ロード・エルメロイII世の事件簿

「ロード・エルメロイII世の事件簿」は三田誠による、TYPE-MOON「Fate/stay night」シリーズのスピンオフ作品。「Fate/Zero」に登場する第四次聖杯戦争に参加しライダーのマスターとして戦い生き残った少年ウェイバー・ベルベットの10年後を描くミステリー小説として展開している。時計塔のロードであるエルメロイ派の当主の座を預かったことでロード・エルメロイII世（CV.浪川大輔）と呼ばれており、時計塔では現代魔術科学部長を務める優秀な魔術師。彼のもとに持ち込まれた魔術絡みの事件を、内弟子の少女グレイ（CV.上田麗奈）や双璧とされるフラット・エスカルドス（CV.松岡禎丞）、スヴィン・グラシュエート（CV.山下誠一郎）といった優秀だがクセのある弟子たちとともに解決していく。化野菱理（CV.皆口裕子）やドクター・ハートレス（CV.福山潤）、そのサーヴァントのヘファイスティオンなど新たなキャラクターも登場。独立した推理小説としても楽しめるが、シリーズを知っているとより楽しめる作品になっている。アニメでは「case.魔眼蒐集列車」、舞台では「case.剥離城アドラ」の事件が取り上げられた。