ぴあアリーナMMは、神奈川県横浜市の「みなとみらい21」地区に位置する大型アリーナ施設です。音楽コンサートを主な用途として設計されており、音響や視認性の高さに定評があります。1階から4階まで客席が配置されており、アーティストのパフォーマンスをより近くに感じられる構造となっています。
この記事では、ぴあアリーナMMの収容人数や座席構成、各座席からの見え方、アクセス方法を解説します。これから公演に足を運ぶ方は、ぜひ参考にしてください。
1. ぴあアリーナMMとは?
#ゆず こけら落とし映像の配信は本日20時から‼ 4時間の限定公開なのでお見逃しなく😉💕https://t.co/sq1F7FlVbu#ぴあアリ #開業日 pic.twitter.com/7eW6KWIuEz
— ぴあアリーナMM (@pia_arena_mm) July 10, 2020
ぴあアリーナMMとは、2020年7月に開業した、神奈川県横浜市の「みなとみらい21」地区にあるアリーナ施設です。主に音楽コンサート・音楽イベントでの利用を想定して、設計・設備・音響などが最適化されています。
ぴあアリーナMMは地下1階・地上4階建てで縦に長い箱型構造が採用されており、会場全体がステージに包まれるような臨場感を楽しめるアリーナです。1階から4階まで客席を重ねるように配置しているため、どの客席からでもアーティストや演奏をより近く感じられる点は大きな魅力と言えるでしょう。
各階には男性用・女性用・多目的トイレが配置され、1階には授乳室やコインロッカーも整備されています。1階~3階には売店があり、開場・開演前にフードやドリンクを購入可能です。
また、施設内には公演日以外の日もオープンしている飲食施設や、公演日に営業する有料ラウンジもあり、来場者が楽しめる体験型コンテンツも用意されています。ぴあアリーナMMは、目的の公演そのものだけでなく、公演前後の時間も安心して楽しめる施設であると言えるでしょう。
1-1. ぴあアリーナMMの収容人数
ぴあアリーナMMの、1階アリーナでの立ち見を含めた最大収容人数は12,141人です。ただし、イベントやコンサートの内容・形式によっては、席数が変更される場合があります。
なお、ぴあアリーナMMは近隣のアリーナと比べて会場規模は小さめです。近隣の代表的なコンサート会場・ライブ会場のキャパとの比較は以下の通りです。
【ぴあアリーナMMと近隣の代表的な会場の最大収容人数の比較】
会場名 | 最大収容人数 |
---|---|
ぴあアリーナMM | 12,141人 |
さいたまスーパーアリーナ(スタジアム) | 約37,000人 |
横浜アリーナ(Aステージ) | 13,443人 |
Kアリーナ横浜 | 20,033人 |
東京有明アリーナ(メインアリーナ) | 約15,000人 |
ぴあアリーナMMは最大収容人数が少なめで、ステージが見やすい会場であると言えます。アーティストの姿や動作、演奏を近くで感じられるため、より充実感のある公演を楽しめるでしょう。
2. ぴあアリーナMMの座席
\OPENまであと100日/
— ぴあアリーナMM (@pia_arena_mm) January 16, 2020
2020年4月25日(土)開業に向けて、工事も大詰めです‼️
本日は、取り付けが進む座席の様子を大公開✨
座り心地が抜群で、公演を心ゆくまで楽しんでいただけます✌
今後の更新もどうぞお楽しみに🎵#ぴあアリーナ #ぴあアリ #みなとみらい pic.twitter.com/Nr5XJuADxY
ぴあアリーナMMは1階から4階まで客席があり、座席の種類としては1階のアリーナ席と2~4階のスタンド席に大きく分けられます。ここでは、ぴあアリーナMMの1階アリーナ席と2~4階のスタンド席の特徴やキャパについて解説します。
2-1. アリーナ席
1階アリーナの収容人数は着席時で最大3,980人、スタンディング時で最大6,064人となっています。アリーナに用意されている座席にはいずれもカップホルダーがあり、長時間座っても疲れにくく座り心地の良いクッションタイプの座面が採用されています。座席の列の間もゆったりしているため、公演をより快適に楽しめるでしょう。
なお、アリーナ座席はイベントやコンサートの内容・形式によって座席配置や座席数などが異なる場合があります。アリーナ席を予約する場合は、ライブ座席表などの座席情報を事前に確認した上で申し込みを行いましょう。
2-2. スタンド席
ぴあアリーナMMの2階席・3階席・4階席はスタンド席となっており、基本的には座席に座ってステージを観覧することになります。座席はアリーナ席で使用するものと同様に、カップホルダーやクッションタイプの座面が採用されています。2階席・3階席・4階席のキャパは次の通りです。
フロア | 最大収容人数 |
---|---|
2階 | 3,150人(車イス10席・立ち見最大440人を含む) |
3階 | 1,680人(車イス10席を含む) |
4階 | 1,247人(VIP用44席を含む) |
なお、2~4階はいずれも「R(右側)」「C(中央)」「L(左側)」の3つにブロック分けされており、3階・4階の最前列は落下や転倒防止のため立ち見ができません。
3. ぴあアリーナMMの各座席からの見え方
本日4/25が開業予定日でした。
— ぴあアリーナMM (@pia_arena_mm) April 25, 2020
たくさんのお客様にご覧いただくはずだったアリーナの写真をお届けします📸#ぴあアリ に来る予定だった日や、ここで会うはずだった方とのオンライン飲み会などの #ヴァーチャル背景 としてご使用ください☺💕
皆さんとお会いできるその日まで‼#春は必ず来る pic.twitter.com/YOwQxras4B
ぴあアリーナMMは主に音楽コンサートでの利用を想定して設計されている施設であるため、基本的にはどの座席からも公演を楽しめます。しかし、座席の場所によって見え方に違いがあるため、自身の好みに合わせて座席を選択したり、必要な準備をしたりすることが大切です。
アリーナ席の場合、最前列から5列目くらいまでの前方の座席はステージとの距離感をあまり感じられず、ステージの様子をはっきり見ることが可能です。一方、アリーナ席は高低差がなく、後方席では前方の観客の頭でステージが見えにくくなる可能性もあります。センターステージや花道の有無で、座席からの見え方や印象も異なることに留意しましょう。
また、スタンド席からの見え方も階数によって異なります。2階スタンド席はステージよりもやや高い位置にあり、ほどよい高低差があるためステージが見やすい座席です。「R(右側)」や「L(左側)」のブロックのサイド席では、ステージをかなり近くに感じられます。
3階スタンド席はやや高所に、4階スタンド席はアリーナ席を上から見下ろすような高さにあるため、高いところが苦手な方は注意が必要です。ステージが遠く感じる場合があるものの、眺めが良くステージ全体・会場全体が見えるため、全体的な演出をしっかり堪能できるでしょう。
なお、アリーナ後方や3階席・4階席など、ステージ上の人物の表情が見えにくい座席の場合は双眼鏡やオペラグラスを利用するのも1つの方法です。スクリーン(モニター)を活用するコンサートの場合は、ライブ映像を画面で楽しむこともできるでしょう。
4. ぴあアリーナMMへのアクセス
最前線で立ち向かう医療従事者のみなさまへ感謝の気持ちをこめて #ブルーライトアップ を開始しました。https://t.co/cNLD6L56Kd
— ぴあアリーナMM (@pia_arena_mm) April 24, 2020
一日も早く事態が終息し、平穏な生活を取り戻せますように。#横浜 #みなとみらい #ぴあアリ 💙💙💙 pic.twitter.com/3nhkmbGKzE
ぴあアリーナMMは交通アクセスが良い立地にあり、最も近い桜木町駅(北改札)やみなとみらい駅(1番出口)からは徒歩7分程度で行ける場所に位置しています。なお、横浜駅からぴあアリーナMMまではやや遠いものの、徒歩約13分と歩ける距離ではあるため、混雑を避けたいときには横浜駅から歩いて向かってもよいでしょう。
横浜駅からぴあアリーナMMに向かうには、横浜駅東口を出て首都高に沿って南方面に歩き、帷子川を渡ります。ファミリーマート横浜三井ビル店を左手に見ながら左折してとちのき通りに入ったら、「とちのき通り西」の交差点を右折し、みなとみらい大通りを道なりに進めば、右手にぴあアリーナMMが見えてきます。
4-1. 電車でのアクセス
ぴあアリーナMMには駐車場や駐輪場がないため、来場する際には電車などの交通手段を利用する必要があります。最寄り駅である桜木町駅やみなとみらい駅、近隣の横浜駅などからぴあアリーナMMへアクセスしましょう。
横浜駅から桜木町駅までは、JR線(根岸線・京浜東北線)か横浜市営地下鉄ブルーラインで移動することが可能です。地下鉄を利用した場合、JR線を利用した場合と比べて下車後に歩く距離が長くなる点に注意してください。
横浜駅からみなとみらい駅までは、横浜高速鉄道みなとみらい線を利用するとよいでしょう。なお、大阪や名古屋などから新幹線で横浜に来る場合、新横浜駅で地下鉄(ブルーライン)かJR根岸線(横浜線)に乗り換えることで桜木町駅まで向かうことができます。
まとめ
ぴあアリーナMMは、音楽イベントに特化した設計が施されたアリーナで、どの座席からもステージが楽しめる構造となっています。特に、アリーナ前方やスタンド席の中段はステージとの距離感や視界のバランスがよく、初めて訪れる方にもおすすめできる座席です。
また、収容人数が12,000人規模と適度なサイズであるため、音響の反響や視覚的な没入感が得やすい点も魅力です。アクセスも良好で、最寄り駅から徒歩7分程度と利便性の高い立地にあります。公演前後に利用できる飲食施設や売店、授乳室・ロッカーなどの設備も整っています。
※当記事は2025年4月時点の情報をもとに作成しています