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【鬼滅の刃・童磨役】宮野真守さんのプロフィール・出演作は?

【鬼滅の刃・童磨役】宮野真守さんのプロフィール・出演作は?

宮野真守さんは、声優・俳優・歌手としてマルチに活躍するトップエンターテイナーです。2001年に声優デビューして以来、アニメや洋画吹き替え、舞台、音楽活動と幅広いジャンルで存在感を発揮してきました。『鬼滅の刃』童磨役では柔らかな声に潜む狂気を巧みに演じ、多くのファンを魅了し続けています。

当記事では、『鬼滅の刃』で童磨を演じた宮野真守さんのプロフィールや、これまで演じてきた代表的なキャラクターを紹介します。

1. 「鬼滅の刃」童磨役の声優・宮野真守さんのプロフィール

宮野真守さんは、声優・俳優・歌手として幅広く活動するエンターテイナーです。プロフィールは下記の通りです。

名前 宮野真守(みやのまもる)
生年月日 1983年6月8日
星座 ふたご座
血液型 B型
身長 182cm
出身地 埼玉県

2001年に海外ドラマ『私はケイトリン』の吹き替えで声優デビューを果たし、以降はアニメや映画、ゲームなど数多くの作品に出演してきました。アニメ『鬼滅の刃』では上弦の弐・童磨を演じ、その圧倒的な存在感と演技力で注目を集めています。

声優活動に加え、ハリウッド映画『ファンタスティック・ビースト』シリーズや『トップガン マーヴェリック』など、洋画吹き替えにも多数参加。俳優としては劇団☆新感線の舞台『髑髏城の七人』やミュージカル『ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド』で主演を務めるなど、実力派俳優としても活躍しています。

さらに2008年にはシングル「Discovery」で歌手デビュー。日本武道館やさいたまスーパーアリーナでの単独公演を成功させ、歌声とダンスを組み合わせたライブは高い評価を得ています。20年以上にわたり声優と俳優の両分野でキャリアを積み重ね、「幅広い表現力を持つ表現者」として多くのファンを魅了し続けています。

2. 宮野真守さんの主な出演作

宮野真守さんは、多彩なキャラクターを演じてきた実力派声優です。『鬼滅の刃』童磨をはじめ、『機動戦士ガンダム00』の刹那・F・セイエイや『DEATH NOTE』夜神月など、アニメ史に残る役を多数担当しています。

ここでは代表的な出演作を紹介します。

2-1. 鬼滅の刃|童磨

『鬼滅の刃』の上弦の弐・童磨は、常に穏やかな笑みを浮かべながらも感情が欠落している不気味な存在です。女性を積極的に喰らい、「救済」と称して信者を犠牲にする歪んだ思想を持ち、胡蝶しのぶとの戦いではその虚無さが際立ちました。

宮野さんは、柔らかくも空虚な声色を巧みに使い分け、童磨の「慈愛と狂気」を表現。赤子をあやすような口調で残酷な言葉を語る演技は観客に強烈な違和感を残します。しのぶ役の早見沙織さんも「掛け合いで感情が高まった」と語るほど、互いの演技が物語を引き立てました。宮野さんの存在感によって、童磨は単なる悪役を超えた強烈な印象を残しています。

2-2. 機動戦士ガンダム00|刹那・F・セイエイ

『機動戦士ガンダム00』の主人公・刹那・F・セイエイは、中東の紛争地で少年兵として育ち、0ガンダムとの出会いをきっかけにガンダムマイスターとなった人物です。戦いの中でしか生きられない過酷な境遇にありながら、歪んだ世界を変えたいと強く願い続ける姿は、シリーズを通して成長と変革を象徴する存在でした。

宮野さんは、内面に葛藤を抱えながらも理想に突き進む刹那の複雑な心情を繊細に演じました。静かな台詞回しから叫びに至るまで幅広い感情を表現し、彼の孤独や決意を鮮明に伝えています。その熱演によって、刹那は“ガンダムシリーズを象徴する主人公”としてファンの記憶に深く刻まれました。

2-3. 銀河英雄伝説|ラインハルト・フォン・ローエングラム

『銀河英雄伝説 Die Neue These』に登場するラインハルト・フォン・ローエングラムは、若くして銀河帝国軍を率いる天才的な指揮官です。圧倒的な戦術眼と政治的手腕を兼ね備え、帝国宰相として200万を超える兵を従えながらも、内面には繊細さを抱えています。

宮野さんは、ラインハルトの威厳とカリスマ性に加え、孤独や苦悩といった弱さを巧みに表現しています。堂々とした口調に時折混じる繊細な響きや、少し鼻にかかった声色は、美しさと同時に男性的な強さを感じさせます。

2-4. STEINS;GATE|岡部倫太郎

『STEINS;GATE』の主人公・岡部倫太郎(通称オカリン)は、秋葉原で仲間と「未来ガジェット研究所」を運営する大学生です。重度の厨二病を抱え、マッドサイエンティストを自称する奇抜な言動が特徴ですが、物語が進むにつれて彼は過酷な選択を迫られ、仲間を救うために深い苦悩と葛藤を背負う存在へと変わっていきます。

宮野さんは、この二面性を巧みに表現しました。コミカルで誇張された高笑いや突飛なセリフ回しでは岡部の奇抜さを描きつつ、仲間を失う恐怖や絶望に直面した際には胸を締めつけるような慟哭を響かせ、観客を強く引き込みました。彼の演技があったからこそ、岡部倫太郎はアニメ史に残る名キャラクターとなり、今もなお強い支持を受け続けています。

2-5. 東京喰種(トーキョーグール)|月山習

『東京喰種』に登場する月山習は、“美食家(グルメ)”と呼ばれる喰種で、食への異常な執着を持つ青年です。外見は端正で知的ながら、その振る舞いや価値観は常軌を逸しており、カネキに対する執着心や狂気じみた言動が物語を一層不気味で魅力的なものにしています。

宮野真守さんは気品ある低音の語り口から、欲望をむき出しにした狂気的な叫びまで自在に操り、月山の「気味悪さと色気」を同時に体現。ファンからは「怪演」と評され、キャラクターへのリスペクトを込めた芝居が作品の世界観を支えていると高く評価されています。

2-6. キン肉マン|キン肉マン

『キン肉マン』の主人公・キン肉スグルは、何をやっても失敗ばかりの落ちこぼれ超人でしたが、仲間との友情や努力を通じて成長し、“火事場のクソ力”で数々の逆転劇を成し遂げてきたヒーローです。現在はキン肉星第58代大王として描かれる存在であり、シリーズ全体を象徴するキャラクターです。

2024年放送の新シリーズ「完璧超人始祖編」では、主人公キン肉マンを宮野さんが新たに演じることが発表され、大きな話題を呼びました。初代キン肉マン役の神谷明さんからバトンを受け継ぐ形となり、宮野さん自身も「魂を受け継ぎ、誠心誠意向き合う」と語っています。

明るさと情熱を持ち合わせた宮野さんの声は、スグルの人間味や不屈の闘志を表現するのにふさわしく、令和の新しいキン肉マン像を築き上げています。

2-7. ハイキュー!!|宮侑

『ハイキュー!!』に登場する宮侑は、稲荷崎高校バレー部のセッターであり、双子の弟・治と息の合ったコンビプレーで相手を翻弄する実力者です。全国屈指の技術を誇る高校生セッターとして描かれ、試合中は強気で挑発的な態度を見せつつも、弟との連携やチームへの思いが垣間見えるキャラクターでもあります。

宮野さんは、そのトリッキーで小悪魔的な雰囲気を声で見事に表現しました。やや尖った言い回しや挑発的な台詞に、底知れない自信と若さを感じさせつつ、プレーの場面では一瞬で空気を支配する迫力を与えています。

2-8. 虚構推理|桜川九郎

『虚構推理』に登場する桜川九郎は、一見すると穏やかで平凡な大学院生ですが、幼少期に人魚とくだんの肉を食べたことで「不死身」と「未来を決定する能力」を持つ特異体質となった人物です。怪異からは禍々しい存在として恐れられる一方、岩永琴子に寄り添いながら怪異絡みの事件に立ち向かう姿は、優しさと異質さが同居する独特の魅力を放っています。

宮野さんは、桜川の静かな優しさと不気味さを声の表現で巧みに使い分けました。温かみのある柔らかな声色で好青年らしさを際立たせつつ、戦いや怪異との対峙では鋭さと威圧感を感じさせ、キャラクターの二面性を鮮明に描いています。宮野さんの表現力が加わることで、桜川九郎は単なる推理役を超えた、物語を牽引する存在感を獲得しました。

2-9. ワンパンマン|イケメン仮面アマイマスク

『ワンパンマン』に登場するイケメン仮面アマイマスクは、A級1位に位置する人気ヒーローです。端正な顔立ちとカリスマ性から絶大な支持を集め、俳優や歌手としても活動するマルチな存在ですが、その本質は「ヒーローは悪に決して敗北してはならない」という強い信念を持つ人物です。

宮野さんは、軽妙で華やかな声色で表舞台の人気者としての姿を体現する一方、怪人と対峙する場面では冷徹さを含んだ鋭い響きに切り替え、キャラクターの恐ろしさを際立たせました。ファンからは「外面の爽やかさと内面の狂気のギャップを絶妙に表現している」と高く評価されており、アマイマスクを印象的なキャラクターへと昇華させた要因の1つとなっています。

2-10. DEATH NOTE|夜神月

『DEATH NOTE』の主人公・夜神月は、死神が落とした“デスノート”を手にしたことで、犯罪者を次々と裁き「新世界の神」を目指す青年です。表向きは優秀な高校生で将来を期待される存在ですが、裏では冷酷な「キラ」としての顔を持ち、正義と狂気の狭間で揺れ動く二面性が物語の大きな軸となっています。

宮野さんは夜神月の複雑な二面性を圧倒的な演技力で表現しました。日常の知的で爽やかな声色から、キラとして狂気に満ちた高笑いへと一瞬で変貌する迫力は、視聴者に強烈な印象を残しました。宮野さんを一躍トップ声優へと押し上げた役として知られており、今なお宮野さんの代表作の1つとして語り継がれています。

まとめ

宮野真守さんは、声優としての圧倒的な演技力に加え、俳優・歌手としても高い評価を受ける表現者です。『鬼滅の刃』の童磨をはじめ、『銀河英雄伝説』ラインハルトや『STEINS;GATE』岡部倫太郎など、幅広いキャラクターを演じ分け、そのたびに新しい魅力を引き出してきました。声優業界を牽引し続ける宮野さんの活動は、今後も多くの人に感動と驚きを届けていくでしょう。

※当記事は2025年10月時点の情報をもとに作成しています

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