愛知スカイエキスポは、中部国際空港（セントレア）に直結したアクセス抜群のイベント会場です。空港から徒歩5分ほどと立地がよく、ライブやフェスなどの大きなイベントが多く開催されています。遠方からの参加でも移動がスムーズなので、遠征にもぴったりです。
しかし、愛知スカイエキスポの座席はアリーナ形式で段差がないため、「後ろの席だと見えにくい」という声もよく聞かれます。この記事では、愛知スカイエキスポのキャパや見え方、アクセス手段、施設内のサービス、駐車場の料金まで、ライブ前に知っておきたい情報を紹介します。
1. 愛知スカイエキスポのキャパは何人？
愛知スカイエキスポは、中部国際空港に直結している大型イベント会場です。空港からは徒歩5分ほどで行けるため、県外からのアクセスもとても便利です。
メインの展示ホールAは、柱のない広い空間になっていて、ライブやイベントのステージを自由に組める作りになっています。シアタースタイルで約6,500人まで入ることができ、レイアウトによってはさらに多くの人を収容することも可能です。
また、スカイエキスポ全体では最大で約13,000人のキャパがあります。複数のホールを連結して使うこともでき、大規模な音楽ライブやフェス、スポーツイベントなどにもよく使われています。全国の中でもかなり大きな会場なので、迫力ある演出やステージが楽しめます。
過去には、ケツメイシ、ゆず、スキマスイッチ、星野源といったアーティストがライブを行っている、愛知県有数のライブ会場です。
1-1. ほかのライブ会場との比較
愛知スカイエキスポと、ほかの愛知県のライブ会場にも使われる各施設のキャパを比較すると、以下の通りになります。
| 会場名 | 最大収容人数 |
|---|---|
| バンテリンドーム ナゴヤ | 50,619人 |
| 豊田スタジアム | 44,380人 |
| ポートメッセなごや | 約15,000人 |
| 愛知県芸術劇場（大ホール） | 2480人 |
| 愛知県芸術劇場（コンサートホール） | 1800人 |
出典：日本政府観光局（JNTO）「名古屋市国際展示場（ポートメッセなごや）」
出典：全国劇場・音楽堂等総合情報サイト「愛知芸術文化センター愛知県芸術劇場」
愛知スカイエキスポのメインホールAのキャパは6,500人のため、ドーム球場やサッカースタジアムと比べれば小さめです。しかし、スカイエキスポ全体で見れば、ポートメッセなごやに匹敵するキャパがあると言えます。
2. 愛知スカイエキスポは見えないって本当？見え方は？
引用：AichiSkyExpo（愛知県国際展示場）「展示施設案内」引用日2025/6/5
愛知スカイエキスポのホールAは、スタンド席がなく、すべてアリーナ席で構成されています。つまり床は完全なフラット構造で、段差が一切ありません。そのため、中央～後方ブロックでは「埋もれてしまって見えにくい」という声が多く見られます。
特に背が低めの方は、前の人の頭でステージが隠れてしまうこともあり、「厚底の靴を履いて行った」という人や、「基本的にモニターを見ていた」という口コミも目立ちます。ただし、距離的には最後方でもステージまで約80m程度なので、10～12倍の双眼鏡があれば、出演者の表情もしっかり見える距離です。
また、演出によっては花道やセンターステージが設けられることもあり、後方でも近くで見られるチャンスがあります。
前方ブロックはステージに近く、視界も良好です。中央ブロックも、花道やセンターステージがある公演なら肉眼でも楽しめますが、メインステージの様子は双眼鏡があると安心です。会場が正方形なので、端のブロックだと少しステージまでの距離を感じるかもしれません。
会場によって座席配置やAブロック・Bブロックといった座席構成も異なり、前回と同じブロック名だからと言って見やすくなるとは限りません。そのため、座席表を事前に確認しておくと安心です。
3. 愛知スカイエキスポへのアクセス
愛知スカイエキスポは、中部国際空港に直結した便利な立地にあります。名古屋駅からは電車・バス・車のどれでもアクセスできますが、所要時間や荷物の量、出発時間によってベストな手段が変わってきます。それぞれの方法を紹介しますので、自分に合った移動手段を選んでください。
3-1. 電車
名鉄名古屋駅から中部国際空港駅まで、特急やミュースカイを利用すると約28分で到着できます。乗り換えなしでスムーズに移動できるうえ、本数も多いため、時間にあまり縛られず行動できます。
中部国際空港駅に着いたら、ターミナル2方面へ向かい、アクセスプラザ出口から連絡通路を通って会場へ移動します。徒歩で約7分ですが、通路は屋根付きなので、天候を気にせずに向かえます。
3-2. バス
名古屋駅からは愛知スカイエキスポまでバスの直行便が運行されており、乗り換えなしで約55分の所要時間で移動できます。特に大きな荷物があるときや、ゆったり座って移動したい方に向いています。
ただし、バスは早朝の便が多く、基本的には午前4時や午前7時といった時間帯に限られています。展示会やライブなどのイベント開催時には、臨時便が追加されることもあるため、事前に公式サイトや時刻表を確認しておくことが大切です。
3-3. 車
名古屋駅周辺でレンタカーを借りて移動すれば、乗り換えや荷物の移動を気にすることなくスムーズに到着できます。高速道路を利用すれば、所要時間は約40分ほどです。
会場には駐車場も整備されており、混雑していなければストレスなく利用できます。ただし、イベント時は駐車場が混雑することもあるため、早めの到着を心がけると安心です。
なお、タクシーを利用する場合は料金が約15,000円と高めになるため、コスト面を重視する方にはレンタカーがおすすめです。
4. 愛知スカイエキスポの施設
愛知スカイエキスポは、ライブやイベントを快適に楽しめるよう、さまざまな設備が整っています。
会場内には売店があり、お弁当や飲み物を購入することができます。急にお腹がすいたときや、飲み物を買い忘れたときも安心です。
また、モール側には350席のフードコートがあり、愛知産、知多産の食材をたっぷり使った料理や、名古屋名物の手羽先・味噌を使ったメニューが揃っています。カフェも2か所あり、展示ホールの中からもアクセス可能です。
ほかにも、施設内にはコインロッカーや宅配便受付、自動販売機なども設置されています。荷物を預けたいときや、帰りにおみやげを送るときにも便利です。
4-1. 愛知スカイエキスポの駐車場
愛知スカイエキスポには、普通車を中心に約3,400台分の駐車スペースが用意されています。第1・第2駐車場は入庫から30分以内なら無料で利用できるため、送迎の車も安心して使えます。
駐車料金は、普通車の場合、施設利用時は24時間で800円、利用がない場合は1,600円です。1時間ごとの利用なら300円となっており、短時間の滞在にも対応しています。大型車（高さ2.5m超2.7m以下）は5,000円まで、バイクは500円で利用できます。
身体障害者手帳などを持っている方は、総合案内で駐車券とともに手帳を提示することで割引が受けられます。
ただし、駐車場は事前予約ができないので、イベント当日は早めの到着がおすすめです。また、中部国際空港の駐車場とは異なり、空港利用による割引は対象外です。
イベントによっては料金が変わることもあるため、事前に公式サイトで最新情報をチェックしておきましょう。
まとめ
愛知スカイエキスポは、約13,000人を収容できる大規模な会場で、空港からすぐアクセスできるのが魅力です。ライブやフェスなどに多く使われており、遠方からの参加者にも利用しやすい施設となっています。
ただし、ホールAはフラットな床構造のため、後方の座席では見えづらいと感じることもあります。特に身長が低めの方は注意が必要です。事前に座席の配置を確認したり、双眼鏡を用意したりすることで、よりライブを楽しめるでしょう。
アクセス方法は電車・バス・車のどれでも便利ですが、イベント当日は混雑が予想されるため、早めの移動がおすすめです。
※当記事は2025年6月時点の情報をもとに作成しています
