音楽

アニメ【推しの子】のOP・ED主題歌を紹介!あらすじや魅力も

アニメ【推しの子】のOP・ED主題歌を紹介!あらすじや魅力も

【推しの子】は2020年4月23日から連載されている大人気漫画です。2023年4月からはアニメの放送も始まり、2023年7月時点ですでに第2期の放送が決定しています。大人気漫画がアニメ放送によってさらに爆発的な人気となった理由の1つには、OP主題歌とED主題歌が関係しています。有名アーティストに手掛けられた楽曲が、さらにアニメの話題を呼びました。

当記事では、アニメ【推しの子】のOP・ED主題歌を、作品のあらすじや魅力とともに紹介します。【推しの子】の楽曲やアーティストに興味がある方はぜひご一読ください!

1.漫画・アニメ【推しの子】とは?

【推しの子】とは、週刊少年ヤングジャンプで連載中の、赤坂 アカ先生と横槍 メンゴ先生による漫画です。赤坂 アカ先生はアニメ・実写映画にもなった「かぐや様は告らせたい」の作者であり、横槍 メンゴ先生はアニメにもなった「クズの本懐」の作者です。大人気漫画の2人がコラボするとあって、【推しの子】連載時に大きな話題となりました。

【推しの子】というタイトルは、アカ先生がメンゴ先生と編集の方とやり取りをする中で仮として名付けたタイトルがそのまま採用されたものです。 アイドルをテーマに作品を作りたかったアカ先生が、「好きなアイドルを推す」と「推しているアイドルの子ども」という2つの意味から名付けました。

1-1.【推しの子】のあらすじ

【推しの子】のストーリーは、アイドルグループ「B小町」のアイを熱狂的に推す、地方都市の産婦人科医ゴローの登場から始まります。推し活をしながら病院で平凡に働いていたゴローですが、突如アイのアイドル活動休止が発表され酷く落ち込むことに。そこに丁度、診察に来た妊婦は、なんと活動休止を発表したアイでした。

ゴローは子どもができたことを公表せずアイドル活動を続けたいという、アイの気持ちに寄り添うことに決めアイの妊婦生活を支えます。アイの出産が目前となり産婦人科医と患者として信頼関係を深めた2人ですが、出産直前にゴローは何者かによって殺害されてしまいます。

ゴローが目を覚ましたとき、ゴローはなんと前世の記憶を保ったままアイの子どもに転生しているのでした。誰が自分を殺したのか、謎を抱えつつアイの子どもとしての人生が始まります。

1-2.【推しの子】の魅力

【推しの子】は2023年7月現在で全11巻まで出版されており、累計発行部数900万部を突破する漫画です。これほど人気となる理由には、作品のストーリーが関係しています。

【推しの子】はポップな絵で若者向けに見えますが、実は大人にこそ刺さる作品です。メインの登場人物たちは芸能界で活動していく中で、さまざまな「大人の事情」に翻弄されることになります。ドラマ撮影のキャスティングやSNSの誹謗中傷など、輝かしい芸能界の実際のリアルな裏側が描かれるのが魅力の1つです。

また作品は登場人物たちの芸能界での活動と並行して、生前何者かに殺されたゴローが誰に殺されたのかなどのミステリーにも迫っていきます。アイドル好きの産婦人科医から殺害され転生し、犯人を追い求めていく先にあったのは芸能界、といったこれまでにない展開が読者の心を掴んでいます。

2.【推しの子】のOP主題歌「アイドル」

2023年4月12日より放送が開始したアニメ【推しの子】では、OP主題歌にYOASOBIの「アイドル」が採用されました。2023年6月には米ビルボード・グローバル・チャートの「Global Excl. U.S top10」で日本語の楽曲では史上初の首位を獲得しています。

出典:Yahoo!ニュース「アニメ【推しの子】主題歌「アイドル」が米ビルボード首位 日本語楽曲初の快挙」

YOASOBIは「小説を音楽にするユニット」として活動しており、すべての楽曲に原作となる小説があります。今作の楽曲「アイドル」も、赤坂 アカ先生が書き下ろした【推しの子】の小説「45510」をもとにして制作されました。

参考:週刊ヤングジャンプ「【推しの子】TVアニメ放送開始記念!赤坂アカ書き下ろし小説45510前編特別公開」

何度も聴きたくなる中毒性の高いメロディで、「アイドル」というタイトルだけあって楽曲中に合いの手が入れられるようになっています。歌詞には作品の要素が大きく取り入れられているため、作品を知っている方は何度も聴きたくなる楽曲です。

2-1.アイドルを手掛ける「YOASOBI」とは?

【推しの子】のOP主題歌「アイドル」を手掛けたのは、コンポーザーを担当するAyaseさんとボーカルを担当するikuraさんによるユニット「YOASOBI」です。小説をテーマに楽曲を制作するというコンセプトで、2019年10月に結成されました。

AyaseさんはもともとボカロPとしても活動しており、楽曲のボカロ的なサウンド・メロディが若者を中心に人気を博しています。またボーカルikuraさんの伸びやかで透明感の高い歌声も魅力です。代表作には「夜に駆ける」や「群青」などがあり、メディア出演も活発にしています。

夜に駆けるとは?歌詞の意味やYOASOBIについて解説!

2-2.YOASOBIが「アイドル」に込めた想い

YOASOBIの楽曲「アイドル」は、YOASOBIが【推しの子】に起用される1年半前にプライベートで原作を読んだAyaseさんが作った楽曲からできました。当時は原作を読んだ後に、創作意欲にかられて一気に曲を作り上げたそうです。

楽曲はもともと、最強無敵で喧嘩の強いバトルガールが、何かしらの問題を抱えているといった設定で作られました。設定に加えて聴いた人が楽しんでもらえる楽曲にしたかったため、「最強無敵のアイドル」という言葉が生まれました。もともtの設定である最強無敵のバトルガールという設定を演出するために歌詞では、「究極のアイドル」と「究極の奥義」と歌っています。

3.【推しの子】のED主題歌「メフィスト」

【推しの子】のED主題歌には「女王蜂」が起用され、「メフィスト」が制作されました。OP主題歌である「アイドル」は、作中の重要人物であるアイを想起させる楽曲です。一方で、メフィストはダークな雰囲気が強く、重要人物であるアイの子ども・アクアとルビーを想起させる楽曲となっています。

メフィストとは悪魔のことを指し、ファンの中ではアクアとルビーどちらがメフィストを指すのかといった考察が行われています。可愛らしいうさぎの人形が破壊される衝撃的な始まりで、最後はアクアの目の光を残して終わる映像にもぜひ注目してください。

3-1.メフィストを手掛ける「女王蜂」とは?

女王蜂とは、ド派手な見た目と多彩なサウンドが人気の4人組のバンドです。独自の世界観と妖艶な美貌で、唯一無二の存在として音楽業界に君臨しています。メンバーを構成しているのは、ボーカル・ギターのアヴちゃん、ベースのやしちゃん、ドラムのルリちゃん、ギターのひばりくんです。全員本名や年齢・国籍・性別などもすべて公開していません。

女王蜂は2009年にアヴちゃんを中心にバンドが結成され、メンバー全員が楽器を演奏したことがない中、結成から1年程度でFUJI ROCK FESTIVAL 2010に出演しました。ときに男性的に力強く、ときに女性らしい妖艶なアヴちゃんの歌声が、女王蜂の魅力の1つとなっています。

3-2.女王蜂が「メフィスト」に込めた想い

楽曲「メフィスト」は、ボーカルのアヴちゃんが以前から温めていた「メフィスト」というモチーフから生まれました。また、作中に関連してくる「星」「宝石」という要素も大事にされています。

歌詞にはアヴちゃんがあえて作品の力を借りて、痛烈な言葉を言い切る形で力強く書かれているのが特徴です。この歌詞は作者である赤坂 アカ先生と横槍 メンゴ先生が、【推しの子】のラストを言い切っていると絶賛しました。

4.【推しの子】のキャラクターソングも要チェック

【推しの子】では、OP主題歌とED主題歌だけでなく、キャラクターソングも多数リリースされています。以下では、キャラクターソングをそれぞれ紹介します。

曲名 アーティスト
STAR☆T☆RAIN
  • B小町 アイ
  • B小町 ルビー、有馬かな、MEMちょ
サインはB
  • B小町 アイ
  • B小町 ルビー、有馬かな、MEMちょ
HEART’s♡KISS
  • B小町 アイ
  • B小町 ルビー、有馬かな、MEMちょ
ぴえヨンブートダンス ぴえヨン
ピーマン体操 有馬かな、ぴえヨン
Full moon…! 有馬かな

出典:【推しの子】「MUSIC」

まとめ

【推しの子】とは週刊少年ヤングジャンプで連載中の大人気漫画です。2023年7月時点で全11巻まで出版されており、累計発行部数は900万部を超えています。芸能界のリアルな裏側や主要人物であるアクアの復讐劇が面白いと人気を博している作品です。

アニメ【推しの子】ではOP主題歌にYOASOBIの「アイドル」、またED主題歌に女王蜂の「メフィスト」が使用されています。どちらの楽曲も作品の要素がしっかりと取り入れられた、アーティストの想いがこもった楽曲です。ぜひアニメの映像とともに、作品の世界観をお楽しみください!

※当記事は2023年7月時点の情報をもとに作成しています

関連記事