エンタメ

薬屋のひとりごとキャラ一覧!主要人物や脇役の読み方も徹底解説

薬屋のひとりごとキャラ一覧!主要人物や脇役の読み方も徹底解説

『薬屋のひとりごと』は、後宮を舞台にした緻密な人間関係と本格的な謎解き要素が魅力の作品です。登場人物は宮廷の妃や侍女、医官、花街の人々、さらには外国の使者など非常に多く、名前や立場を把握するだけでも一苦労に感じる人も少なくありません。

当記事では、物語に登場する主要キャラクターをカテゴリ別に整理し、それぞれの特徴や役割が一目で分かるようにまとめました。人物関係を理解することで、事件の背景や伏線にも気づきやすくなり、作品世界をより深く楽しめるでしょう。

目次

1. メインキャラ一覧

物語の中心となるのが、薬師の知識で事件を解決していく猫猫と、後宮で特別な立場にいる壬氏をはじめとした主要人物たちです。ここでは物語の軸となるメインキャラクターを取り上げ、立場や役割、人物像がひと目で把握できるよう整理して紹介します。

1-1. 猫猫(マオマオ)

猫猫(マオマオ)は、花街育ちの薬師で、毒と薬に異常なまでの執着を持つ少女です。後宮に下女として売られ、薬師の知識を隠して働いていましたが、玉葉妃の娘を毒から救ったことで壬氏に才を見抜かれ、翡翠宮の毒見役になります。

いったん解雇されても壬氏付きの侍女として宮中へ戻り、玉葉妃の妊娠判明後は再び毒見役として仕えます。壬氏から持ち込まれる厄介事にも向き合い、観察眼と知識で真相に迫っていきます。毒見役としての働きが、後宮での評価にもつながります。

1-2. 壬氏(ジンシ)

壬氏(ジンシ)は、後宮を管理する宦官で、もし女性なら「傾国」と言われるほどの美貌を持つ人物です。後宮内に強い影響力を持ち、猫猫の才を見抜いて毒見役として抜擢します。起きた問題を猫猫に持ち込んでは解決へ導かせる立ち回りが多く、物語を大きく動かします。

立場や出生には謎が多く、命を狙われた事件では猫猫の機転で一命をとりとめました。猫猫との距離感が変わっていく過程も注目です。猫猫に頼る場面が増えることで、関係性も深まっていきます。

1-3. 高順(ガオシュン)

高順(ガオシュン)は、壬氏の補佐役兼お目付け役として仕える人物です。マメで気が利き、仕事への信頼も厚い存在で、壬氏の近くで実務を回しながら支えています。時折幼い言動を見せる壬氏を諫める一方、特殊な立場にいる主を心配する姿も印象的です。

各所からの無茶ぶりに振り回される苦労人でもあり、猫猫や周囲との調整を通じて壬氏の立場を守る要として活躍します。壬氏と猫猫の関係を近くで見守る存在で、気配り屋な面も描かれます。

1-4. 李白(リハク)

李白(リハク)は、鍛え上げられた肉体を持つ若い武官で、猫猫からは「出世株」と評される人物です。気さくでまっすぐな性格の持ち主で、後宮の出来事に関わる場面でも正面から状況に向き合います。

緑青館の三姫の1人・白鈴に惚れこみ、いつか自分の力で身請けをしたいという一途な想いを抱いているのも特徴です。恋にまっすぐな姿勢が、物語に人間味を加えてくれます。そのまっすぐさが、周囲の信頼にもつながります。緑青館とも縁が深い人物です。

1-5. 陸孫(リクソン)

陸孫(リクソン)は、羅漢に仕える部下で、副官として登場するキャラクターです。アニメでは第14話で初登場し、事故現場で羅漢を探す場面も描かれます。

羅漢の行動に随行し、軍部側の動きや情報が絡む局面で姿を見せるため、後宮とは別のラインをつなぐ役割も担います。

1-6. 小蘭(シャオラン)

小蘭(シャオラン)は、貧しい農村の出身で、親に売られる形で後宮に入った下女です。猫猫と同じく後宮で働き、猫猫の数少ない友人の1人として描かれます。明るく天真爛漫で噂話が大好きで、甘いものにも目がありません。

よく猫猫からおやつをもらう場面もあり、張り詰めた後宮の空気を和らげる存在です。小蘭の何気ない一言が、事件の糸口になることもあります。猫猫の相談相手として顔を出す場面も多く、日常の息抜きになる人物です。

1-7. 虞淵(グエン)

虞淵(グエン)は、後宮唯一の医官で宦官です。とても人がよい一方で、医局の薬の管理が甘く、死体を怖がるなど医師としての技量は低めで、猫猫は心の中で「やぶ医者」と呼んでいます。

医局の薬の扱いが物語の鍵になることもあり、猫猫が医局に関わる場面では、頼りなさを見せつつも誠実に対応します。猫猫とのやり取りを通して、後宮の医療事情が浮かび上がります。医局の描写が増えるほど、存在感も増し、人のよさが救いになることもあります。

1-8. 水蓮(スイレン)

水蓮(スイレン)は、壬氏に仕える侍女として登場します。皇太后・安氏から依頼された調査の間、猫猫が壬氏の屋敷に滞在した際には、水蓮の部屋で幼い頃の壬氏について話を聞く場面も描かれました。

壬氏の身の回りに関わる立場として、後宮や屋敷の内側を支え、物語の背景をつなぐ存在です。

2. 皇帝と一族のキャラ一覧

『薬屋のひとりごと』の世界では、皇帝とその一族が物語の大きな背景となっています。現皇帝は先代から引き継いだ国を治める存在で、妃や子女、親族と複雑な関係を持っています。先帝はすでに亡くなっていますが、その時代の出来事や政策は後宮の人間関係にも影響を残しています。また、皇太后・安氏や壬氏の出生にも皇族としての背景があり、一族全体の相関を押さえることで物語の理解が一段と深まります。

2-1. 皇帝(こうてい)

皇帝(こうてい)は、猫猫たちが暮らす国の最高権力者で、後宮では「帝(みかど)」「主上(しゅじょう)」とも呼ばれます。立派なひげを蓄えた偉丈夫で、年齢は34歳です。

表向きは壬氏(華瑞月)の兄とされ、後宮の統治や人事にも深く関わります。玉葉妃との間には鈴麗公主がいて、御子の不調をめぐる出来事が猫猫と後宮を結びつけるきっかけにもなりました。国はおおむね平和に治まっていると描かれ、物語の土台を支える存在です。

2-2. 先帝(せんてい)

先帝(せんてい)は、現皇帝の父で、物語開始のおよそ5年前に崩御している人物です。故人のため現在の物語では回想や言及を通じて描かれ、先帝の時代に積み重なった出来事が後宮の権力関係や人間関係に影響を残しています。

アニメでも皇太后・安氏が「先帝」に関する調査を猫猫へ依頼する回があり、先帝の死後もなお、その存在が事件の鍵として浮かび上がります。

2-3. 皇太后/安氏(アンシ)

皇太后/安氏(アンシ)は、先帝の妃であり現皇帝の実母です。先帝の崩御後は皇太后として宮中に影響力を持ち、猫猫に「先の帝」にまつわる調査を依頼するなど、物語の核心に関わります。

もとは中級妃として後宮に入った姉の侍女で、先帝に取り入り妃となり、幼い時期に現皇帝を出産しています。出産時は体が幼く自然分娩ができず、帝王切開の傷が残っていることも語られます。恩を受けた相手には身分に関わらず礼を尽くす姿も印象的です。

2-4. 女帝(じょてい)

女帝(じょてい)は、先帝の母で、当時「皇太后」として権力を握っていた人物です。先帝が皇帝位に就いた背景や、先帝が「女帝」の傀儡であったと評される状況に関わり、後宮の歴史や権力構造を理解する上で欠かせません。

2-5. 華瑞月(カズイゲツ)

華瑞月(カズイゲツ)は、壬氏の本名として扱われる名で、皇帝の弟にあたる立場です。「華」は皇族の名字として位置づけられ、名そのものが皇族としての背景を示します。作中では壬氏として後宮を管理し、猫猫の才を見抜いて毒見役へ引き上げるなど、事件の導線を作る役回りを担います。

また、後宮の秩序を守るために各所へ目を配り、人の動きや噂を整理して問題の芽を摘む姿も描かれます。華瑞月という名を知ると、壬氏が背負う立場の重さと、言動に宿る緊張感がより見えやすくなります。

2-6. 鈴麗(リンリー)

鈴麗(リンリー)は、現皇帝と玉葉妃の娘である公主です。幼くして「謎の病」で衰弱しますが、猫猫が原因を指摘したことで一命を取り留め回復します。

父である皇帝や祖母である皇太后・安氏にも可愛がられ、翡翠宮では猫猫が毒見以外の仕事として遊び相手を務めたこともあります。鈴麗をめぐる一件は、猫猫が後宮で信頼を得ていく重要な転機として描かれます。

3. 後宮の上級妃と侍女のキャラ一覧

『薬屋のひとりごと』に登場する後宮の上級妃と侍女たちは、後宮という宮廷内で上位の地位を占める重要人物たちです。上級妃は皇帝に寵愛される妃として影響力が大きく、侍女はそれぞれの妃に仕えながら宮中の生活や物語の進行に関わります。ここでは、物語に深く関わる後宮の顔ぶれを、立場や人物像とともに紹介します。

3-1. 玉葉妃(ギョクヨウヒ)

玉葉妃(ギョクヨウヒ)は翡翠宮に住む上級妃で、四夫人の1人「貴妃」です。最も皇帝の寵愛を受けていると言われ、娘・鈴麗公主の命を救った猫猫を強く信頼します。いったん離れた猫猫も、再び懐妊が分かると毒見役として呼び戻しました。

聡明で思慮深い一方、年相応の好奇心をのぞかせる場面もあり、後宮の空気を読む力にも長けています。侍女たちとの関係も比較的柔らかく描かれ、翡翠宮の中心人物として物語を支えます。猫猫を信頼して任せる姿勢が際立ちます。

3-2. 梨花妃(リファヒ)

梨花妃(リファヒ)は水晶宮に住む上級妃で、四夫人の1人「賢妃」です。おしろいに含まれる鉛による中毒が原因で御子を亡くし、自身も同じ症状で衰弱しますが、猫猫の必死の看病によって回復しました。

気品があり自尊心も高いものの、命の恩人である猫猫のことは何かと気にかけています。また、猫猫が緑青館から取り寄せた本をこっそり愛読するなど、表の顔だけでは測れない一面が描かれるのも特徴です。後宮での立場と人柄のギャップも見どころです。

3-3. 里樹妃(リーシュヒ)

里樹妃(リーシュヒ)は金剛宮に住む上級妃で、四夫人の1人「徳妃」です。もとは先帝の妃でしたが、先帝の崩御で未亡人となって出家し、その後、現帝の妃として再び入内します。

年若く後宮の風習やしきたりに不慣れで、感情がすぐ顔に出てしまうため振る舞いも幼く見えがちです。その弱みにつけ込まれ、侍女たちから軽んじられてしまう状況も描かれます。猫猫が関わることで立場が揺れ動き、後宮の理不尽さを映す存在として印象に残ります。

3-4. 阿多妃(アードゥオヒ)/阿多(アードゥオ)

阿多妃(アードゥオヒ)/阿多(アードゥオ)は、現帝最初の妃として後宮にいた上級妃で、四夫人の1人「淑妃」でした。中性的な雰囲気と凛とした立ち居振る舞いが特徴で、後宮でも人気を集めます。

のちに新たな淑妃として楼蘭妃が入内すると、入れ替わる形で後宮を去りました。物語では、現帝や壬氏とも関わりの深い人物として描かれ、後宮の勢力図や過去の出来事を理解する上で欠かせない存在です。後宮の外に移った後も、その存在は折に触れて語られます。

3-5. 楼蘭妃(ロウランヒ)/玉藻(タマモ)

楼蘭妃(ロウランヒ)/玉藻(タマモ)は、現帝の妃で上級妃・四夫人の1人「淑妃」です。後宮を去った阿多妃と入れ替わる形で入内し、髪型や化粧、衣服の雰囲気を毎日のように変えるため「変わり者」と噂されます。

その華やかさが注目を集める一方で、噂の的になりやすく後宮の空気を大きく揺らす人物でもあります。父は先帝の時代からの重臣・子昌で、家柄や周辺の動きも物語の鍵として描かれていきます。装いの変化が物語の伏線になることもあります。

3-6. 紅娘(ホンニャン)

紅娘(ホンニャン)は玉葉妃に仕える侍女頭で、翡翠宮の実務を取り仕切る中心人物です。猫猫が無能を装っていた事情を理解した上で、花瓶を割って送金を帳消しにするなど、相手の立場に踏み込んだ対応も見せます。

一方で、後宮の常識から外れがちな猫猫の言動には頭を痛めることも多く、苦労人としての側面が際立ちます。猫猫が翡翠宮に入る以前から宮を支えてきた経験もあり、玉葉妃と侍女たちをまとめる要として物語の安定感を担っています。

3-7. 桜花(インファ)

桜花(インファ)は、翡翠宮で玉葉妃に仕える侍女三人組の1人で、猫猫の同僚です。猫猫の素性を勝手に誤解して同情したり、壬氏が訪ねてくると大騒ぎしたりと、宮中の空気をにぎやかにします。猫猫が配属されるまで、紅娘と彼女たちだけで玉葉妃の世話の多くをまかなっており、翡翠宮を支える現場側の人物として登場します。

3-8. 貴園(グイエン)

貴園(グイエン)は、翡翠宮で玉葉妃に仕える侍女三人組の1人で、猫猫の同僚です。猫猫の素性を早合点して同情するなど、噂話が飛び交う後宮らしい反応を見せる場面があります。猫猫が翡翠宮に入る以前は、紅娘らと協力して玉葉妃の身の回りをほぼ担ってきたとされ、翡翠宮の日常を支える存在として描かれます。翡翠宮の空気を和らげる一員です。

3-9. 愛藍(アイラン)

愛藍(アイラン)は、翡翠宮で玉葉妃に仕える侍女三人組の1人で、猫猫の同僚です。猫猫の事情を取り違えて気遣ったり、壬氏の来訪に慌てたりと、翡翠宮の雰囲気を動かす役回りを担います。猫猫が配属されるまで紅娘とともに宮の世話を支えてきた経緯があり、玉葉妃の周辺人物を整理する上で欠かせない侍女です。猫猫の周囲をにぎやかにする存在です。

3-10. 杏(シン)

杏(シン)は梨花妃に仕える侍女頭で、梨花妃の従姉妹でもあります。主上の目に留まることを期待されていた立場でありながら、梨花妃が上級妃となったことを妬み、悪意を募らせていきます。

3-11. 河南(カナン)

河南(カナン)は里樹妃付きの侍女頭で、もとは毒見役でした。かつては他の侍女と同様に里樹妃を軽んじ、園遊会で膳を入れ替えるなどの嫌がらせにも関わります。

しかし、魚介が食べられない里樹妃にとって命に関わると猫猫から忠告を受けて以降は態度を改め、金剛宮で数少ない味方となりました。里樹妃が後宮を去る際には暇を出し、良縁を願って皇帝に依頼した点も語られます。

3-12. 子翠(シスイ)

子翠(シスイ)は後宮で働く下女の1人で、活発で明るく人懐っこい性格として描かれます。無類の虫好きで、毛虫や蜘蛛のように女官たちが苦手とする虫も「可愛い」と言って愛で、後宮内で虫を捕まえて観察する姿が印象的です。

自前のノートには繊細なスケッチが多数描かれており、猫猫が感心するほどの腕前だとされています。猫猫と行動をともにする場面もあり、後宮の出来事を別の角度から見せてくれる存在です。

3-13. 風明(フォンミン)

風明(フォンミン)は阿多妃付きの侍女頭で、東宮妃時代から仕える古株です。実家の伝手で手に入れたものが原因で阿多妃に負い目を抱え、それを隠すため里樹妃の命を狙う行動に出ます。

4. 馬の一族のキャラ一覧

『薬屋のひとりごと』に登場する馬の一族(馬氏の氏族)は、代々皇族に仕える名門の家系です。彼らは宮中で武官や護衛、侍女・乳母として重要な役割を担い、その絆と忠誠心が物語の背景に深みを与えています。父・高順を中心に、息子たちや妻・桃美など家族ぐるみの関係性が描かれ、壬氏との関係や宮中での立ち位置を理解する上でも欠かせない一族です。

4-1. 馬閃(バセン)

馬閃(バセン)は高順の息子で、王宮に仕える若い武官です。アニメ第15話では「無愛想な若い武官」として登場し、河豚騒動の手がかりを追う猫猫とともに官僚の家へ向かい、真実を確かめる役回りを担いました。

馬の一族として壬氏の周辺でも働き、壬氏の乳兄弟で同い年の幼馴染とされます。年齢は19歳(のちに21歳)と記され、父と同様に要所で振り回されがちな苦労人です。修練所で李白と手合わせをする姿が描かれるなど、武官としての立ち位置も物語の中で示されます。

4-2. 馬良(バリョウ)

馬良(バリョウ)は高順の息子で、馬閃の年子の兄です。二人はそっくりで身長もほぼ同じとされます。

科挙に進士として合格するほどの秀才で、事務能力に優れ、のちに壬氏の仕事の補佐も担います。身体が弱いことや人見知りが原因で任官した仕事を辞めた経験があるとされ、表に立つより裏方で力を発揮する人物です。既婚で子どもがいます。

4-3. 桃美(タオメイ)

桃美(タオメイ)は高順の妻で、馬閃・馬良・麻美の母です。高順より6歳上で、片目を失明しているとされています。

かつて壬氏の乳母を務めた経歴があり、のちに壬氏の侍女としても関わります。家の実務にも携わってきたとされ、馬の一族の家中や壬氏の周辺を内側から支える存在です。

4-4. 麻美(マーメイ)

麻美(マーメイ)は高順の娘で、馬閃・馬良の姉です。弟たちが父親似なのに対し、麻美は母親似とされます。

馬良ほどではないものの事務能力に長け、補佐に回ることで最大限に力を発揮します。馬の一族の家中を支える一員として描かれ、兄弟や家の実務に関わる場面で存在感を見せます。

5. 羅の一族のキャラ一覧

『薬屋のひとりごと』における羅の一族は、主人公・猫猫や羅漢、羅半といった主要人物を含む血族で、物語の背景や展開にも深く関わる特異な家系です。軍師・羅漢をはじめ医術や文官としての才能を持つ人物が多く、後宮や宮廷の出来事に影響力を与えています。ここでは、「羅の一族」に属するキャラクターを紹介します。

5-1. 羅門(ルォメン)

羅門(ルォメン)は花街で医者として暮らし、猫猫(マオマオ)の養父であり薬の師でもある人物です。猫猫からは「おやじどの」と呼ばれ、薬師としての基礎や、越えてはいけない一線を厳しく教えています。

もとは後宮の医官を務めた宦官でしたが、過去の出来事をきっかけに肉刑を受けて追放され、現在は後宮の外から猫猫を支える立場にいます。血縁上は猫猫の大叔父にあたります。

5-2. 羅漢(ラカン)

羅漢(ラカン)は軍部の高官で、周囲から「軍師」とも呼ばれる実力者です。胡散臭さや理解不能な振る舞いで迷惑がられる一方、慧眼と采配は確かなものとされ、その力で現在の地位に上り詰めました。

物語では猫猫に強い関心を示し、後宮の外側からも事件の輪郭を揺さぶる存在として登場します。

5-3. 羅半(ラハン)

羅半(ラハン)は羅漢の養子で、戸籍上は息子、血縁上は甥にあたります。数字に強く、財務を扱う文官として宮中で働く人物で、羅の一族の家計管理にも関わると紹介されています。羅漢のことを「義父上」と呼び、振り回されながらも慕う様子が描かれます。

6. 医局・医官のキャラ一覧

『薬屋のひとりごと』に登場する医局・医官たちは、後宮や宮廷で人々の健康を支える重要な立場にあります。宮廷の上級医官として傷病者の治療にあたる人物や、後宮で唯一の医官として猫猫と関わる者など、物語の事件や背景に深く関係します。ここでは、医局に所属する主要な医官を紹介します。

6-1. 劉医官(リュウいかん)

劉医官(リュウいかん)は、宮廷の上級医官として医局を支える人物です。羅門(ルォメン)とともに西方へ留学した経験があり、留学中の一件では羅門にとっての恩人でもあります。医局側の視点から猫猫たちの働きを見守る役回りです。

6-2. 揚医官(ヨウいかん)

揚医官(ヨウいかん)は、宮廷の上級医官で西都出身の人物です。気さくな性格とされ、医局の中でも話が通じやすい存在として描かれます。猫猫たち医官手伝いが関わる医局の場面でも、上の立場から現場を動かす医官の1人です。

6-3. 李医官(リいかん)

李医官(リいかん)は、宮廷の中級医官で真面目な性格の人物です。西都に帯同した1人で、厳しい経験を重ねた結果、精神面も肉体面もたくましくなります。都へ戻った後は、同僚や姚(ヤオ)にも別人と間違えられるほど変化した、と説明されています。

6-4. 泰然(タイラン)

泰然(タイラン)は、麻酔に関わる分野を得意としていた医官です。一方で翠苓(スイレイ)に気があり、翠苓の自殺騒動に協力したことで降格させられていました。医局側にも思惑や弱さがあることを示す人物として位置づきます。

6-5. 姚(ヤオ)

姚(ヤオ)は、猫猫と同じく医官手伝いとして働く15歳の少女です。裕福な商家の娘で、試験では首席の猫猫に次ぐ成績を収めた優等生とされています。出会った当初は事情から猫猫に反感を抱きますが、ある事件をきっかけに打ち解け、燕燕(エンエン)を交えて行動する場面も増えます。

6-6. 燕燕(エンエン)

燕燕(エンエン)は、猫猫と同じ医官手伝いとして働く19歳の少女です。優秀である一方、姚(ヤオ)への強い執着を見せ、かなりの男嫌いとして描かれます。もともとは姚の実家で彼女付きの侍女でしたが、姚を追いかける形で医官手伝いになりました。兄が料理人で、本人も料理が得意とされています。

7. 花街のキャラ一覧

『薬屋のひとりごと』に登場する花街のキャラクターたちは、主人公・猫猫(マオマオ)が生まれ育った緑青館(花街の遊里)に縁のある人物たちです。妓女や遊女としての立場ながら猫猫の過去や人間関係を示す重要人物が多く、物語本編にも深く関わってきます。ここでは、花街にまつわるキャラクターを紹介します。

7-1. 梅梅(メイメイ)

梅梅(メイメイ)は、猫猫が育った花街の高級妓楼「緑青館」に勤める妓女で、白鈴(パイリン)・女華(ジョカ)と並ぶ「三姫」の1人です。三姫は一晩の酌で大金が動くほどの高嶺の花として知られ、高級官僚でも簡単には手が出ない存在として描かれます。

梅梅は美貌だけでなく、歌に加えて象棋(シャンチー)や碁などの盤遊戯にも秀で、知性で客を楽しませる才を備えています。猫猫にとっても花街の原点を形作る、忘れがたい人物です。

7-2. 白鈴(パイリン)

白鈴(パイリン)は、花街の高級妓楼「緑青館」で名をはせる売れっ子妓女で、梅梅(メイメイ)・女華(ジョカ)と並ぶ「三姫」の1人です。華やかさと面倒見のよさをあわせ持ち、猫猫を幼い頃から可愛がってきた人物として描かれます。

作中では、猫猫が白鈴の母乳で育っていたことにも触れられ、関係の深さが分かります。武官の李白(リハク)が惚れ込み、いつか自分の力で身請けしたいと願う相手でもあり、花街と宮中をつなぐ存在感があります。

7-3. 女華(ジョカ)

女華(ジョカ)は、花街の高級妓楼「緑青館」で働く妓女で、「三姫」の1人です。三姫の中では最年少とされますが、四書五経を暗記しているほど学識が深く、話についていければ科挙に受かると言われる才女として描かれます。

男嫌いという性質も語られ、客への愛想で勝負するタイプではありません。それでも、試験前の験担ぎとして受験生が訪れるなど、知性そのものが価値になる存在です。

7-4. やり手婆(やりてばば)

やり手婆(やりてばば)は、猫猫が育った高級妓楼「緑青館」を取り仕切る店主です。煙管をくわえ、金にがめつく横暴に見える場面も多く、客や若い者に容赦なく言い放つ姿が印象的です。

一方で、さらわれて行方不明になった猫猫を内心で案じていた描写もあり、情の厚さものぞかせます。さらに若い頃は最上級の妓女として名をはせた過去が語られ、花街の表も裏も知り尽くした存在として描かれます。緑青館の日常を動かす要です。

7-5. 鳳仙(フォンシェン)

鳳仙(フォンシェン)は、緑青館の離れで病に臥せる妓女として登場する人物です。かつて羅漢(ラカン)と囲碁や象棋(シャンチー)の対局を重ねる中で関係を深め、猫猫の出生に直結する過去が描かれます。

アニメでは病に伏しながらも歌を口ずさみ、碁石を並べる姿が印象的に描写されました。猫猫が薬を届けに行く場面もあり、花街の華やかさとは別の現実を映す存在でもあります。羅漢の言動や猫猫の出自を理解する上で欠かせない重要人物です。

7-6. 右叫(ウキョウ)

右叫(ウキョウ)は、花街の高級妓楼「緑青館」で働く男です。妓女たちの表舞台とは異なり、館の運営を裏側から支える立場として登場します。

7-7. 趙迂(チョウウ)

趙迂(チョウウ)は、子一族の生き残りの少年で、毒をあおった後遺症で記憶を失い、半身に麻痺が残ります。猫猫が引き取り監視下に置いた際、名を響迂(キョウウ)から趙迂へ改めました。本人に自覚はありませんが、猫猫に甘えて外出に連れて行ってほしいと駄々をこねるなど、関係性が描かれます。記憶を失う前から絵が得意で、緑青館前で似顔絵を描いて小銭を稼ぎ、才能を買われて有名絵師の元で技法を学んでいます。

8. 子の一族・事件関係者のキャラ一覧

『薬屋のひとりごと』に登場する「子の一族・事件関係者」は、後宮や宮廷で物語の鍵を握る重要人物が多いグループです。子一族は権力と陰謀の象徴として描かれ、宮廷での抗争や過去の事件を通じて猫猫(マオマオ)や壬氏(ジンシ)らと深く関わっています。ここでは、子一族や物語の背景に関わる人物を紹介します。

8-1. 子昌(シショウ)

子昌(シショウ)は、先帝の時代から長く重用されてきた臣下で、子の一族の長として描かれます。上級妃・楼蘭妃(ロウランヒ)の父でもあり、宮廷の権力構造や事件の背景に深く関わる人物です。

アニメでは「子の一族の長・子昌」がついに姿を表す回があり、反逆の罪での拘束を告げられても表情を崩さず、余裕すら浮かべる姿が印象に残ります。後宮や外廷をまたぐ動きの中心にいるため、名前が出た時点で物語の流れが大きく動くキーパーソンです。

8-2. 神美(シェンメイ)

神美(シェンメイ)は、子昌の妻で、楼蘭妃の母にあたる人物です。ただならぬ雰囲気を纏う冷酷な女性と評されています。子の一族をめぐる動きと結びついて現れ、周囲が怯える存在として描かれるのも特徴です。

8-3. 翠苓(スイレイ)

翠苓(スイレイ)は、外廷で働く、薬草に詳しい謎の官女です。猫猫の実力を試すような言動を見せ、猫猫の前に現れては独特の距離感で物語に緊張を持ち込みます。

アニメでは初登場時、猫猫が軍部近辺まで来たことに釘を刺す場面が描かれ、香りや薬草の知識が手がかりになる描写もあります。長身で中性的な雰囲気を持ち、後宮と外廷の出来事をつなぐ立ち位置でも存在感を放ちます。

8-4. 大宝(タイホウ)

大宝(タイホウ)は、神美が後宮入りした際に侍女として仕えた人物です。先帝のお手付きとなって女児を出産しますが、女帝に認められなかった娘は後宮を追い出され、大宝自身は後宮に留め置かれたと説明されています。系譜上は翠苓(スイレイ)の祖母にあたり、子の一族周辺の血筋をつなぐ存在です。

8-5. 深緑(シェンリュ)

深緑(シェンリュ)は、後宮の診療所で女官として働く人物です。診療所という立場から医療や薬に関わる場面で登場し、後宮で起きる出来事の背景を示す役割も担います。作品紹介でも「中年女官・深緑(シェンリュ)が仕える診療所」が重要な場所として触れられ、猫猫が“悪意”の根源に思い至るきっかけにもつながります。

9. 外国・西都・砂欧のキャラ一覧

『薬屋のひとりごと』の物語では、茘(りー)の西部にある戌西州の州都・西都(せいと)や、砂漠寄りの国砂欧(しゃおう)などに関わる人物も登場します。それぞれの国や地域には独自の文化や立場があり、後宮や中央との関係性が物語の展開に影響を与えることもあります。ここでは、外国や西都・砂欧に関わるキャラクターを整理して紹介します。

9-1. 姶良(アイラ)

姶良(アイラ)は、砂欧(しゃおう)から茘(リー)へ来訪する「異国からの特使」です。愛凛(アイリーン)と“双子のような美しい特使”として紹介され、「月の精が見たい」と宮廷側へ無理難題を提示します。

9-2. 愛凛(アイリーン)

愛凛(アイリーン)は、姶良(アイラ)とともに砂欧(しゃおう)からやって来る「異国からの特使」です。

9-3. 玉袁(ギョクエン)

玉袁(ギョクエン)は、西都(せいと)を治める立場にある人物です。西都は玉葉妃の出身地で、乾いた土地ゆえに作物が育ちにくい一方、交易の中継地として栄える地域です。

9-4. 玉鶯(ギョクオウ)

玉鶯(ギョクオウ)は、玉葉后(ぎょくようこう)の兄として紹介される人物です。原作の西都編を扱う解説では、玉葉后の実家「玉」一族のお家騒動の文脈で「玉葉后の兄・玉鶯」が言及され、周辺の人間関係の清算や家中の問題が描かれるとまとめられています。

9-5. 拓跋(タクバツ)

拓跋(タクバツ)は、西都の場面で登場する人物です。原作では、日に焼けた肌や西都でも不自然ではない服装が描写され、玉鶯の視点で「農民は土の匂いがする」と評されるくだりがあります。

9-6. 漢俊杰(カン・ジュンジェ)

漢俊杰(カン・ジュンジェ)は、原作で「俊杰(ジュンジェ)と申します」と名乗る場面があり、姓は「漢」とされています。作中では通称で呼ばれやすく、名前がすれ違ったまま定着していく描写が特徴として扱われます。

まとめ

『薬屋のひとりごと』は、猫猫や壬氏を中心に、後宮・医局・花街・外国勢力など多彩な人物が絡み合うことで物語が大きく動いていきます。キャラクター同士の関係や立場を整理しておくことで、事件の意図や伏線の意味がより明確になり、作品の魅力を一層味わえるようになります。

登場人物が多いからこそ、一度一覧で把握しておくことが理解への近道です。気になるキャラクターを見つけたら、その背景や関係性にも注目しながら物語を楽しんでみましょう。

※当記事は2026年1月時点の情報をもとに作成しています

関連記事