わせる場面では温かみを強調し、戦闘時には鋭さを前面に出すことで、ロクサスの多面性を的確に描き出しました。

内山昂輝さんの演技により、プレイヤーは彼の心情に深く共感でき、作品全体のドラマ性が大きく高められています。

まとめ

内山昂輝さんは、クールな低音と繊細な表現を武器に、アニメやゲームの世界で確かな存在感を示してきました。代表作には「キングダムハーツ」のロクサスや「機動戦士ガンダムUC」のバナージ・リンクス、「僕のヒーローアカデミア」の死柄木弔などがあり、どれも作品に欠かせない役どころです。

内山昂輝さんの演技は、シンプルな台詞でも奥行きを与え、キャラクターの感情を鮮やかに浮かび上がらせます。今後も幅広いジャンルで活躍し続けることが期待される声優の1人です。ぜひこの機会に出演作を振り返り、その魅力をあらためて堪能しましょう。

※当記事は2025年10月時点の情報をもとに作成しています

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