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【リゼロ】魔女の強さランキング一覧|魔女と大罪司教の関係も解説

【リゼロ】魔女の強さランキング一覧|魔女と大罪司教の関係も解説

「Re:ゼロから始める異世界生活(リゼロ)」は、死に戻りという絶望的なループの中で少年スバルが運命に抗うダークファンタジーです。その物語を語る上で欠かせないキャラクターが「魔女」です。アニメや原作を進めるほどに、「魔女は何者なのか」「誰が一番強いのか」と気になる人もいるでしょう。

当記事では、リゼロに登場する魔女・魔人の概要と特徴を整理しつつ、作中描写を踏まえた強さランキングを紹介します。魔女因子の性質やそれぞれの立ち位置が分かると、同じシーンでも読み解き方が変わり、考察の幅も広がるでしょう。

1. 「Re:ゼロから始める異世界生活」に出てくる魔女とは?

「Re:ゼロから始める異世界生活」に登場する魔女とは、約400年以上前に「魔女因子」と呼ばれる特異な力に適合した人物の総称です。七つの大罪に加え、虚飾・憂鬱などの因子を持つ者も含まれ、世界に甚大な災厄をもたらした存在として恐れられてきました。

その後、多くの魔女は嫉妬の魔女サテラに滅ぼされ、現在では肉体を持たず、精神世界にのみ姿を見せる存在がほとんどです。唯一、サテラだけが封印され、生存が確認されています。

1-1. 魔女と大罪司教の関係

魔女と大罪司教は、「魔女因子」を軸とした主従関係にあります。魔女教という組織は嫉妬の魔女サテラを崇拝し、その復活を目的として暗躍しています。

その中枢となる大罪司教は、かつてサテラが飲み込んだ6つの魔女因子を取り込んだ適合者で構成され、怠惰・暴食・強欲・憤怒・色欲・傲慢の席が存在します。ただし、魔女と異なり、同じ能力を引き継げるわけではなく、それぞれ独自の「権能」を発現します。主人公スバルの前に立ちはだかる強敵の多くが、この大罪司教です。

2. リゼロに出てくる魔女・魔人の強さランキング

リゼロに登場する魔女・魔人は、それぞれ異なる魔女因子と規格外の能力を持ち、物語の根幹を揺るがす存在です。ここでは、作中の描写や設定を踏まえ、彼らの「強さ」に焦点を当ててランキング形式で紹介します。

2-1. 第1位:「嫉妬の魔女」サテラ

嫉妬の魔女サテラは、400年前に世界を滅ぼしかけた張本人とされる伝説的な存在です。本来は魔女因子に適合していないにもかかわらず、複数の因子を取り込んだことで人格が分離し、常軌を逸した執着心と異常な力を併せ持つに至りました。

かつて他の魔女たちをすべて飲み込み、龍・賢者・剣聖の三英傑ですら討伐できなかった点からも、その強さは作中最上位と評価されます。

2-2. 第2位:「虚飾の魔女」パンドラ

虚飾の魔女パンドラは、未だベールに包まれたままの存在で、魔女教徒として暗躍し続ける数少ない「今も動いている魔女」とされています。白金の髪と白布のみの装いという神秘的な姿に加え、過去には大罪司教レグルスを従え、さらには敬語を使わせるほどの威圧的な格を持ちます。

最大の強みは「起きた事象そのものを書き換える」権能で、自身の死すらなかったことにできると言われます。この「存在ごと覆す」能力はまさに規格外と言え、生存が示唆されている以上、今後も物語を揺るがす危険度の観点から第2位に位置づけられます。

2-3. 第3位:「怠惰の魔女」セクメト

怠惰の魔女セクメトは、大罪の魔女の1人として嫉妬の魔女に滅ぼされた過去を持ちながらも、伝承の中で強烈な存在感を残す人物です。呼吸すら面倒がる究極の怠惰体質で、見た目も徹底した無頓着ぶりですが、魔女の中では最も常識的とも評されています。

しかし、かつて龍を大瀑布の彼方へ追いやった逸話があるなど、怠惰という言葉から想像される姿には似つかわしくないほど強い戦闘力の持ち主です。大罪司教ペテルギウスの「見えざる手」とは異なる未知の破壊衝撃波を操るとされ、その火力は魔女の中でも屈指と推測されています。

2-4. 第4位:「憂鬱の魔人」ヘクトール

憂鬱の魔人ヘクトールは、魔女因子適合者の中で唯一の男性という特異な存在です。道化めいた装いと軽薄な口調が目立ちますが、その実力は凶悪で、かつて聖域を襲撃した際にはエキドナと共闘した初代ロズワールを一方的に叩き潰すほどの力を見せました。

ロズワールが現在の外見や言動をヘクトールに似せているのは、その恐怖と憎悪を忘れぬための模倣であることからも、彼が受けた爪痕の深さがうかがえます。能力は重力操作系とされ、一撃で状況をひっくり返せる制圧力を備えています。生存の可能性も示唆されるなど、未だ脅威が去っていない危険度の高い魔人です。

2-5. 第5位:「暴食の魔女」ダフネ

暴食の魔女ダフネは、大罪の魔女の1人として「世界を飢餓から救う」ために魔獣という別種の脅威を創造した根源的な存在です。常に飢餓に苛まれているため、棺型の魔獣〈百足棺〉に身を収め、無駄なカロリー消費を避ける異様な生活を送っています。

嗅覚は異常なほど鋭く、食料の位置はもちろん、相手の状態すら嗅ぎ分けが可能。左目には、対象に強烈な飢餓を植え付ける「飢餓の魔眼」を宿しています。さらに、白鯨・大兎・黒蛇という三大魔獣の生みの親でもあり、人々の記憶ではサテラに次ぐ危険度を持つ魔女として恐れられています。

2-6. 第6位:「憤怒の魔女」ミネルヴァ

憤怒の魔女ミネルヴァは、その名に反して「癒やし」を権能とする稀有な魔女です。憤怒とは、他者を責める怒りではなく、「誰かが傷ついていること」そのものに耐えられない怒りを指します。争いや流血を止めるためなら、ためらうことなく介入します。

しかし、この治癒は世界中枢のマナを引き抜く副作用があり、その反動として他所で天変地異を発生させ、多数の死者を生むという危険な性質を孕んでいます。サテラと生前は親友に近い関係で、死後もなおスバルを気遣う姿勢が描かれていますが、その力の総被害量を考慮すれば、魔女としての危険度と影響力は上位に位置づけられます。

2-7. 第7位:「傲慢の魔女」テュフォン

傲慢の魔女テュフォンは、幼い少女の姿をしながらも「処刑人」として罪を裁き続けた存在です。無垢さを思わせる外見とは裏腹に、精神も未熟で他者の痛みを理解せず、自分の基準のみで断罪を下します。

彼女の傲慢の権能は「相手の内なる罪悪感に反応して身体を粉砕する」という極端な裁きで、悪人か否かではなく「罪悪感」が判決材料となるのが特徴です。真実や状況を無視して出会った相手を一方的に裁くその行動力と、即死級の処刑能力から、幼さに似合わぬ高い殺傷力と危険性を備えた魔女と言えます。

2-8. 第8位:「強欲の魔女」エキドナ

強欲の魔女エキドナは、「この世の叡智」を貪欲に欲し続ける知識欲の権化です。透き通る白髪の美貌に反し、自らの好奇心のためには不老実験すらいとわない徹底した合理主義者として描かれます。スバルの「死に戻り」にいち早く気づき、観測価値と実験価値に魅せられて契約へ誘導しようとする場面からも、その強欲さがうかがえます。

能力面でも6属性魔法を習熟したロズワールの師であり、権能を抜きにしても魔女屈指の実力者です。また、サテラ討伐を視野に入れるほど対立の意思も明確で、魔法知識や長期的な戦略性においても、他の魔女とは質が異なる「理性」で世界をねじ伏せるタイプの強者と言えます。

2-9. 第9位:「色欲の魔女」カーミラ

色欲の魔女カーミラは「天上の美姫」と讃えられる一方で、実際の容姿はやや可愛い程度とされ、その影響力の大半は権能に起因しています。彼女の「無貌の女神」には特徴があり、まず見る者にとって望む姿として映ること、魅了された相手は視線を外せず呼吸すら忘れてしまうことなどが挙げられます。

攻撃力こそ目立ちませんが、認知と意志決定を奪うこの能力は「抗えない支配力」として脅威です。歪んだ自己愛と相まって、魔女として成立していたと言えます。

まとめ

リゼロの魔女・魔人は、魔女因子によって歴史と世界観そのものを形づくってきた存在です。嫉妬のサテラのように世界級の破壊力を持つ者もいれば、パンドラやカーミラのように状況を支配するタイプも存在し、能力のベクトルはさまざまです。

また、魔女は大罪司教の根幹とも深く関わり、物語上の因果や対立軸を形成しています。今後アニメや原作小説を振り返る際は、「力の序列」「因縁」「能力の性質」を意識することで、同じシーンでも新たな発見と理解が得られるでしょう。

※当記事は2025年10月時点の情報をもとに作成しています

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