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桃源暗鬼のキャラクター一覧まとめ|あらすじ・登場人物を徹底解説

桃源暗鬼のキャラクター一覧まとめ|あらすじ・登場人物を徹底解説

『桃源暗鬼』は、日本昔話「桃太郎」を大胆に再解釈し、鬼側の視点から描くダークファンタジー作品です。鬼と桃太郎の血を引く者たちが現代社会で抗争を続けるという設定のもと、単なる勧善懲悪では終わらない重厚な物語が展開されます。

主人公・一ノ瀬四季の成長を軸に、仲間との絆や組織間の思惑、過去に背負った因縁が複雑に絡み合う点も本作の魅力です。当記事では、『桃源暗鬼』の基本情報やあらすじ、主要組織ごとのキャラクターを整理し、作品を分かりやすく解説します。

1. 桃源暗鬼とは?

『桃源暗鬼』(とうげんあんき)は、現代を舞台に「鬼」と「桃太郎」の末裔の戦いを描くダークファンタジー漫画です。2020年から連載が開始され、コミックス累計部数は400万部を突破しています。昔話「桃太郎」を鬼側の視点から再解釈する構成が特徴で、従来の勧善懲悪とは異なる物語を展開しています。

2023年6月にはメディアミックス企画が始動し、舞台化やテレビアニメ化が発表されました。2025年7月からはTVアニメが放送され、新世代ダークヒーロー作品として高い注目を集めている作品です。

1-1. 桃源暗鬼のあらすじ

『桃源暗鬼』は、鬼の血を引く少年・一ノ瀬四季が、自らの宿命と向き合う物語です。

平凡な高校生として暮らしていた四季は、ある日突然「桃太郎機関」に所属する人物から襲撃を受けます。逃亡の中で、自分が鬼の血を継ぐ存在であること、そして養父が長年その事実を隠してきたことを知ります。

桃源暗鬼の世界では、鬼と桃太郎の血筋が何千年も抗争を続けており、それぞれが「鬼機関」「桃太郎機関」という組織を築いています。四季は鬼としての力に目覚めながら、自身の存在意義と仲間との絆を見つけていきます。

2. 桃源暗鬼のキャラクターを一覧で紹介!

『桃源暗鬼』には、鬼の血を引く者たちと桃太郎の血を引く者たち、そして両陣営に関わる多彩な人物が登場します。この作品の魅力は、単なる敵味方の対立にとどまらず、それぞれの立場や信念が丁寧に描かれている点にあります。

ここでは、物語の中心となる組織ごとに主要キャラクターを整理し、魅力を分かりやすく紹介します。

2-1. 羅刹学園

■ 一ノ瀬 四季(いちのせ しき)

鬼の血を継ぐ本作の主人公で、炎属性の鬼神の子「炎鬼」です。左目元の泣きぼくろが特徴で、感情に素直な熱血漢ですが、人の痛みに涙する優しさも持ちます。血液で銃器を生み出す「銃葬神器」を操り、数々の死闘を経て成長します。怒りや葛藤を抱えながらも仲間を守ろうとする姿が最大の魅力です。

■ 無陀野 無人(むだの ないと)

羅刹学園の教官であり、合理主義を貫く実力者です。ローラースケートと傘を武器に戦い、血を操る「繚乱時雨」を駆使します。冷徹に見えますが、生徒を思う情の深さがあり、仲間の死を背負い続ける覚悟を持つ人物です。圧倒的な強さと教師としての信念が印象に残ります。

■ 皇后崎 迅(こうがさき じん)

鬼と桃太郎の血を引くハーフで、復讐を胸に戦う少年です。冷静で孤高に見えますが、内面には家族を失った悲しみと優しさを抱えています。丸鋸を発現する「七つの断罪」は高い破壊力を誇ります。四季との衝突と共闘を通じて仲間意識を育む姿が魅力です。

■ 屏風ヶ浦 帆稀(びょうぶがうら ほまれ)

気弱で自信のない性格ですが、姉の想いを宿す巨人を召喚する力「憂闇腸乙女」を持つ少女です。過去のトラウマを乗り越え、巨人を制御できるようになる成長が描かれます。仲間を思う強さと繊細な心情が、物語に温かさを与える存在です。

■ 矢颪 碇(やおろし いかり)

短気で直情的な性格ながら、仲間を失った過去を抱える生徒です。怒りを糧に武器を生み出す「怒鬼怒氣ヒステリー」を操ります。当初は孤立しがちですが、仲間の存在を再認識して変化します。不器用ながら義理堅い一面が魅力です。

■ 遊摺部 従児(ゆするべ じゅうじ)

真面目で協調性を重んじる生徒ですが、物語では内通者として葛藤を抱える立場に置かれます。索敵能力「汝、何処へ」により戦況を支える頭脳派です。妹を想う気持ちと裏切りの苦悩を経て再起する姿が、物語に深みを与えています。

■ 手術岾 ロクロ(きりやま ろくろ)

不安症で臆病な性格ながら、舞うように戦う「死灰嵐舞」を操る生徒です。発動時は勇敢な人格へと変わり、仲間を守る力を発揮します。弱さと強さを併せ持つ二面性が印象的で、成長物語としても注目される存在です。

■ 漣 水鶏(さざなみ くいな)

姉御肌のギャル風生徒で、「純情で異常な愛情」により敵を虜にします。尽くしすぎる性格ながら、仲間を守るためには迷いません。豪快さと繊細さを兼ね備え、ロクロとの関係性も物語の見どころです。

■ 花魁坂 京夜(おいらんざか きょうや)

元鬼機関総隊長で、現在は学園の保険医です。軽妙な性格ですが、血による超回復能力で仲間を救います。命のやり取りを支える裏方としての覚悟と実力を持ち、物語の要となる存在です。

■ 猫咲 波久礼(ねこさき はぐれ)

非常勤講師で戦闘部隊所属。姿を変える「雲流変換技」を持ちます。礼儀正しい外面と毒舌な本性のギャップが特徴です。高い身体能力で生徒を圧倒する実力者でもあります。

■ 印南 幽(いんなみ ゆう)

常に病弱そうな姿ながら、生徒思いの熱血講師です。「双又ノ綻」で巨大な腕を召喚し攻防を担います。体力に不安を抱えながらも、鬼の未来を守ろうとする強い意志が魅力です。

2-2. 鬼機関

■ 淀川 真澄(よどがわ ますみ)

練馬区偵察部隊隊長で、常に笑顔を浮かべながらも本心を見せないポーカーフェイスの持ち主です。無陀野や京夜とは同期で、現場経験が豊富な実力者として描かれます。過去の任務で受けた拷問の痕を抱えながらも、鬼機関のために冷静な判断を下します。厳しい言動の裏には仲間を思う強い責任感があり、四季の成長を認める姿も印象的です。

■ 並木度 馨(なみきど かおる)

練馬区偵察部隊副隊長で、真澄を長年支える優秀な補佐役です。温厚で柔らかな物腰ながら、状況判断に優れた冷静な人物でもあります。普段は古本屋を営み、鬼同士の情報交換の拠点として機能させています。過去に真澄に救われた経験から深い信頼関係を築いており、鬼機関の安定を支える存在と言えます。

■ メアリー亜紀(メアリー あき)

鬼機関に所属する医師兼研究者で、戦闘員を医学面から支える重要人物です。高身長で個性的な風貌を持ち、奔放な言動で周囲を驚かせる場面もありますが、医療知識と研究能力は確かです。鬼の血に関する研究を行い、負傷者の治療やデータ管理を担当します。前線で戦う隊員を陰で支える専門職として、組織に欠かせない役割を担っています。

■ 朽森 紫苑(くちもり しおん)

杉並区戦闘部隊隊長で、退廃的な態度と豪放な性格が特徴です。酒や賭博を好む一方で、仲間や子どもに対しては人一倍情が深く、危機には真っ先に駆けつけます。多彩な技を持つ実力者であり、教官時代の経験から若い世代への複雑な思いも抱えています。

■ 百鬼 大我(なぎり たいが)

杉並区戦闘部隊副隊長で、金髪と左目の傷が印象的な人物です。荒々しい外見に反して子ども思いで面倒見がよく、「聖母」と呼ばれるほど仲間から慕われています。激戦の中でも救助活動を優先する姿勢が強く描かれ、仲間を守るために自らが傷を負う覚悟を持っているのが魅力です。

2-3. 桃太郎機関

■ 大皇帝(だいこうてい)

桃太郎機関を統括する最高権力者です。実体は明かされておらず、スピーカーを通して命令を下します。穏やかな口調で語りますが、鬼との共存を訴える意見を退けるなど、機関の方針を絶対とする姿勢を崩しません。鬼と桃太郎の存在を公表することにも強く反対し、組織の統制を最優先にする冷徹な判断が特徴です。

■ 桃屋 五月雨(ももや さみだれ)

桃太郎機関の総士隊長で、鬼殲滅を強く掲げる人物です。主人公・四季の養父を討った張本人でもあり、物語初期から因縁を持ちます。左半身に大きな火傷痕を負い、義手となった左腕とともに復讐心を燃やします。細菌を操り刀剣を形成する能力を持ち、高い戦闘力を誇ります。鬼の排除を正義と信じる姿勢が印象的です。

■ 桃井戸 颯(ももいど はやて)

総士隊長であり研究統括を担う人物です。迅の父でもありますが、鬼である妻と娘を自らの手で殺害した過去を持ちます。能力「天結・冥冥一水」により細菌を集めて刀を形成し、極めて高い切断能力を発揮します。合理的な判断を重視し、鬼と桃太郎の存在公表には慎重な立場を取ります。

■ 桃喰 十兵衛(ももばみ じゅうべえ)

総士隊長の一人で、桃太郎を英雄として世に知らしめることを重視する野心家です。鬼と桃太郎の存在を独断で公表し、自ら鬼を討つ姿を中継するなど過激な行動を取ります。単独で鬼を圧倒する戦闘力を持ち、機関内でも異彩を放つ存在です。

■ 桃宮 唾切(ももみや つばきり)

研究者出身の隊長で、鬼を実験対象として扱う冷酷な人物です。死体を操る能力を持ち、京都支部に甚大な被害を与えました。戦闘力も高く、非情な行動で鬼側に強い憎悪を抱かせます。物語の中でも「桃太郎機関の残酷さ」を象徴する存在として描かれています。

■ 桃草 蓬(ももくさ よもぎ)

唾切の副官で、鬼殲滅を信条とする女性隊員です。細菌で密室を生成する能力を持ち、戦場を封鎖する役割を担います。感情を見せにくい冷静な性格ですが、組織への忠誠心は強く、唾切の死後は復讐心を抱きます。

■ 桃寺 神門(ももでら みかど)

若くして副隊長を務める天才肌の隊員です。強い正義感を持ち、鬼にも善良な者がいると考えるなど、機関内では異色の存在です。能力「八岐大蛇」により複数の銃器を操ります。主人公・四季と友情を築き、鬼と桃太郎の共存を模索する立場へと変化します。

■ 桃華 月詠(ももか つくよみ)

練馬部隊隊長で、占いを重視する独特な人物です。タロットカードを用いた能力「神の望みを知る」により多彩な技を発動します。冷静さと好戦性を併せ持ち、鬼との戦闘を楽しむ一面もあります。

■ 桃角 桜介(ももかど おうすけ)

月詠の副隊長で、戦闘を何よりも好む戦闘狂です。受けた技を再現する「コピー」能力を持ち、激しい近接戦を得意とします。粗暴な性格ながら部下思いな一面もあり、鬼との戦いを通して価値観に揺らぎが生じます。

■ 桃際 右京(ももぎわ うきょう)

杉並部隊隊長で、対象を洗脳する「傀儡ノ雫」を操ります。娘の治療費を得るために暗躍し、鬼機関に内通者を送り込むなど策士として動きます。目的のために非情な手段を選びますが、父親としての葛藤も抱える複雑な人物です。

2-4. 鬼國隊

■ 等々力 颯(とどろき はやて)

鬼國隊の大将であり、風属性を司る鬼神の子「風鬼」。高い戦闘力と強いカリスマ性を兼ね備え、仲間から絶大な信頼を集める存在です。乗り物酔いや方向音痴といった弱点を抱えつつも、覚悟と責任感で隊を率います。かつては桃太郎根絶を掲げていましたが、激戦を経て「捕らわれた鬼の救出」へと理念を転換しました。

■ 鳥飼 羽李(とりかい うり)

左目元の爪痕が特徴の青年で、生真面目な性格。幼少期に颯に救われて以来、恩義から行動をともにしています。血蝕解放「化鳥造血」により巨大な鳥や無数の小鳥を召喚し、攻防や移動を自在にこなします。プテラノドンを呼び出す大技も持ち、隊の機動力を支える要です。

■ 不破 真一(ふわ しんいち)

関西弁で話す豪胆な青年。独特な女性観を持ちながらも義理堅く、仲間思いの性格です。血液を強酸に変える能力を持ち、金属扉さえ溶かす破壊力を発揮します。歪との決戦では敵の右目を奪うなど、勝利に大きく貢献しました。

■ 囲 岬(かこい みさき)

冷静沈着な性格で、不破と行動をともにすることが多い青年。血蝕解放「追奔逐僕」により追尾性能を持つ矢を放ち、神経毒で敵の動きを鈍らせます。戦況をコントロールする役割を担う戦術型の隊員です。

■ 百目鬼 剛(とどめき ごう)

盲目ながら優れた反響定位と聴覚を持ち、超高速で血液を射出する「残血呈戯」を操る実力者。幼少期に桃太郎の襲撃で視力を失いましたが、努力で克服しました。精密な索敵能力と高火力を兼ね備え、決戦でも重要な役割を果たします。

■ 乙原 響太郎(おとはら きょうたろう)

後方支援を担う青年で、血を飲んだ者同士を精神的に接続する能力を持ちます。戦闘力は高くありませんが、状況分析と指揮能力に優れ、隊の司令塔として活躍します。仲間思いな性格も魅力です。

■ 蛭沼 灯(ひるぬま あかり)

両腕を蛭で補う最年長の隊員で、「鬼國隊の母」と呼ばれる存在。穏やかで包容力にあふれ、仲間を支え続けました。蛭を操る能力で攻防を行い、最期まで隊を守る姿が強い印象を残します。

■ 海月 巳代(うみつき みよ)

鬼國隊の紅一点。男嫌いながら仲間への情は深く、戦闘ではクラゲを召喚する「泡水母」を操ります。粘着や爆発など多彩な技を持ち、決戦でも重要な役割を果たしました。

■ 等々力 雄治(とどろき たけじ)

颯の育ての祖父であり鬼の医師。誰であろうと助けようとする優しさを持ち、颯の人格形成に大きな影響を与えました。歪に殺害されましたが、その存在は颯の信念の根底にあり続けています。

まとめ

『桃源暗鬼』は、鬼と桃太郎という誰もが知る物語構図を反転させ、「正義とは何か」「血筋とは何か」を問いかける作品です。主人公・一ノ瀬四季の葛藤や成長だけでなく、鬼機関や桃太郎機関、鬼國隊など各組織に属する人物たちの背景や信念が丁寧に描かれている点が大きな魅力です。敵味方という単純な二項対立ではなく、それぞれが守りたいものを抱えて戦っている構図が、物語に深みを与えています。

キャラクター同士の関係性や因縁を理解することで、戦闘シーンや心理描写の重みも一層際立ちます。今後の展開やアニメ化による広がりにも期待が高まる、新世代ダークヒーロー作品と言えるでしょう。

※当記事は2026年3月時点の情報をもとに作成しています

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