ヤンマースタジアム長居のキャパは？各座席の見え方やアクセスも解説

ヤンマースタジアム長居は、国内有数の大型スタジアムとしてスポーツや音楽ライブなど幅広いイベントに対応しています。キャパシティも大きいため、大規模なライブや、スポーツイベントなどの開催に合わせて向かわれる方も多いでしょう。事前にどの席からどのようにステージが見えるのか、会場までの移動はどのルートが便利かを把握しておくことで、イベント当日の快適さが大きく変わります。

この記事では、ヤンマースタジアム長居の座席ごとの見え方や、アクセス方法、周辺の飲食店情報についても紹介します。

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— 長居公園(NAGAI PARK) (@NAGAIPARK0) December 26, 2024

大阪市東住吉区に位置するヤンマースタジアム長居は、正式には日本陸上競技連盟第1種公認の陸上競技場です。1964年に「長居陸上競技場」として開場し、1996年の全面改修を経て、2014年より現在の名称が使用されています。

スタジアムは地上5階建てで、最大収容人数は約50,000人です。スタンドの上部に広がる特徴的な曲線屋根は、柱に支えられておらず、すべての観客がフィールドやトラックを遮られずに見渡せる構造を持ちます。2002年のFIFAワールドカップでは予選数試合が開催され、現在も大阪国際女子マラソンなどで使用される施設です。

さらに、Mr.Childrenやa-nation、ポール・マッカートニー、Official髭男dismなどの音楽イベントにも利用されるなど、多目的な会場としての地位を確立しています。

ライブ会場としても使われる、野球場をはじめとした大規模スポーツ施設と、ヤンマースタジアム長居のキャパシティの比較は以下の通りです。

出典：東京ドームシティ｜東京ドーム「東京ドームとは」

出典：日本スポーツ振興センターホームページ「施設概要」

出典：京セラドーム大阪「アリーナ（グラウンド）」

出典：大和ハウス プレミストドーム「大和ハウス プレミストドームとは」

出典：東京オリンピック・パラリンピック競技大会ホームページ「横浜国際総合競技場」

出典：味の素スタジアム「設備」

出典：埼玉スタジアム2〇〇2「スタジアムについて」

ヤンマースタジアム長居の約50,000人というキャパは、東京ドームやプレミアムドーム札幌、味の素スタジアムに匹敵すると分かります。

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— 長居公園(NAGAI PARK) (@NAGAIPARK0) June 17, 2023

ヤンマースタジアム長居では、アリーナ席とスタンド席によってステージの見え方が大きく変わります。

特にライブの場合は、ステージの形や位置が公演ごとに異なるため、座席表を見て事前に座席の種類や特徴を把握しておくことが大切です。

ここでは、アリーナ席やスタンド席の位置ごとに、見え方の違いや注意点を紹介します。

アリーナ席はグラウンド部分に設けられ、ステージに近い席が多いのが特徴です。

ただし、アリーナはフラットな床にパイプ椅子を並べる形式のため、前に背の高い人が立つとステージが見えにくくなることもあります。また、ライブによってはセンターステージや花道、トロッコ演出が取り入れられるため、後方でもパフォーマンスを近くで見られるチャンスがあります。

アリーナ席は屋根がないため、雨天時にはカッパなどの雨具が必須です。また、日差しが強い日は帽子やサングラス、日焼け止め、うちわなどの対策も忘れずに行いましょう。

スタンド前方の席はアリーナの一段上にあり、見下ろすようにステージを観覧できます。

ステージ正面に近い位置であれば迫力のある演出を楽しめる一方、角度によってはやや距離を感じる席もあります。また、スタンドの前方は屋根のないエリアも多いため、天候によっては雨具や日よけ対策が必要です。

視界は良好ですが、双眼鏡を用意すると、より細かな表情まで楽しむことができます。

スタンド中央は、座席のバランスが良く、ステージ全体を見渡しやすい位置です。段差のある構造なので前の人の頭で見えにくくなることは少なく、ライブ初心者にもおすすめのエリアと言えます。

ただし、天気や風向きによっては、屋根がある場所でも雨が吹き込んでくることがあるため、レインコートの持参を検討しておくと安心です。

ステージからの距離があるため、8倍～10倍程度の双眼鏡を用意すると臨場感がアップします。

スタンドの最後列付近になると、ステージからの距離がかなり遠くなります。スタジアム全体を見渡せるというメリットはありますが、出演者の姿を肉眼で確認するのは難しいと感じることも多いでしょう。

演出全体を楽しみたい方には向いていますが、表情まで見たい方は高倍率の双眼鏡を持参するのがおすすめです。

また、座席の傾斜がやや急になっているため、人によっては立ち上がる際に怖さを感じることもあります。

ヤンマースタジアム長居は交通の便がよく、主要駅や空港からのアクセス手段が豊富に用意されているため、遠方からでも比較的スムーズに訪れることが可能です。

ここでは、電車・バス・車の3つの交通手段に分けて、アクセス方法を紹介します。

最寄り駅として利用できるのは、大阪メトロ御堂筋線「長居駅」、JR阪和線「長居駅」および「鶴ヶ丘駅」の3つです。

なかでも、大阪メトロ御堂筋線「長居駅」は3番出口を出てすぐにスタジアム方面へ進むことができ、アクセスのしやすさと本数の多さから多くの利用者に選ばれています。

また、JR「鶴ヶ丘駅」からも東口を出て徒歩約6分でスタジアムに到着できます。

新幹線「新大阪駅」から訪れる場合は、大阪メトロ御堂筋線で「なかもず」行きに乗車すれば、乗り換えなしで長居駅まで約30分で到着します。JR大阪・近鉄梅田駅から移動する場合も、同じく大阪メトロ御堂筋線で「なかもず」行きに乗車すればOKです。

バスでのアクセスは、特に空港からの移動に便利です。伊丹空港からはリムジンバスで「あべの橋駅（天王寺）」へ移動し、そこからJRや地下鉄で長居へ向かうルートが一般的です。渋滞がなければ、約40分で移動できます。

また、夜行バスなどを利用してヤンマースタジアム長居に移動する場合、梅田・なんば・天王寺など大阪市内の主要エリアが降車位置になるのが普通です。このときは、大阪メトロ御堂筋線を利用するとよいでしょう。

車でのアクセスも可能ですが、イベント開催時は周辺道路や駐車場が混雑しやすいため注意が必要です。

北部方面からは阪神高速14号松原線「駒川出口」から南港通を西へ進み、「西田辺交差点」を南下、「長居公園西口交差点」を左折すればスタジアム付近に到着します。

南部方面からは「文の里出口」からあびこ筋を南へ進み、同じく「長居公園西口交差点」を左折します。

駐車場は「長居公園地下駐車場」（255台）、「スタジアム前駐車場」（118台）、「長居植物園前駐車場」（272台）などがあり、いずれも有料で利用可能です。

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ヤンマースタジアム長居内には飲食店がありませんが、長居公園内には飲食ができる以下のような施設があります。

出典：長居公園「HOW TO ENJOY ー公園の楽しみ方ー」

ヤンマースタジアム長居は、最大50,000人を収容できるスケールと視認性の高い座席構造を備え、スポーツ・音楽イベントを問わず多くの観客に親しまれています。

特にスタンド中央は視界が良好で、全体を俯瞰して見たい方にはおすすめです。一方、アリーナ席はステージとの距離が近く臨場感を楽しめますが、床がフラットなので後ろのほうではステージが見えにくいケースもあるでしょう。

座席の位置によってステージの見え方や快適性が大きく変わるため、自身の目的に合った座席選びが重要です。

※当記事は2025年6月時点の情報をもとに作成しています