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韓国ドラマ「シークレット・ガーデン」のあらすじ・キャストを紹介!

韓国ドラマ「シークレット・ガーデン」のあらすじ・キャストを紹介!

2010年に韓国で放送され、最高視聴率35%を記録した大ヒットドラマ「シークレット・ガーデン」。ラブロマンスにファンタジー要素を融合させた斬新なストーリー展開や、巧妙な伏線が話題となり、放送当時は“シガ廃人”と呼ばれる熱狂的なファンを生み出しました。その人気を支えたのが、主演のヒョン・ビンさんやハ・ジウォンさんをはじめとする豪華キャスト陣の熱演です。

当記事では、物語を彩る主要キャラクター7名と、それを演じた俳優について詳しく紹介します。

1. シークレット・ガーデンとは?あらすじを紹介!

「シークレット・ガーデン」は、2010年~2011年に韓国で放送されたファンタジック・ラブコメディです。主演はヒョン・ビンさんとハ・ジウォンさんで、第47回百想芸術大賞では作品賞・脚本賞を受賞し、主演のヒョン・ビンはテレビ部門大賞にも選ばれました。ユン・サンヒョンさんやユ・インナさん、イ・ジョンソクさんなど豪華キャストがそろい、今なお根強い人気を誇る作品です。

■あらすじ

高級デパートの御曹司ジュウォン(ヒョン・ビン)は、韓流スターのいとこ・オスカーの依頼でスキャンダル処理に出向いた先で、スタントウーマンのライム(ハ・ジウォン)と出会います。正反対の性格ながらもなぜか惹かれ合う2人は、済州島で不思議な食堂「神秘のガーデン」に辿り着き、薬酒を飲んで眠った翌朝、魂が入れ替わってしまいます。立場も価値観も異なる2人が互いの人生を体験しながら、心を通わせていく姿を描いた物語です。

2. シークレット・ガーデンのキャストを7名紹介!

ラブコメとファンタジーを融合させた斬新な設定と、実力派キャストの演技が話題となった「シークレット・ガーデン」。ここでは主要キャスト7名を紹介します。

2-1. キム・ジュウォン/演:ヒョン・ビン

キム・ジュウォンは、ロエルデパートの若きCEOで、アメリカの一流大学を卒業し、祖父から譲り受けたデパートを「超VIP戦略」で成功に導いた実力派です。容姿端麗で自信に満ちた俺様タイプながら、スタントウーマンのキル・ライムとの出会いにより、冷静だった心が揺らぎ始めます。

そんなジュウォンを演じるヒョン・ビンさんは、2003年にドラマ「ボディーガード」で俳優デビュー。2005年の主演作「私の名前はキム・サムスン」が日韓で大ヒットし、瞬く間にトップスターの仲間入りを果たしました。引き締まった体と知的な雰囲気を併せ持ち、作品ごとに異なる魅力を発揮。2011年からは海兵隊での兵役も経験し、俳優としての深みを増しています。「ヒョン・ビン」という芸名には「輝き、さらに輝く」という意味が込められており、その名にふさわしい活躍を続けています。

2-2. キル・ライム/演:ハ・ジウォン

キル・ライムは、貧しい環境の中で育ち、たくましく生きてきたスタントウーマンです。男性顔負けのアクション技術を持ち、「カッコいい」と言われることを心の支えにしています。理想の男性像は、自分よりもジャブの速い相手で、ジュウォンとはまったく異なる価値観を持っていましたが、出会いと魂の入れ替わりを通じて次第に惹かれていきます。

この役を演じたハ・ジウォンさんは、1997年のドラマ「修学旅行」でデビューし、2000年の映画「真実ゲーム」で大鐘賞新人賞を受賞しました。その後も「リメンバー・ミー」で青龍映画賞助演女優賞を獲得するなど、数々の話題作で実力を発揮しています。「チェオクの剣」「ファン・ジニ」などでは力強さと繊細さを併せ持つ演技で視聴者を魅了し、アクション・時代劇・恋愛ドラマと幅広いジャンルで高い評価を受けてきました。

2-3. オスカー/演:ユン・サンヒョン

オスカーは韓国を代表するトップスターで、奔放な恋愛遍歴を持つプレイボーイとして知られています。ワイルド系アイドルとしてブレイクし、オートチューンの多用とキラースマイルを武器に、アジア各国で絶大な人気を誇っています。「来る女はありがたく、去る女はもっとありがたい」という名言を掲げるなど、恋愛にも音楽にもマイペースな姿勢を貫いています。

このキャラクターを演じたユン・サンヒョンさんは、長い下積み生活を経て広告モデルとして注目を集めた後、俳優デビューを果たしました。2009年に出演したドラマ「僕の妻はスーパーウーマン」の劇中歌「Never Ending Story」がヒットしたことで、歌手・俳優としても人気を博すようになります。2010年には日本でCDデビューも果たし、コンサートツアーを成功させるなど、韓国国内外で活躍の場を広げています。歌と演技の両面でマルチな才能を発揮している俳優です。

2-4. ユン・スル/演:キム・サラン

ユン・スルは冷静で知的な雰囲気をまとうCF監督です。世間の理不尽さや形式的な価値観に反発し、自ら選択肢を切り拓くことを信条としています。財閥家に嫁ぐ道を約束されていながらも、名声や地位に縛られず、自分の道を模索する姿が印象的です。かつて深く愛したオスカーとの別れが心に傷を残し、その痛みを復讐という形で晴らそうとする複雑な感情も垣間見えます。

この芯の強い女性を演じたのは、2000年のミス・コリア出身であるキム・サランさんです。同年の芸能界入り以降、映画「ラブ・インポッシブル~恋の統一戦線~」や日韓合作ドラマ「東京、天気雨」(2008年)などに出演し、演技の幅を広げてきました。また、美しい容姿と知的なイメージで数々のCMに起用され、モデルとしても存在感を発揮しています。清楚でありながら芯のある女性像を体現し、多方面で活躍してきた女優です。

2-5. イム・ジョンス/演:イ・フィリップ

イム・ジョンスは、韓国のアクション映像界にハリウッド式の手法を取り入れ、業界の第一線で活躍するアクション監督です。アクションスクールを設立してわずか3年で成功を収め、感覚的かつ独創的な演出が高く評価され、ハリウッドからも出演オファーが届くほど注目を集めています。理性的で合理的な印象を与えつつも、情に厚く、血の気も多い熱い一面を併せ持っています。スタントウーマンであるライムには厳しい姿勢で接するものの、常に陰から支え見守る存在として描かれています。

この役を演じたのは、188cmという高身長と整った容姿を持つ俳優イ・フィリップさんです。2007年にペ・ヨンジュンさん主演の「太王四神記」でチョロ役としてデビューしました。その後も「男の物語」(2009年)、「シンイ-信義-」(2012年)などで存在感のある演技を披露しています。また、ファッションブランドの広告モデルとしても活動し、俳優とモデルの両面で活躍の幅を広げてきました。

2-6. サン/演:イ・ジョンソク

サンは、天性の音楽センスを持つアーティストです。世界各地を自由に放浪しながら音楽と向き合い、家族への複雑な感情から愛を信じない孤独な人物として描かれています。そんな彼の前に現れたのが、トップスターのオスカーでした。

演じるイ・ジョンソクさんは、185cmの長身とスリムな体型を生かして中学3年生からモデルとして活動を始め、最年少男性モデルとしてソウルコレクションの舞台に立ちました。その後、3年間の演技訓練を経て、2010年にドラマ「検事プリンセス」で俳優デビュー。「君の声が聞こえる」(2013年)「検事プリンセス」(2010年)などが彼の代表作です。モデル出身ならではの洗練されたビジュアルと、真摯な演技への取り組みが高く評価されており、今後のさらなる飛躍が期待されています。

2-7. イム・アヨン/演:ユ・インナ

イム・アヨンは、ライムの親友でルームメイトです。ロエルデパートの超VIPラウンジで働く明るく楽天的な女性で、どこか要領の良さも感じさせます。劇中ではライムにとって気軽に本音を話せる存在として登場し、物語に温かみを添えています。

演じるユ・インナさんは、2009年のドラマ「明日に向かってハイキック」でデビュー後、「最高の愛」(2011年)で一躍人気に。第47回百想芸術大賞では新人賞を受賞しています。「イニョン王妃の男」(2012年)「星から来た私の恋人」(2013年)など多くの話題作に出演し、安定感のある演技で視聴者の支持を集めています。

まとめ

「シークレット・ガーデン」は、2010年~2011年に韓国で放送され、第47回百想芸術大賞で作品賞・脚本賞を受賞したファンタジック・ラブコメディです。デパート御曹司ジュウォンとスタントウーマンのライムが、済州島の不思議な薬酒により魂が入れ替わってしまうという斬新な設定が話題を呼びました。

作品では主演のヒョン・ビンさんとハ・ジウォンさんをはじめ、ユン・サンヒョンさん、キム・サランさん、イ・フィリップさん、イ・ジョンソクさん、ユ・インナさんなど実力派キャストが集結しています。正反対の立場と価値観を持つ主人公たちが、お互いの人生を体験しながら理解を深め、真の愛に目覚めていく過程を描いています。現在も根強い人気を誇る、韓国ドラマの名作として多くのファンに愛され続けています。

※当記事は2025年6月時点の情報をもとに作成しています

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