小林一三が愛したタカラヅカ

「小林一三が愛したタカラヅカ」は、宝塚歌劇団出身のOGによるコンサート。阪急電鉄、東宝、宝塚歌劇団の生みの親である小林一三没後60年を記念した2017年に行われた。彼の「清く、正しく、美しく」の教えは宝塚創立から100年経った今でもなお受け継がれている。彼の愛した宝塚の音楽を、逸翁美術館マグノリアホールにて宝塚OGが届ける。VOL1〜4、特別編とこれまで5回のコンサートが行われ、湖月わたるや麻路さき、安寿ミラ、真琴つばさ、彩輝なお、そして白羽ゆりや、白城あやか、森奈みはる、月影瞳など歴代のトップスターたちが出演し、「エリザベート−愛と死の輪舞（ロンド）−」や「国境のない地図」など、歴代の宝塚のお芝居の主題歌を中心に様々な楽曲を披露した。また、OGの宝塚時代における思い出など楽しいトーク満載のMCタイムもあり、当時からのファンはまさに夢のようなひととき。MCタイムでは、お客さんとの会話を楽しむ一コマもあったようで、舞台と客席の距離の近さも魅力の一つである。当時男役を演じていたトップスターが、再び男役の歌唱を披露してくれることもあり、懐かしさも感じることができるコンサートである。