キリングパートとは、K-POPの曲やステージの中で特に印象が強く、視聴者の記憶に残る「見せ場」を指す言葉です。ファン同士の会話やSNSで頻繁に使われる用語ですが、「サビとどう違うのか」「どこを指してキリングパートと呼ぶのか」と疑問に感じる方も少なくありません。実際、キリングパートは曲のどの位置にあっても成立し、歌詞・歌唱・表情・ダンス・フォーメーションなどさまざまな要素で構成されます。
当記事では、キリングパートの意味や使い方、種類、IVEやTWICEなど有名曲の実例、覚えておきたいK-POP用語などを詳しく解説します。
1. キリングパートの意味とは?
キリングパートとは、曲やステージの中で特に印象が強く、視聴者の記憶に残る「見せ場」を指す言葉です。K-POPの文脈では、作品の魅力を象徴する瞬間として語られやすく、ファンが「ここが一番刺さる」と感じた箇所を表す際にも用いられます。
韓国語では「킬링파트」、英語では「killing part」と記載しますが、英語圏での一般的な英語表現として使われるわけではなく、K-POPの文脈で定着した表現です。また、ここでのkillingは「圧倒する・心をつかむ」という比喩で、物騒な意味で使う語ではありません。
1-1. キリングパートとサビの違い
サビは、曲の構成上の中心で、繰り返されやすいメロディや歌詞が置かれる部分を指します。聴き手にテーマを覚えさせる役割があり、曲名に近いフレーズが入ることも多いでしょう。一方、キリングパートは「一番印象に残った部分」を指すため、曲のどの位置にあっても成立し、必ずしもサビと一致しません。
前奏やAメロ、ブリッジの一瞬が強烈に残ることもあります。つまりサビは作曲上の区切り(構造)で、キリングパートは印象のピーク(体感)です。同じ場所になる場合もあれば別の場所になる場合もあり、同じ曲でも視聴シーンや注目点で評価が動くことがあります。そのため「サビ=キリングパート」と決めつけずに捉えるのがポイントです。
2. キリングパートの使い方の例
キリングパートは、ファン同士の会話では、推しの魅力を端的に伝えたいときや、初見の人に「まずここを見て」とおすすめしたいときに使われます。ポイントは、サビに限らず「自分が刺さった瞬間」を指してよいことです。人によって候補が変わるので、「私はここがキリングだと思う」と主観を添えると角が立ちません。
また、音源だけでなくステージ映像込みで語られることも多く、「今日の音楽番組はキリングパートのカメラ抜きが最高だった」のように、特定回のパフォーマンス評価にも使えます。
■日常で使えるキリングパートの使い方の例
- この曲、まずキリングパートだけ見て!◯分◯秒のところが最高!
- 私はこの一言の後がキリングパートだと思う。声の抜き方が刺さる。
- 今日のステージ、キリングパートのセンター抜きが完璧で何回も見ちゃう。
3. キリングパートの種類
キリングパートは「刺さる瞬間」の種類で見え方が変わります。言葉で残るのか、声で持っていくのか、動きや配置で視線を奪うのかで、強みも語り方も変化します。ここでは、4タイプを代表例で整理します。
3-1. 歌詞
歌詞タイプのキリングパートは、短い言葉がキャッチコピーのように残り、口ずさみや引用で広がりやすいのが特徴です。IVE「I AM」ではサビの「Big, big stage」が象徴的で、曲のスケール感や前向きさを一息で立ち上げます。英語フレーズでも、意味が完璧に分からなくても語感・反復・アクセントで記憶に残りやすく、聴いた直後に真似しやすい点が強いところです。
歌詞タイプは「文字だけでも伝わる」ため、紹介や布教の場面で「ここがキリングパート」と指し示しやすいのも利点です。また、I AMの例では、フレーズがメロディの頂点と重なることで高揚感までセットで固定されやすい点がポイントです。
3-2. 歌唱
歌唱タイプは、歌詞そのものより「声の出し方」や「音の運び」で刺さるキリングパートです。高音の抜け、低音の圧、息の混ぜ方、語尾の処理、ラップの畳み掛けなど、音にしか宿らない情報が核になります。
EXO「Monster」ではチャンヨルさんの「I’m sorry, you make me so crazy / You know you do」という歌詞の後から始まるセフンさんのラップパートが歌唱タイプのキリングパートと言えるでしょう。空気を変える役割を担い、低めの声質とリズムの切り替えで曲の緊張感を一段引き上げます。ラップの入りで質感が際立ち、ボーカルとのコントラストが生まれるため、次の展開まで含めて強く記憶に残ります。
さらにライブではニュアンスが変わりやすく、その日の一発で“見せ場化”することもあります。だからこそファンは時間指定で共有しがちで、再生した瞬間に声で持っていかれる体験が起こります。
3-3. 表情・ダンス
表情・ダンスタイプは、耳よりも先に目が覚えるキリングパートです。動きがシンプルで再現しやすいほど拡散しやすく、カメラが寄る瞬間や表情の決めも含めて「ここ!」が共有されます。TWICE「TT」は曲名に直結する“TT”の形を作るポイント振付が代表例で、手の形だけで曲が分かるほど記号化されています。さらに困り顔の表情を合わせることで、振付が“かわいさ”として成立し、反復で記憶が強化されます。
こうしたタイプでは、手を上げるタイミングや視線の落とし方まで含めて“型”が共有され、コピー動画やチャレンジの土台になりやすいのも特徴です。TTも、短いジェスチャーが音の区切りと噛み合うことで、見た瞬間にビートまで思い出せる点がキリングとして強い理由です。
3-4. フォーメーション
フォーメーションタイプは、配置や入れ替わりで視線を一点に集め、瞬間的に「主役」を作るキリングパートです。動き自体が派手でなくても、並びの変化や左右の抜けでセンターが際立つと、映像として強い印象が残ります。ITZY「WANNABE」では、代表的な見せ場として語られやすい肩ダンスの場面があり、周囲のメンバーが同調してフレームを作ることでセンターが強調されやすいのがポイントです。
さらに整列が切り替わるなど絵が変わる瞬間が重なると、視覚的なピークとして定着します。また「誰がセンターに来るか」「どのタイミングで入れ替わるか」は強調点を決めるため、ファンの間ではその切り替え自体が語られがちです。カメラの寄りが合うと、同じ振付でも印象が跳ね上がります。
4. K-POPの有名なキリングパート10選
K-POPでは、曲そのものの強さに加え「一瞬で記憶に残る見せ場」が語られます。ここでは代表曲4つを取り上げ、曲の雰囲気とここが刺さるキリングパートをセットで紹介します。
4-1. After LIKE/IVE
IVE「After LIKE」は、ディスコ調のサンプリング感と軽快なビートで、キャッチーさと洗練を同居させた一曲。サビへ向けて高揚していく構成で、音源でもステージでもテンションが上がりやすいのが魅力です。
キリングパートとしてよく言及されるのが、ガウルさんの「내 장점이 뭔지 알아? 바로 솔직한 거야(私の長所がなにか知ってる?正直なところよ)」という台詞調のパート。少し挑発的なのに可愛さが勝つ表情、肩や手先の細かい見せ方が合わさり、数秒で曲の印象を決定づけます。直前までの流れから急に会話の温度感に切り替わるため耳が止まり、カメラも寄りやすいのがポイントです。
4-2. Cheer Up/TWICE
TWICE「Cheer Up」は、2016年にリリースされたTWICEの代表曲の1つです。明るいサウンドで、好きな相手に対して「「すぐに気持ちを見せすぎないで、でも頑張って」」というニュアンスを重ねたコンセプトが特徴です。
キリングパートとして有名なパートが、サナさんの「shy shy shy」です。短い反復で耳に残り、韓国では“シャシャシャ”に聞こえる可愛さが話題になりました。音源の可憐さに加え、ステージでは表情とタイミングが合わさることで“そこだけ空気が変わる”見せ場になり、初見でも真似しやすいのが強さです。
4-3. Love Shot/EXO
2018年にリリースされたEXOの「Love Shot」は、重心の低いビートと張り詰めたムードで魅せるタイトル曲です。メロディ自体はミニマルですが、そのぶん視線を引き付ける所作やフォーメーションが映え、パフォーマンス込みで完成度が上がるタイプです。
キリングパートは最初のサビで繰り返される「Love Shot」というフレーズに合わせたポイント振付と、その後のサビの動きです。指を拳銃のように構えるジェスチャーが象徴的で、サビの美しいコーラスに加え、メンバー全体の美しい動きとセクシーさが多くのファンの心をつかみました。動きは比較的シンプルですが、ダンスチュートリアルでも手の形や角度が細かく説明されるほど“型”が定着しており、カバーでも必ず盛り上がる場面です。
4-4. STYLE/Hearts2Hearts
Hearts2Hearts「STYLE」は2025年にリリースされたデジタルシングルで、軽快なリズムとグルーヴィーなベースが前に出るアップテンポな曲です。クールさと可愛さのバランスが魅力で、歌詞は“淡々として見える相手への好奇心”を描くと説明されています。
キリングパートとして挙げやすいのが、イアンさんが歌う「같이 걷자 난 다 궁금해(一緒に歩こう 全部気になるよ)」のフレーズに乗せて見せるダンス。歩く動きを連想させる所作に、視線や体の角度の決め”が乗り、短い区間で曲のムードを一気につかみます。その一節と動きで切り抜いたショート映像がファンによって多く作られ、キリングとして機能しています。
4-5. MANIAC/Stray Kids
Stray Kids「MANIAC」は、普通と異常の境界を揺らすテーマを、重いビートとクセになるメロで押し切る一曲です。抑えた展開からサビで一気に振り切れる落差が魅力となっています。
キリングパートは、最初のサビでフィリックスさんが「MANIAC」と切り出す瞬間です。彼特有の低音ボイスの一撃に合わせて視線や体の角度が“狂気”側へ切り替わり、曲の世界観が一発で定着します。直後の振付も刻みと止めがはっきりしていて、ここを境に全体のテンションが上がるのが分かります。音源でも映像でも「ここが来た」と判別しやすく、ライブの歓声ポイントにもなりやすい見せ場です。
4-6. Whiplash/aespa
aespa「Whiplash」は、硬質なサウンドと緊張感のある展開で、後半に向けて加速していく構成が魅力です。タイトル通り首を振られるような強い転換が連続し、クールさの中に攻めたニュアンスが混ざります。
キリングパートとして語られやすいのが、終盤でジゼルさんにスポットが当たるパートで、ファンの間では「スーパージゼルタイム」と呼ばれることも。メンバー全員が一列にならび曲が一瞬落ち着いた後に始まるため、存在感が前面に出て、声の押し出しと表情の切り替えが同時に刺さるのがポイントです。配置やカメラの抜きも相まって、曲のクライマックス感を決定づける「持っていく瞬間」になります。ここだけ見ても曲の空気が伝わります。切り抜きで拡散されやすい場面です。
4-7. Feel My Rhythm/Red Velvet
Red Velvet「Feel My Rhythm」は、クラシックの要素を取り入れた華やかな一曲で、上品さとポップさが同居する世界観が魅力です。音の跳ね方が軽やかで、サビに入る瞬間の開放感が際立ちます。Red Velvetらしい上品さが味わえる曲となっています。
キリングパートとして挙げられるのが、ジョイさんのサビ前の「꽃가루를 날려 폭죽을 더 크게 터트려(紙吹雪を飛ばして 花火をもっと大きく打ち上げるの)」にあたる場面。歌詞の“祝祭感”を受けて、動きと表情で一気に色彩が広がるように見せるのがポイントです。サビ直前の助走として空気を切り替え、次の盛り上がりを最大化する役割も担うため、映像だと特に記憶に残りやすい見せ場になります。ダンスもシンプルでキャッチーなため、このパートをカバーするファンも少なくありません。
4-8. LOVE DIVE/IVE
IVE「LOVE DIVE」は、クールで中毒性のあるビートに、余韻の残るメロディを重ねたヒット曲です。淡々としているのに高揚する独特の温度感があり、サビで一気に引き込まれます。
キリングパートは、サビでウォニョンさんが「Narcissistic, my god I love it 서로를 비춘 밤」を見せるパフォーマンスです。歌詞の自己肯定感と陶酔感に合わせて、目線や首の角度、手先の動きが決めシーンとして機能し、短い秒数で曲のイメージを完成させます。ウォニョンさんの圧倒的なビジュアルによって、さらに印象的なシーンになっているとも言えるでしょう。サビの入り口に置かれているため初見でも把握しやすく、フレーズと動作がセットで覚えやすいので、カバーやチャレンジでも必ず注目される見せ場です。
4-9. Tell Me/Wonder Girls
Wonder Girls「Tell Me」はレトロなサウンドと分かりやすいメロで、K-POPの国民的ヒットの象徴として語られることが多い曲です。キャッチーな振付も人気で、ファンはもちちん多くのK-POPアイドルもこれまでにカバーをしています。
キリングパートは、サビ前にソヒさんが歌う「어머나(あらまあ)」のフレーズと、意味合いに合わせて手を口元に持っていく振付です。驚きのニュアンスが一瞬で伝わり、音の区切りとも噛み合うため、見た人がそのまま真似したくなる記号になります。そのままサビへと入るため、余計に印象の残りやすい部分と言えるでしょう。カバー動画でもこのパートは注目されることが多いです。
4-10. DRIP/BABYMONSTER
BABYMONSTER「DRIP」は、強いビートとスピード感で押すタイプの楽曲で、切り替えの速さが聴きどころです。サビで一度盛り上げた後、すぐ次の展開へ滑り込むため、緩む瞬間がありません。
キリングパートとして挙げられるのが、1回目のサビ直後に入るアサさんのラップです。歌詞面でもパフォーマンス面でも「ここからアサさんのターンが始まる」と分かる構成になっており、音数の多い畳み掛けと表情の強さで一気に印象を塗り替えます。前半の流れを受けてアクセントとして効くので、映像ではカメラが寄りやすく、曲の中でも特に目立ちます。圧倒的なアサさんのラップスキルも相まって、盛り上がるパートになっています。
5. キリングパート以外に覚えておきたいK-POP用語
K-POPの会話は略語や韓国語由来の言い回しが多く、意味を押さえるだけで情報収集がかなり楽になります。ここではSNSや現場で頻出の10語を、使い方と一緒に整理します。
5-1. カムバ
カムバは「カムバック(comeback)」の略で、新曲リリースやアルバム発売をきっかけにアーティストが活動を再開・展開する期間を指します。単に曲が出る日だけでなく、ティザー公開、MV公開、音楽番組出演、ショーケース、サイン会など一連の動きをまとめて「カムバ期」と呼ぶことが多いです。
使い方は「来月カムバするらしい」「今回のカムバ曲どれが好き?」のように、イベントとして捉える言い方が自然です。グループによっては年に複数回カムバすることもあり、情報を追う側は「カムバ日程」「カムバスケジュール」と表現することもあります。
5-2. ヨジャドル/ナムジャドル
ヨジャドルは韓国語の「여자(女性)」+「アイドル」を合わせた言い方で、女性アイドル(ガールズグループや女性ソロ)を指します。ナムジャドルは「남자(男性)」+アイドルで、男性アイドル(ボーイズグループなど)を指します。日本語の「ガールズグループ/ボーイズグループ」と近いですが、よりラフに分類するときに使われます。
例は「最近ヨジャドルの曲が強い」「ナムジャドルのパフォが好き」などです。文脈によっては略して「ヨジャ」「ナムジャ」だけで言うこともありますが、初対面の相手には「ヨジャドル/ナムジャドル」まで言う方が通じやすいです。
5-3. ファンダム
ファンダムは、特定のアーティストを応援するファン集団や文化全体を指す言葉です。K-POPでは「ファンダム名」が公式に決まっていることが多く、応援のルールや掛け声、企画文化も含めて「そのグループのファンダム」と表現します。
使い方は「ファンダム名ってなに?」「ファンダムの雰囲気が好き」などです。SNSでは「ファンダム内で話題」「ファンダムのマナー」など、集団としての動きを語るときに出てきます。なおファンよりも範囲が広く、個々人というよりコミュニティ全体を指すニュアンスが強い言葉です。トラブルや炎上の話題でも使われます。
5-4. チッケム
チッケム(직캠)は、特定メンバーにカメラを固定して追いかけた個人フォーカス動画のことです。音楽番組や公式チャンネル、ファン撮影の映像で「〇〇 fancam」として出回り、推しの表情・細かい動き・歌い方の癖まで確認できるのが魅力です。
使い方は「今日のチッケムやばい」「この曲はチッケムで見ると良さが分かる」などです。推し活では本編MV→ステージ→チッケムの順で沼ることも多く、パフォーマンス重視のグループほど重要度が上がります。比較するときは「この日のチッケムはコンディション良い」など、回(ステージ)単位で語られます。
5-5. サセン
サセン(사생)は、アーティストの私生活を執拗に追いかける迷惑行為をする人や行為を指す言葉です。空港・宿泊先・移動ルートの追跡、盗撮、連絡先の入手、待ち伏せなど、プライバシー侵害に当たる行為が含まれます。
使い方は「サセン行為はやめよう」「サセンが出たら情報拡散しないで」など、注意喚起の文脈が基本です。軽い意味で使う言葉ではなく、当人や周囲の安全に関わる強い否定語として扱われます。SNSでは「サセン垢」といった表現もありますが、情報を見に行く・拡散すること自体が加害に加担し得るため、距離を取る姿勢が無難です。
5-6. センイル
センイル(생일)は誕生日の意味で、推しの誕生日を祝う文脈でよく使われます。「今日は推しのセンイル」「センイルおめでとう」といったように使われます。K-POPでは、誕生日に合わせてカフェイベントを開いたり、駅や街頭ビジョンに広告を出したりする文化もあり、「センイル広告」「センイルカフェ」といった派生表現も定番です。
日付が近づくと「センイル企画」「センイル募金」など、ファンダム単位の企画が動くこともあります。初めて触れる人は“センイル=誕生日”だけ覚えればOKで、実務的には「センイル当日のイベント情報」を追うときに頻出します。
5-7. ペンミ
ペンミは「ファンミーティング」の略で、ライブほど大規模ではない形でファンと交流するイベントを指します。トーク、ゲーム、Q&A、ミニライブ、サイン会的な要素など、距離感が近いのが特徴です。
「ペンミ当たった」「ペンミのレポ見た?」など会話の中でも使われます。ツアーとは別枠で開催されることも多く、会場規模や内容はグループによって幅があります。ファン側では服装・持ち物・掛け声などの現場準備の話題になりやすく、SNSでは「ペンミレポ(体験談)」が共有されがちです。なお「ファンコン(ファンコンサート)」はペンミより公演寄り、というニュアンスの違いで使い分けられることがあります。
5-8. マンネ
マンネ(막내)はグループの最年少メンバーのことです。年齢順の序列文化がある韓国では、マンネは可愛がられる立ち位置になりやすく、「マンネらしさ(末っ子っぽさ)」がキャラとして語られることもあります。
使い方は「うちのマンネ可愛い」「マンネライン(年下組)が強い」などです。一方で、最年少なのに大人っぽい場合は「マンネなのにしっかりしてる」とギャップとして話題になります。年齢が近いメンバー同士でライン(line)を作って呼ぶ文化とも相性が良く、ファンコミュニティでは属性説明の基本語としてよく登場します。
5-9. ケミ
ケミ(케미)は、chemistry(相性)から来た言い方で、メンバー同士の相性や掛け合いの良さ、並んだときの雰囲気を指します。恋愛的な意味に限らず、仲の良さ、漫才のようなテンポ、意外な組み合わせの面白さなど広く使われます。
一般的に、「この2人ケミ最高」「新しいケミが発掘された」のように使われます。バラエティ、配信、舞台裏などのコンテンツを見て「ケミが良い」と感じることが多く、曲そのものより人間関係の魅力を語る言葉として機能します。ペアだけでなく、3人組など複数にも使えますが、基本は組み合わせの話題で出てきます。
5-10. スポ
スポは、「スポイラー(ネタバレ)」の略で、未公開情報や展開を先に知ってしまう/流してしまうことを指します。K-POPでは特に、カムバ前のティザー内容、収録曲、振付、衣装、セットリスト、コンサート演出などで「スポ注意」「スポあり」として使われます。
「セトリスポ見ちゃった」「スポ踏みたくないからミュートした」と会話の中で使うことも可能です。情報が早く回る界隈なので、避けたい人はSNSのミュートや検索回避をすることも多いです。反対に、知りたい人は「スポ歓迎」と書いて受け入れる場合もあります。相手のスタンスが分からないときは、先に「スポ大丈夫?」と一言確認するのが無難です。
まとめ
キリングパートとは、K-POPの曲やステージで特に印象が強く記憶に残る「見せ場」を指す言葉です。サビとは異なり、曲のどの位置にあっても成立し、歌詞・歌唱・表情・ダンス・フォーメーションなどさまざまな要素で構成されます。
IVEの「After LIKE」やTWICEの「Cheer Up」など、代表的な曲には印象的なキリングパートが存在します。ファン同士の会話では「推しの魅力を伝えたいとき」や「初見の人におすすめするとき」に使われ、音源だけでなくステージ映像込みで語られることも多い用語です。主観的な評価を含むため、人によって候補が変わる点も特徴です。
※当記事は2026年1月時点の情報をもとに作成しています





















