音楽

King Gnu(キングヌー)のメンバー4人を紹介!由来や経歴は?

King Gnu(キングヌー)のメンバー4人を紹介!由来や経歴は?

King Gnuとは、数々の作品の楽曲を書き下ろしている4人組のロックバンドです。King Gnuは2015年に常田大希さんを中心としたバンド「Srv.Vinci(サーヴァ・ヴィンチ)」から、メンバーチェンジを経て結成されました。さまざまなジャンルの音楽を取り入れた楽曲は、King Gnuならではの音楽スタイルです。

当記事では、King Gnuの魅力や代表曲、メンバーそれぞれのプロフィールなどについて解説します。King Gnuについて知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

1.King Gnuとは?

King Gnuは、2015年にメンバーの常田大希さんが中心となって結成された4人組バンドです。バンド名のKing Gnuは「キングヌー」と読みます。King Gnuのメンバーは、自分たちの音楽を「トーキョー・ニュー・ミクスチャー・スタイル」と称しています。「トーキョー・ニュー・ミクスチャー・スタイル」は、東京発のジャンルを超えたさまざまな音を取り入れた音楽スタイルという意味です。音楽ルーツの異なる4人で、独自の音楽スタイルを作りたいという強い意思が感じられます。

King Gnuのメンバーは、ギターボーカルの常田大希さん、ドラム兼サンプラーの勢喜遊さん、ベースの新井和輝さん、キーボードボーカルの井口理さんの4名です。2019年1月からAriola Japanでメジャーデビューを果たしました。

1-1.King Gnuの名前の由来

King Gnuという特徴的なバンド名は、アフリカ大陸に生息しているヌーという動物が由来になります。ヌーは春先から個々が集まり大きな群れを作ることから、「自分たちも多くの人を巻き込み、大きな群れに育っていきたい」という気持ちが込められています。

King Gnuのリーダーである常田さんは、楽曲とバンドのコンセプトとバンド名を一致させたいという想いから、前身となるバンドで3回の名称変更を行っています。

1-2.King Gnuのオフィシャルファンクラブ「CLUB GNU」

King Gnuにはオフィシャルファンクラブがあり、ファンクラブ名は「CLUB GNU」です。ファンクラブ会員は、会員限定ツアーの案内やライブチケットの先行受付などの特典を受けられます。

ほかにも楽屋でのオフショットや、メンバー自身がインスタントカメラで撮影した写真を見られるのも魅力の1つです。ファンクラブに入会すると月額440円でKing Gnuの充実したコンテンツが楽しめます。

CLUB GNU についての詳細はこちら(公式サイト)

2.King Gnuのメンバー4人を紹介!

King Gnuの楽曲が世間から愛されているのには、さまざまな理由があります。

・ストリーミングを意識した戦略的な楽曲
King Gnuの楽曲は現代のトレンドをおさえつつ、大衆受けを狙って作られています。近年ではCDを購入せず、サブスクリプションを利用してダウンロードやプレイリストから曲を聴く人が多いのが特徴です。King Gnuの楽曲は近年の特徴を理解し、プレイリストに入りやすく売れやすい曲作りをしています。
・邦楽ロックの常識を覆す音楽
邦楽ロックは基本的に8ビートの曲が多いですが、King Gnuの多くの楽曲は16ビートで作られています。16ビートにするとリズム感が全面に出て、「洋楽っぽいおしゃれな曲」に聴こえるのが特徴です。

ここでは、上記のような魅力的な楽曲を生み出しているKing Gnuのメンバープロフィールを順番に紹介します。

2-1.常田 大希(Gt.Vo.)

名前 常田 大希(つねた だいき)
担当 ギター、ボーカル
生年月日 1992年5月15日
血液型 O型
出身地 長野県 伊那市
出身大学 東京藝術大学音楽学部 器楽科チェロ専攻(中退)
出身高校 長野県伊那北高等学校

常田さんは、音楽一家の次男として生まれ育ち、幼少期よりチェロやピアノなどの楽器の演奏経験があります。中学生の頃からバンド活動をはじめ、高校時代ではビートルズのコピーやオリジナル曲の演奏をしていました。東京藝術大学にチェロ専攻で進学し、1年ほどで中退しています。

常田さんの音楽性は、アート志向が強いのが特徴です。常田さんが作曲した楽曲はロックバンドでありながらロック以外のジャンルを融合させ、これまでにない新しい邦楽ロックを作り出しています。

2-2.勢喜 遊(Drs.Sampler)

名前 勢喜 遊(せき ゆう)
担当 ドラム、サンプラー
生年月日 1992年9月2日
血液型 O型
出身地 徳島県阿南市
出身大学
出身高校 徳島県立小松島高等学校

勢喜さんの実家は、両親ともに音楽活動を行っている音楽一家で、幼い頃から多くの音楽に触れて育ちました。勢喜さんが幼少期から熱中したのは電子ドラムとダンスで、高校生の頃に専門の講師から指導を受け19歳で上京しました。

勢喜さんのドラムは、激しめのハードロックからしっとりとしたバラードまで幅広いジャンルに対応し、楽曲の根底を支えています。勢喜さんはドラムだけでなく、ド派手な髪型やファッションも注目を集めています。

2-3.新井 和輝(Ba.)

名前 新井 和輝(あらい かずき)
担当 ベース
生年月日 1992年10月29日
血液型 O型
出身地 東京都福生市
出身大学 東京経済大学
出身高校 東京都立青梅総合高等学校

新井さんは、中学時代に友達から「バンドをやらないか」と誘われたのがきっかけでベースに出会いました。高校でも軽音楽部に所属し、先輩に誘われて行ったジャズ喫茶でジャズの魅力を知ってブラックミュージックにのめり込んでいきます。

新井さんはバンドメンバーである井口さんとルームシェアをしていた際に、あらゆる家事を率先して行う優しい性格をしており、面倒見のよさがファンにも愛されています。新井さんが演奏するベースは楽曲を影から支える役割を担い、ときに激しくときに優しく繊細なのが特徴です。

2-4.井口 理(Vo.Key.)

名前 井口 理(いぐち さとる)
担当 キーボード、ボーカル
生年月日 1993年10月5日
血液型 AB型
出身地 長野県伊那市
出身大学 東京藝術大学音楽学部 声楽科
出身高校 長野県伊那弥生ヶ丘高等学校

井口さんは、東京芸術大学の声楽科出身で、誰もが聞き入るような透き通るファルセットが特徴です。King Gnuのリーダーである常田さんにも「誰にでも届き得る嫌われない声質」と高く評価されています。

井口さんはバンドのメンバーの中で、ユーモア溢れるムードメーカーです。誰からも好かれる人懐っこい性格をしており、メディアに出演した際やステージでのライブパフォーマンスでもサービス精神旺盛な一面を見せています。現在はバンド活動だけでなくソロ活動として、ラジオのパーソナリティや俳優としても活躍しています。

3.King Gnuの代表曲は?

King Gnuの楽曲はロックやジャズ、R&B、クラシック、エレクトリックなどさまざまなジャンルの要素を楽曲に取り入れているところが特徴です。圧倒的な演奏力と歌唱力で、ファンの心をつかんでいます。

King Gnuの楽曲の1つである「Prayer X」は、TVアニメ「BANANA FISH」のエンディングテーマで2018年9月19日にリリースされました。また「カメレオン」はフジテレビ月9ドラマ「ミステリと言う勿れ」の主題歌で、2022年3月16日にリリースしています。どちらも作品の魅力やストーリー、世界観がしっかりと盛り込まれた楽曲です。

King Gnuにはほかにも多くの魅力的な楽曲があり、ここではKing Gnuの代表的なおすすの人気曲を3つ詳しく紹介します。

3-1.白日

白日は、日本テレビ系土曜ドラマ「イノセンス 冤罪弁護士」の主題歌として書き下ろしされ、2019年2月22日にリリースされた楽曲です。白日は一度聴いたら忘れられない井口さんの高音のファルセットから始まり、バンド演奏と常田さんのラップにつながっていきます。井口さんの甘く優しい歌声と、常田さんのアウトローな歌声が絶妙に混ざり合い、楽曲の魅力を引き出しています。

白日はストリーミングのランキングチャートでロングヒットを続け、King Gnuの知名度を大きく上昇させた名曲と言えるでしょう。

3-2.一途

一途は、2021年12月24日に公開された「劇場版 呪術廻戦0」の主題歌として、2021年12月29日に両A面CDシングル「一途/逆夢」として発売されました。CDリリース前の12月10日に、各種サブスクリプションで先行配信されました。

ギターの高速カッティングから始まる楽曲は、一度も速度を落とさず最後まで駆け抜けていくような疾走感を感じられます。作詞作曲を担当した常田さんが「全部サビのような強強曲」とコメントするように、男臭くハードボイルドという言葉がぴったりな楽曲です。

3-3.雨燦々

雨燦々は、日曜劇場「オールドルーキー」のテーマソングで、2022年7月15日に配信リリースされました。雨燦々はボーカルをすべて井口さんが担当している楽曲です。バイオリンやチェロ、オルガンなどの楽器を使用しておりオーケストラが際立つ楽曲で、サウンドの中にはしっかりKing Gnuのバンドサウンドを感じることができます。

オーケストラの華やかさを魅せつつも、King Gnuの攻撃的なサウンドが融合されており、中毒性のあるヒット曲です。

まとめ

King Gnuは2015年に結成された4人組のバンドです。「トーキョー・ニュー・ミクスチャー・スタイル」というKing Gnu独自の音楽スタイルで、多くのファンの心をつかんでいます。King Gnuというグループ名には「ヌーのように多くの人たちを巻き込み、大きな群れに育っていきたい」という気持ちが込められて名づけられました。

King Gnuの楽曲は作品の主題歌として書き下ろした場合でも、作品の世界観を反映してKing Gnuの世界観も残すという、絶妙なバランスで作られています。King Gnuの多彩な楽曲が気になる方は、ぜひ公式SNSやYouTubeでチェックしてください!

関連記事