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武蔵野の森総合スポーツプラザ(京王アリーナTOKYO)のキャパとは

武蔵野の森総合スポーツプラザ(京王アリーナTOKYO)のキャパとは

武蔵野の森総合スポーツプラザ(現在の名称:京王アリーナTOKYO)は、東京都調布市にある多目的スポーツ施設です。最大約10,000人を収容できるメインアリーナを備えており、スポーツ大会から音楽ライブ、展示会や企業イベントにまで対応できる柔軟な運用が特長です。味の素スタジアムと隣接しており、多摩エリア全体のスポーツ振興や地域活性化に大きな役割を果たしています。

施設にはアリーナ席やスタンド席など、さまざまな観覧スタイルが用意されており、座席ごとの視界の違いを事前に把握することで、より快適なイベント鑑賞が可能です。当記事では、座席の見え方やアクセス手段など、初めて訪れる方にも役立つ情報を詳しく解説します。

1. 武蔵野の森総合スポーツプラザ(現:京王アリーナTOKYO)のキャパは?

武蔵野の森総合スポーツプラザ(現在の名称:京王アリーナTOKYO)は、東京都調布市に位置する多目的スポーツ施設です。味の素スタジアムと連携しながら、多摩地域におけるスポーツ振興と地域活性化を担っています。

施設の中心となるメインアリーナは、最大約10,000人を収容できる規模を誇ります。広さは約4,900m2で、バスケットボールコート4面またはバドミントンコート18面を確保できる設計です。スポーツ競技だけでなく、音楽ライブや展示会、企業イベントなどさまざまな用途に対応しており、大型ビジョンや照明設備も充実しています。

観客席はアリーナ席に加え、スタンド席も3階・4階に分かれて設けられており、用途やイベントの規模に応じて柔軟な運営が可能です。

1-1. ほかのライブ会場との比較

都内近郊にある代表的なアリーナのキャパシティを比較すると、武蔵野の森総合スポーツプラザは大規模な部類に入ります。

会場名 最大収容人数
日本武道館 14,501人
国立代々木競技場 第一体育館 12,934人
両国国技館 11,098人
武蔵野の森総合スポーツプラザ 約10,000人
東京国際フォーラム ホールA 5,012人

出典:武蔵野の森総合スポーツプラザ「メインアリーナ」

出典:公益財団法人日本武道館「日本武道館施設概要」

出典:国立代々木競技場「第一体育館|施設概要」

出典:日本相撲協会「概要」

出典:東京国際フォーラム「ホールA施設概要」

武蔵野の森総合スポーツプラザは、都内のアリーナ規模としては中~大規模クラスに位置づけられます。日本武道館や代々木第一体育館と比べるとやや小さいものの、1万人規模のイベントが開催可能で、アーティストの全国ツアー会場やスポーツ興行でも広く活用されています。

2. 武蔵野の森総合スポーツプラザの各座席からの見え方

武蔵野の森総合スポーツプラザ(京王アリーナTOKYO)の観客席は、大きくアリーナ席、スタンド3階席、スタンド4階席の3つに分かれています。実際には3階席が2階相当、4階席が3階相当の高さで設計されており、それぞれ視界の特徴があります。

各座席で見え方や距離感に明確な違いがあるため、どの席が自分に合っているかを知っておくと、よりライブを楽しめるでしょう。ここでは、各座席からの見え方を紹介します。

2-1. アリーナ席

アリーナ席はステージに最も近く、臨場感を味わえるエリアです。前列ほどパフォーマンスとの距離が近く、アーティストの表情まで肉眼で捉えられますが、10列目以降になると視界が前方の観客に遮られることが多くなり、出演者が見えにくくなるケースがあります。

また、アリーナ席は段差がないフラットな構造のため、後方では「前の人の頭でステージが隠れてしまう」という声も聞かれます。20列目以降では8~12倍の双眼鏡を持参することで、表情や細かな演出まで楽しめるでしょう。センターステージや花道が設けられている公演では、後方でも比較的見やすくなる傾向があります。

2-2. スタンド3階席

スタンド3階席はアリーナより一段高く、高さと距離のバランスが良いため、ステージ全体を見渡しやすい座席です。構成はA・C・D・Fブロックが7列、B・Eブロックが10列で、いずれのブロックからもステージを十分に視認できます。特にステージに近い注釈付き指定席は、人気の高い「神席」として知られています。

ただし、注釈付き指定席はステージを横から見る形となるため、演出が一部見えにくくなる可能性もあります。出演者の表情をしっかり確認したい場合は、A・Fブロックでは12~15倍、B・Eブロックでは10~12倍の双眼鏡を用意するとよいでしょう。全体をしっかりと見渡せる視点からライブを楽しみたい方におすすめのエリアです。

2-3. スタンド4階席

スタンド4階席は会場の最上段に位置し、ステージ全体の演出や観客の熱気を一望できるエリアです。最前列からでもステージまでの距離があるため、出演者の姿は視認できますが、表情を確認するには双眼鏡が必要です。双眼鏡は10~16倍程度のものがおすすめです。

4階席はG~Nブロックで構成され、各ブロックは7列です。最前列は安全管理の観点から着席での鑑賞が義務付けられており、ガラス柵越しにステージを観覧します。場合によっては、最後列の後ろに立見席が設けられることもあります。演出と観客の一体感を体感したい方には魅力的なエリアです。

3. 武蔵野の森総合スポーツプラザへのアクセス方法|最寄り駅は?

武蔵野の森総合スポーツプラザ(京王アリーナTOKYO)へのアクセス手段は電車・バス・自動車の3通りあります。最寄り駅は京王線「飛田給駅」で、駅からは徒歩5分と非常に利便性が高い立地です。イベント時には飛田給駅に特急列車が臨時停車することもあり、多方面から来場しやすい環境が整っています。

ここではそれぞれの移動手段について詳しくご紹介します。

3-1. 電車での移動方法

最寄りの京王線「飛田給駅」は、新宿から約25分でアクセスでき、駅から会場までは徒歩5分の距離です。駅の北口を出て「スタジアム通り」を直進し、ペデストリアンデッキを上がると左手に施設が見えてきます。飛田給駅は通常、各駅停車のみの停車駅ですが、イベント開催時には特急が臨時停車します。

また、徒歩20分圏内には西武多摩川線「多磨駅」もあり、「多磨駅東通り」から「スタジアム通り」を進むルートで来場できます。

最寄りである飛田給駅までは、東京駅からは約35分、羽田空港から約66分、横浜駅から約52分など、多方面からのアクセスが可能です。ライブやコンサート当日は特急停車の有無を事前に確認しておきましょう。

3-2. バスでの移動方法

電車以外では、各路線バスを利用することでも武蔵野の森総合スポーツプラザにアクセスできます。京王線「調布駅」や西武多摩川線「多磨駅」からは、京王バスの「調33」「飛01」「飛02」系統を利用できます。所要時間は調布駅から約10分、多磨駅からは約6分です。

また、JR中央線「武蔵小金井駅」「武蔵境駅」、小田急線「狛江駅」からも「浄水場」バス停を経由するバス路線が運行されています。この場合、バス停から施設までは徒歩約15分です。

イベント開催時は道路混雑が発生するため、時間に余裕をもって移動するのがおすすめです。バス路線は複数ありますが、乗り場と降車バス停に注意しながら計画を立てましょう。

3-3. 自動車での移動方法

自動車でのアクセスは、中央自動車道「調布IC」から約900mと至近距離にあり、スタジアム通り沿いの「京王アリーナTOKYO側」から駐車場に入場できます。ただし、コンサートやスポーツ大会などの大規模イベント開催時には、駐車場が利用できないケースがあるため注意が必要です。

敷地内の駐車場は134台分あり、基本料金は1時間500円(以降20分ごとに200円)です。障害者手帳やミライロIDを提示することで無料になります。また、ジムやカフェを利用した場合も一定時間の割引サービスがあります。イベント時には交通渋滞や周辺駐車場の混雑が見込まれるため、公共交通機関の利用が推奨されます。

まとめ

京王アリーナTOKYO(旧:武蔵野の森総合スポーツプラザ)は、1万人規模のイベントにも対応できる大規模施設として、多様なニーズに応えています。アリーナ席やスタンド席の構造はそれぞれに特徴があり、視界や距離感を考慮して座席を選ぶことで、イベントをより深く楽しめるでしょう。また、最寄りの飛田給駅から徒歩5分という立地はアクセス性にも優れており、さまざまなエリアからの来場が可能です。

イベントの内容や座席の特徴、交通手段を事前に把握しておけば、快適かつスムーズに来場できるでしょう。訪問を検討している方は、ぜひ当記事を参考にして、最適な座席やアクセス方法を選んでください。

※当記事は2025年8月時点の情報をもとに作成しています

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