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羊文学とは?活動経歴やバンドの魅力・メンバープロフィールを紹介!

羊文学とは?活動経歴やバンドの魅力・メンバープロフィールを紹介!

2020年にメジャーデビューを果たした羊文学は、塩塚モエカさん・ゆりかさん・フクダヒロアさんのメンバーで構成されるバンドです。2023年9月には人気アニメ「呪術廻戦」のエンディングテーマに起用されるほか、日本最大級の音楽フェス「フジロックフェスティバル」にメイン出演するなど活躍の場を広げています。

当記事では、バンドとして順調にキャリアを重ねる羊文学のメンバーについて詳しくご紹介します。羊文学のメンバーや、バンドの経歴について知りたい方は、ぜひご覧ください。

1.羊文学とは?

グループ名 羊文学(ひつじぶんがく)
現在のメンバーの人数 3人
グループ名の由来
  • 「羊」の文字をバンド名に希望
  • 「文学」は音楽を越えた概念を表現
  • 海外のロックバンド「シガー・ロス」をイメージ
グループ誕生のエピソード
  • 2011年に結成(当時は中学3年生)
  • 結成当初はコピーバンド
  • 2017年に現在のメンバーで再出発
所属事務所 株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメント

羊文学は、メンバー3人から構成されるグループです。バンドメンバーには塩塚モエカさん、ゆりかさん、フクダヒロアさんがいます。印象的なグループ名「羊文学」は、発起人・塩塚モエカさんが考案。塩塚モエカさんが中学3年生の時に結成し、メンバーの脱退や加入を経て現在のメンバーで活動中です。

1-1.羊文学の経歴

羊文学は2011年に結成し、当時はメンバー5人で活動をスタートしました。高校生のコピーバンドとして活動していましたが、受験によって活動休止やメンバーの脱退が重なりました。その後もメンバーチェンジがあり、2015年にフクダヒロアさんが加入します。2017年にもゆりかさんが加入し、現在の3人のメンバーで再出発を果たしました。

羊文学は2016年7月「FUJI ROCK FESTIVAL ROOKIE A GO-GO」の出演によって、知名度を高めます。その後、カナダツアーや初のワンマンライブを開催して活躍の場を広げました。2019年にはシングル「1999」をリリースし、2020年8月にアルバム「POWERS」でメジャーデビューを果たします。

1-2.羊文学の魅力

羊文学の魅力は、文学的な歌詞です。心の内に秘めたメッセージ性を感じる歌詞が特徴的です。塩塚モエカさんが手がける楽曲は、社会や大人への苛立つ思いを原動力にしています。また、結成当初にあった「男の子に負けたくない」という思いや、女性のかっこよさを表現する心情が羊文学の楽曲に美しく表現されています。

羊文学の音楽は、楽曲によって雰囲気が異なるのも魅力です。繊細かつ荒々しさや、ポップかつ力強さという相反する印象もあります。羊文学の音楽は多様な世界観を感じられ、若者たちから人気を集めています。

2.羊文学のメンバープロフィールを紹介!

羊文学のメンバーは発起人の塩塚モエカさん、最後の追加メンバーのゆりかさん、唯一の男性メンバーのフクダヒロアさんの3人です。ボーカルの塩塚モエカさんは結成当初からのオリジナルメンバーであり、羊文学の楽曲を手がけています。ゆりかさんは2017年に加入し、フクダヒロアさんは2015年に加入しました。メンバー全員がほぼ同年齢であるため、同志のような関係性にも注目です。

ここからは、目が離せないアーティスト羊文学のメンバーについて詳しくご紹介します。

2-1.塩塚 モエカ

名前 塩塚 モエカ(しおつか もえか)
担当 ボーカル・ギター
生年月日 1996年7月3日
年齢 27歳 ※2023年12月時点
出身地 東京都

塩塚モエカさんは、メインボーカルとギターを担当。幼稚園の頃から歌うことが好きだったため、歌手に憧れていました。中学受験を終えてからギターを弾いて歌うようになり、2011年頃からバンド活動を開始します。結成当初はサブボーカルとギターを担当していました。高校卒業後は大学に進学し、軽音楽部に所属します。出身大学は慶應義塾大学の文学部です。

羊文学ボーカルの塩塚モエカさんの歌声は、優しく包み込まれるような歌声です。また、メンバー編成人数「3人」にこだわりを持っており、初めて見た3ピースバンドに大きく影響されたと言われています。

2-2.ゆりか

名前 ゆりか(本名:河西 ゆりか)
担当 ベース・コーラス
生年月日 1997年12月24日
年齢 26歳 ※2023年12月時点
出身地 不明

X(旧Twitter)のメンバー公募にて、2017年に加入したゆりかさん。ベースの他にコーラス担当でもあります。ゆりかさんはイギリスの人気バンド「Oasis(オアシス)」のノエル・ギャラガーに憧れており、元々はギターを弾いていました。しかし、大学入学後にベースを始めます。さまざまな硬派系ロックバンドの存在が、ゆりかさんのベーシストとしての土台になったと言われています。

また、ゆりかさんの高音のコーラスは羊文学の音楽を支える存在です。ベースもコーラスも重要なポジションとして担当しています。

2-3.フクダヒロア

名前 フクダヒロア
担当 ドラム
生年月日 1997年9月14日
年齢 26歳 ※2023年12月時点
出身地 不明

羊文学のドラムとコーラスを担当するフクダヒロアさんは、グループで唯一の男性メンバー。当初女性ボーカルを募集していましたが、フクダヒロアさんの中性的な見た目から「女の子にも見える」という理由でメンバーに採用されました。ミステリアスな雰囲気があるため、メンバーの中でも印象的な存在です。顔が半分隠れるほどの前髪の長さは、インパクトがあります。

フクダヒロアさんの繊細かつパワフルなドラムの演奏は、聴き心地のよさが魅力です。グループに加入前は、日本のガールズバンド「リーガルリリー」のサポートドラムとして活動していました。また、父親がバンドでドラムを担当していたため、自宅にドラムがある環境で育ちます。幼い頃から音楽が身近にあった環境によって、現在のフクダヒロアさんの豊かな音楽性が育まれたのでしょう。

3.羊文学の脱退したメンバー

羊文学は結成当初、5人のメンバーで編成されていました。バンド結成時はメンバーが高校生だったため、受験などの影響でメンバーが何度か変わりました。脱退メンバーは、ベース担当のわあこさん、ドラム担当のしのさんです。2015年9月にしのさんが脱退し、フクダヒロアさんが加入します。2016年12月にわあこさんが脱退し、2017年1月にゆりかさんが加入しました。

4.羊文学の人気曲

羊文学は結成から約12年経ちましたが、これまで多くの楽曲をリリースしています。2020年発売のメジャー1stアルバム「POWERS」の収録曲「あいまいでいいよ」は、羊文学の真骨頂とも言える曲です。また、2021年にリリースされた「マヨイガ」は、アニメ映画「岬のマヨイガ」のために書き下ろされました。

ここからは、羊文学の人気曲を順番にご紹介します。

4-1.more than words

アニメ呪術廻戦の「東京事変」のエンディングテーマに起用されているのが「more than words」です。「more than words」は、直訳すると「言葉以上のもの」という意味があります。「東京事変」では登場人物のつながりを丁寧に描いており、そうした主人公を取り巻く状況や感情に深く寄り添っています。

YouTubeのオリジナルミュージックビデオでは、再生回数が900万回以上を突破しました。公開された2023年11月には「more than words」の英語バージョンをリリースした人気曲です。

4-2.1999

「1999/人間だった」は、2019年にリリースされた楽曲であり、生産限定盤であったにもかかわらず、全国的にヒットしました。クリスマスソングでもある「1999」は、羊文学の知名度を上げた人気曲の1つと言えるでしょう。

また、楽曲のタイトルは、西暦1999年という意味ではないかと話題になっています。羊文学にとって過去である1999年を描いた世界観が魅力的です。

4-3.光るとき

2022年1月に配信リリースされた「光るとき」は、TVアニメ「平家物語」のオープニング曲に起用されました。羊文学の雰囲気を保ちながら、作品のストーリーに寄り添った楽曲です。デビュー後、初のTVアニメ曲の主題歌になった人気曲です。

また、タイトル「光るとき」の由来は「命」をテーマとし、過酷な状況の中でも生きていかなければならない方にとって希望になるような人気楽曲です。

まとめ

羊文学のメンバーは、塩塚モエカさん・ゆりかさん・フクダヒロアさんの3人で構成されています。結成当初からのオリジナルメンバーはボーカルの塩塚モエカさんであり、羊文学の楽曲を手がけています。

ボーカル・塩塚モエカさんの歌声は優しく包み込まれるような歌声で、ゆりかさんの高音のコーラスはバンドの音楽を支える存在です。フクダヒロアさんの繊細かつパワフルなドラムの演奏も相まって、羊文学らしい独創的かつ魅力的な楽曲が生み出されています。

※当記事は2023年12月時点の情報をもとに作成しています

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