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シャンクス双子説は本当?シャムロックとの関係性や噂の背景を考察!

シャンクス双子説は本当?シャムロックとの関係性や噂の背景を考察!

「ONE PIECE」の中でも特に謎の多い存在である赤髪のシャンクス。その正体について、今、新たな説が浮上しています。それが「シャンクスには双子の兄がいる」というものです。原作1137話でシャンクスそっくりのキャラクター「シャムロック」が登場し、双子説はさらに明確なものになってきています。

当記事では、シャンクスの双子説が生まれた理由や、双子の兄と考えられているシャムロックの詳細、シャンクスの正体などを解説します。

1. シャンクスは双子の弟

シャンクスに双子の兄弟がいるという公式設定は長らく存在しませんでしたが、彼にそっくりなキャラクターの登場により、ファンの間でその可能性が再び注目されています。1137話で登場した「フィガーランド・シャムロック」は、シャンクスと瓜二つの容姿を持つ神の騎士団の団長です。彼の父はフィガーランド・ガーリング聖で、五老星に昇格後、その跡を継いでシャムロックが団長となったと考えられます。

性格はシャンクスと対照的で、部下を「使えん奴ら」と評する冷酷な一面も。1121話の集合絵にもその姿が描かれており、物語の鍵を握る重要人物と目されています

2. シャンクスの双子の兄・シャムロックとは何者?関係性を考察

引用:ONE PIECE.com

フィガーランド・シャムロックは、1137話で登場したばかりの新キャラクターですが、その正体はシャンクスの生き別れた双子の兄であると判明し、大きな話題を呼んでいます。ここからは、2人の関係性と過去の真相について考察します。

2-1. シャムロックは生き別れた双子の兄弟と判明する

フィガーランド・シャムロックがシャンクスの双子の兄であることは、第1138話で本人のセリフによって明らかになりました。巨人族の王子ロキが「そんだけ顔が似ていて」「海賊赤髪と他人じゃねえよな」と質問をしたところ、シャムロックは「その海賊は生き別れた双子の弟だ」と語っています。

シャムロックは聖地マリージョアを守る騎士団の中でも重要な立場にあり、父親は元五老星のガーリング聖とされています。一方、弟シャンクスはかつてロジャー海賊団に拾われ、海賊として育ちました。シャムロックはそんな弟を見下すような態度を取っており、価値観の違いが2人の間に深い溝を生んでいることがうかがえます。

2-2. 双子なのに正反対?シャンクスとシャムロックの外見と性格の違い

シャンクスとシャムロックは双子でありながら、外見と性格の両面で明確な違いがあります。外見では、髪の長さや結び方、顔の傷、剣の鞘の位置、シャンクスの左腕がない点などが挙げられます。シャムロックは長髪を編み込み、高貴な雰囲気を漂わせています。

性格面でも対照的で、シャムロックは仲間を「使えん奴ら」と見下すなど冷淡な言動が目立ちますが、シャンクスは仲間思いで、人との絆を大切にしています。また、2人の名前には「6と9」のような対称性も見られ、双子でありながら鏡写しのように描かれている点も印象的です。

2-3. 「一度は聖地に戻った」発言が意味するもの

シャムロックの「一度は聖地に戻った」という発言は、シャンクスの過去を探る手がかりです。彼は1歳でロジャー海賊団に拾われ、14歳で解散、15歳でロジャーの処刑を見届けています。その後は赤髪海賊団の船長として活動しており、人生のほとんどを海賊として過ごしてきました。

では、いつ聖地へ戻ったのでしょうか。注目すべきはロジャー海賊団の解散後の空白期間です。第968話では、ラフテルから戻ったロジャーにシャンクスが涙しながら何かを尋ねる場面がありました。出生の秘密を知り、やむを得ずマリージョアを訪れた可能性があります。発言の真意は今後明らかになるでしょう。

3. シャンクス双子説はなぜ生まれた?

シャンクスには長年ファンの間で「実は双子なのでは?」という説がささやかれてきました。特に行動の不自然さや時間軸の矛盾がその根拠として挙げられています。ここでは、双子説が浮上した背景について詳しく解説します。

3-1. エルバフでの不可解な行動の謎

第1134~1136話では、エルバフにシャンクスそっくりの人物が登場し、「本人ではなく別人では?」との声が上がりました。初登場時は左目が吹き出しで隠され、顔の傷が確認できなかったため、正体が分かりづらい描写でした。その後の展開で彼が神の騎士団のシャムロックであることが判明し、双子説が浮上します。

また、過去にシャンクスに恨みがあるはずのロキが、目の前にいるそっくりな人物に対してまったく反応を見せなかったことから、「別人である可能性が高い」との考察が生まれました。

3-2. 瞬間移動を思わせる登場と頂上戦争での矛盾

マリンフォード頂上戦争でのシャンクスの登場には、かねてより「瞬間移動では?」との疑問が囁かれてきました。赤髪海賊団は百獣海賊団の参戦を阻止した直後に戦争の場へ到着しており、海軍もその移動速度に驚きを見せています。この不可解な点については、空間移動系の能力の存在や、シャムロックによる変装なども考えられます。

さらに注目されるのは、双子の兄弟が連携して行動していた可能性です。一見対立しているように見える2人ですが、裏では密かに協力していたという展開も考察の余地があるでしょう。

4. フィガーランド家との血縁関係とシャンクスの正体

シャムロックの登場によって、シャンクスの出自に対する関心が一層高まっています。特にフィガーランド家との血縁関係や、天竜人とのつながりを示唆する描写が相次いでおり、その正体は海賊という枠に収まらない存在である可能性が浮上しています。

ここではガーリング聖の発言や過去の事件、世界政府からの扱いなどを手がかりに、シャンクスの真の正体について解説します。

4-1. ガーリング聖の発言から読み解く親子関係の示唆

フィガーランド・ガーリング聖が、シャンクスとシャムロックの実父の可能性が高いとなった要因は第1137話でのガーリング聖の「見ていろ 子ども達…」という発言です。これはまさに複数の子どもに向けた言葉と言えるでしょう。発言時には背後に視線を向けていたことから、その場に2人が居合わせていた可能性も考えられます。

これまで、シャンクスとフィガーランド家の関係については推測の域を出ませんでしたが、現在ではその血縁関係が確定し、天竜人の家系であることがはっきりしました。

4-2. 天竜人としての出自とゴッドバレー事件の真相

38年前のゴッドバレー事件は、シャンクスの出自と密接に関係しています。この事件の直後、ロジャー海賊団が宝箱の中から1歳のシャンクスを発見しました。この描写は、彼が偶然ではなく意図的に外の世界へ送り出された可能性を示唆します。海賊が財宝を持ち帰る習性を考えると、フィガーランド家、あるいはガーリング聖がシャンクスを海賊に拾わせようとしたとも読み取れます。

天竜人社会に属しながらも、あえてその枠を外れた環境で育てられた背景には、何らかの計画や政治的な思惑があったのかもしれません。この事実は、後に「一度は聖地に戻った」と語られる出来事ともつながり、シャンクスが天竜人でありながら海賊という特殊な立場にある理由の一端を説明しています。

4-3. 五老星のシャンクスへの特別待遇

世界会議編において、シャンクスは五老星との謁見を許され「君だから時間を取った」とまで言われる特別待遇を受けました。これは海賊としては異例であり、当初から出自に関する憶測を呼んでいました。近年になって父親がガーリング聖であると明かされたことで、その理由が明確になったと考えられます。シャンクスが天竜人の血を引く「フィガーランド家」の出身であることが、長年の「天竜人説」を裏付けました。

また、映画「FILM RED」を踏まえると、ウタに関しても五老星が「フィガーランドの血筋でもか」と発言しており、彼女の扱いにも神経を尖らせていた様子が見て取れます。血筋に基づく思惑が、シャンクスをめぐる動きに深く関係している可能性が高いと言えるでしょう。

まとめ

シャンクスには、双子の兄であるシャムロックが存在することが明らかとなり、さらに2人が天竜人の名門・フィガーランド家の血を引くことも確定しました。天竜人であるにもかかわらず、シャンクスがなぜ海賊として生きる道を選んだのか、また、兄シャムロックとどのような関係性にあるのかは、今後の物語の大きな鍵となるでしょう。

血縁の真実が示された今、シャンクスの存在は「四皇」の枠にとどまらず、「ONE PIECE」世界全体の運命を左右する存在として、いっそう注目されています。

※当記事は2025年8月時点の情報をもとに作成しています

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