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【鬼滅の刃】岩柱・悲鳴嶼行冥の基本情報や最強と呼ばれる理由を紹介

【鬼滅の刃】岩柱・悲鳴嶼行冥の基本情報や最強と呼ばれる理由を紹介

悲鳴嶼行冥は、漫画・アニメ「鬼滅の刃」の中でも最強と称されるキャラクターです。盲目というハンデを持ってしても、身長220cm体重130kgという恵まれた体格、また鍛錬により培った高い戦闘能力で柱の中でも圧倒的な実力を有します。

当記事では、悲鳴嶼行冥の基本情報や彼が使う石の呼吸の詳細、また鬼殺隊最強と呼ばれる理由などについて解説します。

1.【鬼滅の刃】岩柱・悲鳴嶼行冥とは?

引用:アニメ「鬼滅の刃」公式ポータルサイト

悲鳴嶼行冥(ひめじまぎょうめい)は、鬼殺隊の中で最強剣士を意味する「柱」の階級を持つ人物です。岩の呼吸の使い手であることから「岩柱」とも呼ばれており、9人いる柱の中でも最強と称されるほどの実力の持ち主です。2024年5月から放送されるアニメ「鬼滅の刃」の柱稽古編にも登場しています。

ここでは、岩柱・悲鳴嶼行冥のプロフィールや過去について、詳しく解説します。

1-1.悲鳴嶼行冥の基本情報

名前 悲鳴嶼行冥(ひめじまぎょうめい)
出身 東京府靑梅日の出山
誕生日 8月23日
年齢 27歳
身長 220cm
体重 130kg
趣味 尺八
好きな食べ物 炊き込みご飯

念仏を唱えながら涙を流す姿が特徴的な悲鳴嶼行冥は、実は赤ん坊の頃に高熱が原因で失明してしまいます。目が見えなくても感覚が鋭かったことから生活で不自由に感じたことはなく、困っている人がいれば必ず助けるという優しく慈悲深い性格の持ち主です。

日々の鍛錬によって生み出された屈強な肉体から繰り出される斬撃は、鬼殺隊最強と言っても過言ではありません。仲間想いで責任感も強いことから他の柱全員からは尊敬の念を抱かれており、柱の中でもリーダー的存在です。

1-2.悲鳴嶼行冥の過去

悲鳴嶼行冥は、貧しい家庭の4人兄弟の次男として生まれました。幼い頃に高熱が原因で失明した後、父は流行り病で、母は弟の出産時に、兄弟は病気や飢えによって亡くなるという壮絶な経験をします。天涯孤独となった悲鳴嶼は、寺に引き取られて育ちました。

成長した悲鳴嶼は、自身と同じ身寄りのない子供たちを寺で引き取ります。「先生」と慕われながら貧しくも幸せな生活を送っていましたが、ある日子供の一人が言いつけを守らず夜まで外出したことで、鬼と遭遇。子供は自分が助かるために悲鳴嶼と8人の子供たちを喰わせることを鬼に提案し、寺に鬼を連れてきたことで7人の子供がすぐに殺されてしまいました。

一人残った4歳の少女「沙代」だけは守り抜きたいという思いで、悲鳴嶼は一心不乱に鬼の顔を朝まで殴り潰し、日光によって鬼を消滅させることに成功します。しかし、沙代が駆けつけた人に「あの人は化け物 みんなあの人が みんな殺した」と発言したことによって、悲鳴嶼は子供たち殺害の罪で死刑になることに。

その後、死刑を待つ悲鳴嶼の前に現れた当時14歳の産屋敷の言葉に救われたことをきっかけに、18歳で鬼殺隊に入隊することになりました。

1-3.悲鳴嶼行冥の声優

大人気アニメ「鬼滅の刃」で悲鳴嶼行冥を担当したのは、杉田智和さんです。アトミックモンキー所属のアドリブが得意なことで有名な声優で、厚みのある低音ボイスに定評があることから、数多くの作品で人気キャラクターの担当を務めています。

代表作は「銀魂」の坂田銀時役や、「涼宮ハルヒの憂鬱」のキョン役など。第3回声優アワードでは助演男優賞を受賞しています。また、杉田智和さんは声優だけでなく俳優としても活動を行っており、映画作品に出演するなど幅広い分野でも活躍しています。

2.岩柱・悲鳴嶼行冥が扱う岩の呼吸を5つ解説

引用:アニメ「鬼滅の刃」公式ポータルサイト

5大流派の1つである岩の呼吸は、岩のように堅い防御力と最強の攻撃力を誇る呼吸として知られています。圧倒的な筋力による荒々しい戦闘スタイルが特徴です。正しい呼吸と反復動作によって爆発的に力を発揮することから、攻守ともに弱点が少ない呼吸とも言われています。

ここでは、悲鳴嶼行冥が扱う岩の呼吸について、5つ解説します。

壱ノ型「蛇紋岩・双極(じゃもんがん・そうきょく)」 巨大な棘の付いた鉄球と鎖の付いた手斧を、同時に鬼へと投げつける技です。蛇紋岩とは蛇の皮膚のような模様が表面にある岩のことです。
弐ノ型「天面砕き(てんめんくだき)」 鉄球を鬼の頭上へ投げ、鎖を踏みつけることで鉄球を鬼の頭上に叩きつける技です。斧を投げつけてから攻撃することで鬼の体勢を崩し、避けづらくしています。
参ノ型「岩軀の膚(がんくのはだえ)」 鎖を掴んで鉄球と手斧を自身の周りで回転させることで鬼の攻撃を防ぎ、攻撃もする攻防一体の技。無惨の攻撃を薙ぎ払うなど、岩のように固いガードを持っています。
肆ノ型「流紋岩・速征(りゅうもんがん・そくせい)」 鉄球と斧を同時に投げ、鎖を振り回すことで縦横無尽に攻撃を繰り出す技です。全方向に投げつけることから隙がなく、攻撃と防御一体の技と言われています。流紋岩は火山岩の一種で、表面にマグマが流動した時の模様が見られることもある岩石です。
伍ノ型「瓦輪刑部(がりんぎょうぶ)」 空中から鉄球と斧を叩きつけ、4か所を同時に攻撃する大技です。鎖で軌道を変えられ、岩のように高い攻撃力を誇ります。

3.岩柱・悲鳴嶼行冥が「鬼殺隊最強」と呼ばれる理由

引用:アニメ「鬼滅の刃」公式ポータルサイト

悲鳴嶼行冥の戦闘力は、通常の人間では考えられないほどの強靭な肉体と剣技をもつことから、柱だけでなく敵である鬼さえも認めるほど最強と言われています。ここでは、悲鳴嶼行冥が「鬼殺隊最強」と呼ばれる理由について解説します。

3-1.優れた身体能力

大正時代を舞台とした「鬼滅の刃」ですが、悲鳴嶼行冥は身長220cmという当時の日本人としては規格外の大男として描かれています。寺で生まれて初めて鬼と対峙した際には、戦闘経験がないにもかかわらず、夜明けまで鬼を素手で何度も殴り潰すといった比類なき身体能力を見せたことも。

圧倒的な腕力と持久力を持つ悲鳴嶼ですが、入隊後も日々大きな岩を数km単位で動かす厳しい鍛錬を続け、努力によってさらに肉体を鍛え上げていきます。その結果、130kgという巨漢でありながらも圧倒的なスピードや俊敏性を兼ね揃えた高い身体能力を持つことになり、「鬼殺隊最強」と言われるようになりました。

3-2.圧倒的な戦闘能力

悲鳴嶼行冥が使う岩の呼吸は、攻守ともに弱点のない呼吸として知られています。圧倒的な筋力のもとに繰り出される荒々しい技の攻撃力は、他の呼吸の技とは一線を画すほど。特に岩の呼吸の伍ノ型「瓦輪刑部」は、空中から鉄球と斧を叩きつけることで圧倒的な破壊力を見せる、最強の技としても知られています。

主人公の竈門炭治郎からも「一人だけ匂いが異質」と評するほどの強さを持っている悲鳴嶼は、使用する武器も他の隊士とは形状が異なるものを使用しています。通常の隊士たちは日輪刀を使用して鬼狩りを行いますが、悲鳴嶼は手斧と棘の付いた巨大な鉄球が鎖でつながったものを使用しています。斬撃と打撃の両方ができる非常に攻撃力の高い武器を、圧倒的な筋力で手足のように使いこなせることも、悲鳴嶼が「鬼殺隊最強」と呼ばれる理由の1つと言えるでしょう。

4.岩柱・悲鳴嶼行冥の登場・活躍シーン

悲鳴嶼行冥は、炭治郎と禰豆子の処遇を決める柱合会議の場面で初めて登場します。柱9人が揃う柱会議の中で、「あぁ なんというみすぼらしい子供だ 可哀想に」と慈悲の涙を流しながら、数珠で拝んでいる姿が印象的です。

その後、無限列車編・遊郭編と物語が進み、若い隊士を育て鬼殺隊全体の力を底上げするために行われた柱稽古編で再登場します。岩柱の悲鳴嶼行冥による「筋肉強化訓練」では、岩の重しが付いた丸太を背中に担ぎながら炎の中にいる姿を見せ、炭治郎をはじめとした他の隊士たちを驚愕させています。

無限城における上弦の壱の鬼である黒死牟との戦いでは、不死川実弥・不死川玄弥・時透無一郎と共闘し、卓越した技の破壊力を見せつけて活躍しています。悲鳴嶼を一目見ただけの黒死牟からも「極限まで練り上げられた肉体の完成形。これ程の剣士を拝むのは三百年振り」と評価されるなど、悲鳴嶼の戦闘能力の高さが際立ちました。

5.【ネタバレ注意】岩柱・悲鳴嶼行冥は死亡した?

無惨との最終決戦では、黒死牟戦で会得した「透き通る世界」によって無惨には脳が5つ、心臓は7つあり、体内を移動して位置を変えていることを見抜きます。同時に12か所攻撃することができれば無惨を倒せると考えた悲鳴嶼は、すぐさま伊黒に「透き通る世界」のことを伝えますが、突然無惨から衝撃波による攻撃を受けることに。吹き飛ばされた悲鳴嶼は身体が建物の壁に激しく叩きつけられ、衝撃波から伊之助達を庇った結果、左脚を切断する大怪我を負います。大量に出血してことが原因で意識を消失し、そのまま戦線離脱となりました。

兪史朗による治療の結果、重症ながらもなんとか目を覚ました悲鳴嶼でしたが、夜明けが近づき朝日が差した時、苦しみに悶える無惨は巨大な赤ん坊に姿を変えます。必死に太陽から逃れようとする無惨に対して、悲鳴嶼も鎖を使って無惨の動きを封じようと奮闘。無惨は首の鎖を引きちぎり、抵抗しながら地中に潜ろうとしましたが、炭治郎の赫刀によって動けなくなったことで、そのまま太陽の光に灼やかれながら消滅していきました。

無事無惨が消滅したことを見届けた後、隠が手当てにやってきますが、助からないことを悟った悲鳴嶼は自身に薬を使うことを拒否します。臨終を迎えようとした時、悲鳴嶼のもとへ現れたのは、かつて寺で一緒に暮らし鬼に殺された子供たちでした。

子供たちは悲鳴嶼に対し、寺が鬼に襲われた時に逃げ出したのではなく、目の見えない悲鳴嶼を守るために武器を取りに行ったり、助けを求めに行ったりしたことを伝えました。置き去りにされたと思って深く傷ついていた悲鳴嶼でしたが、長年の誤解が解けたことにより子供たちに見守られながら安らかな表情で息を引き取りました。

まとめ

鬼滅の刃の悲鳴嶼行冥は、最強の柱とされる岩の呼吸の使い手です。赤ん坊の頃、光熱によって失明しながらも、鋭い感覚と強靭な肉体と圧倒的な剣技で鬼滅隊最強と呼ばれるほどの戦闘力をもちます。鬼も認めるほどの強靭な強さで、作中では無惨討伐に大きく貢献しました。

悲鳴嶼行冥は作品全体で前半での登場回数は少ないものの、後半にかけて大きな活躍が見られるキャラクターです。2024年5月からのアニメ版鬼滅の刃 柱稽古編でも登場するため、ぜひご覧ください。

※当記事は2024年5月時点の情報をもとに作成しています

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