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実写映画「キングダム」シリーズの見る順番・あらすじ・見どころを紹介

実写映画「キングダム」シリーズの見る順番・あらすじ・見どころを紹介

原泰久さんの人気漫画を実写化した映画「キングダム」シリーズは、2019年に第1作が公開されて以降、壮大なスケールと緻密な物語展開で多くの観客を魅了してきました。大迫力の戦闘シーンやキャスト陣の熱演は、原作ファンだけでなく映画単体としても高く評価されています。

当記事では、映画「キングダム」シリーズの正しい鑑賞順をあらすじや見どころとともに解説します。来年には続編公開も決定しているため、これから視聴する方は、ぜひお役立てください。

1. 映画「キングダム」シリーズの見る順番は?

映画「キングダム」シリーズは、原泰久さんの人気漫画を基にした実写作品で、紀元前の中国・春秋戦国時代を舞台に、天下の大将軍を目指す信(山崎賢人さん)と、中華統一を掲げる秦王・嬴政(吉沢亮さん)の壮大な物語が描かれています。実際に中国でロケが行われるなど、日本映画ではあまりないスケール感や、キャスト陣の熱演が高く評価されてきました。シリーズを観る順番は、基本的に公開順で問題ありません。公開作品は以下の通りです。

  • キングダム(2019年)
  • キングダム2 遥かなる大地へ(2022年)
  • キングダム 運命の炎(2023年)
  • キングダム 大将軍の帰還(2024年)
  • キングダム(2026年夏に公開予定)

原作のストーリーをベースにしながらも、映画の構成上、エピソードの前後が入れ替わっている部分もあります。代表的なのが「紫夏編」で、原作では2作目の「遥かなる大地へ」の流れに含まれる内容が3作目の「運命の炎」で描かれました。細かい違いはあるものの、映画は公開順に観ることでキャラクターの成長やストーリーの流れを自然に追えるようになっています。

2. 映画「キングダム」(2019年)

2019年に公開された実写版「キングダム」は、シリーズの記念すべき第1作目です。壮大なスケールで描かれた戦乱の世界を舞台に、後の展開へと続く物語の幕開けとなりました。

2-1. 「キングダム」のあらすじ

紀元前245年、戦乱の世を舞台に物語は始まります。戦災孤児の信(山崎賢人さん)と漂(吉沢亮さん)は、大将軍になる夢を抱きながら剣術の鍛錬に励んでいました。やがて漂は昌文君(高嶋政宏さん)に召し上げられ王宮へ向かいますが、成蟜(本郷奏多さん)のクーデターに巻き込まれ命を落とします。

地図と剣を託された信が辿り着いた先にいたのは、漂と瓜二つの若き王・嬴政(吉沢亮さん)。漂の遺志を胸に、信と嬴政は王宮奪還のために立ち上がり、それぞれの大きな夢への第一歩を踏み出していきます。

2-2. 「キングダム」の見どころ

シリーズ第1作となる「キングダム」は、原作の壮大な物語の幕開けを描いた作品です。信と嬴政という二人の出会いが描かれ、後に続く中華統一への壮大な旅路の始まりを体感できます。大規模ロケによる迫力ある戦闘シーンや、原作者が脚本に関わったことで実現した高い再現度は、第1作から作品世界に没入できる大きな魅力です。

また、山﨑賢人さんや吉沢亮さんをはじめとする豪華キャスト陣の熱演により、キャラクターの熱い想いが鮮烈に伝わってきます。シリーズを理解するための土台となる物語でありながら、単体でも大作として十分楽しめる一本です。

3. 映画「キングダム2 遥かなる大地へ」(2022年)

2019年公開の第1作を受け、さらにスケールを拡大して描かれた続編が「キングダム2 遥かなる大地へ」です。激動の戦乱期を舞台に、信と仲間たちの戦いがより大規模に展開され、シリーズの世界観を大きく広げる作品となっています。

3-1. 「キングダム2 遥かなる大地へ」のあらすじ

クーデターを鎮圧してから半年後、秦に隣国・魏の侵攻が迫ります。若き王・嬴政(吉沢亮さん)の号令のもと、信(山﨑賢人さん)は歩兵として決戦の地「蛇甘平原」に向かうことに。その道中で尾平(岡山天音さん)、尾到(三浦貴大さん)、澤圭(濱津隆之さん)、そして謎めいた羌瘣(清野菜名さん)と伍を組み、初めて本格的な戦に挑むことになります。

魏の総大将は戦の天才・呉慶(小澤征悦)、対する秦の将は豪胆な麃公(豊川悦司さん)です。有利な丘を魏軍に奪われ戦況は不利に傾きますが、信たちは仲間とともに無謀とも言える突撃に身を投じます。初陣で多くの死と直面しながらも、信は仲間を守るために奮闘し、やがて羌瘣の過去や彼女が戦う理由を知ります。友情や試練を通じて成長していく信の姿が描かれています。

3-2. 「キングダム2 遥かなる大地へ」の見どころ

「キングダム2 遥かなる大地へ」は、信が初めて本格的な戦場に立ち、自らの力で未来を切り開こうとする姿が描かれる作品です。前作での巻き込まれる立場から一歩進み、漂の遺志を胸に戦場の中心へ挑む信の成長は、本作ならではの大きな見どころです。

また、新たに登場する羌瘣(清野菜名さん)が圧倒的な存在感を放ち、信との関わりが物語に厚みを加えています。さらに、豪将・麃公(豊川悦司さん)の迫力ある采配や、王騎(大沢たかおさん)とのドラマティックな場面も必見です。寄せ集めの兵たちとともに挑む壮大な戦闘シーンはスケールアップしており、シリーズ2作目として確かな進化を感じられる作品に仕上がっています。

4. 映画「キングダム 運命の炎」(2023)

シリーズ第3作「キングダム 運命の炎」では、これまで以上に物語が大きく動き出します。信と嬴政が新たな試練に立ち向かう姿や、これまで明かされなかった背景が描かれることで、シリーズの核心に迫る展開となっています。

4-1. 「キングダム 運命の炎」のあらすじ

運命に導かれ中華統一を目指す信(山﨑賢人さん)は、仲間とともに「天下の大将軍」を夢見て突き進んでいました。そこへ秦国の宿敵である隣国・趙新という新たな脅威が迫ります。

秦の若き王・嬴政(吉沢亮さん)は、この危機に立ち向かうため伝説の大将軍・王騎(大沢たかおさん)を総大将に任命し、決戦の地・馬陽へ出陣。王騎の軍に従軍する信は、新たに「飛信隊」を結成し、初めて百人の兵を率いる隊長として戦場に挑みます。託されたのは、二万の兵を率いる趙の将軍を討ち取るという無謀な任務でした。

一方、戦いを前に嬴政は、自らを支えた恩人・紫夏との記憶を語り、王としての覚悟を示します。国の未来を懸けた炎のごとき戦いが、ついに幕を開けます。

4-2. 「キングダム 運命の炎」の見どころ

映画「キングダム 運命の炎」では、原作でも高い人気を誇る「紫夏編」と「馬陽の戦い」が実写化されています。嬴政の過去を描く「紫夏編」は、王としての覚悟に深みを与える重要なエピソードであり、信と王騎とともにその瞬間を共有する展開が実写版ならではの見どころです。

一方の「馬陽の戦い」では、信が百人将として「飛信隊」を率い、仲間と連携しながら知将・馮忌や趙軍に挑む姿が描かれます。豪快な王騎の指揮、仲間との共闘アクション、そして嬴政の人間ドラマが融合し、シリーズ最大級のスケールで物語が展開されるのが本作の魅力です。

5. 映画「キングダム 大将軍の帰還」(2024年)

シリーズ第4作「キングダム 大将軍の帰還」では、信と嬴政の物語がさらに壮大な戦いへと進みます。秦軍と趙軍の因縁深い戦いが描かれることで、信の成長や王騎の存在感がより鮮明になり、シリーズ全体の重要な転換点となる展開が待っています。

5-1. 「キングダム 大将軍の帰還」のあらすじ

馬陽の戦いで趙の将を討ち、勝利を手にしたかに見えた信(山﨑賢人さん)と飛信隊の前に、真の総大将・龐煖(吉川晃司さん)が姿を現します。自らを「武神」と称する龐煖の圧倒的な力の前に、仲間たちは次々と命を落とし、信もまた致命傷を負ってしまいます。仲間たちは「信を守り抜く」という想いを胸に、命懸けで脱出を試みます。

一方、戦況を見守る総大将・王騎(大沢たかおさん)は、龐煖の背後に潜む天才軍師・李牧(小栗旬さん)の存在を察知し、劣勢を覆すため自ら戦場に戻る決意を固めます。王騎と龐煖の因縁、そして李牧の策略が交錯する馬陽の地で、歴史を揺るがす壮絶な戦いが始まろうとしていました。

5-2. 「キングダム 大将軍の帰還」の見どころ

シリーズ第4作目となる「キングダム 大将軍の帰還」は、前作で幕を開けた「馬陽の戦い」の続編です。最大の見どころは、六大将軍の生き残り・王騎(大沢たかおさん)と「武神」を名乗る龐煖(吉川晃司さん)の因縁の激突であり、圧巻のスケールで描かれる一騎打ちは必見です。

また、信(山﨑賢人さん)が百人将として仲間を率い、飛信隊の成長と絆を示す姿にも注目が集まります。小栗旬さん演じる軍師・李牧、新木優子さん演じる六大将軍・摎など新キャストの登場によって物語はさらに厚みを増しました。壮大な戦場アクションと濃密な人間ドラマが融合し、シリーズ集大成にふさわしい仕上がりとなっています。

6. 映画「キングダム」の第5弾が2026年に公開

これまで「キングダム」(2019年)から「キングダム 大将軍の帰還」(2024年)まで4作にわたり壮大な物語を描いてきた実写映画シリーズ。その続編となる第5弾が、ついに2026年の夏に公開されます。

最新ビジュアルには、新たな甲冑をまとい「思いを受け止め、前へ。」と決意を示す信(山﨑賢人)の姿が登場。王騎(大沢たかおさん)から受け継いだ矛を携え、中華統一を目指す嬴政(吉沢亮さん)とともに歩む次なる戦いが、シリーズ最大級の期待を集めています。

まとめ

映画「キングダム」シリーズは、原作漫画の壮大な世界を実写化し、信と嬴政の成長や戦乱の歴史を迫力あるスケールで描いてきました。1作目から第4作まで、それぞれが大きな転換点となり、キャラクターの絆や宿命が深く描かれています。公開順に観ることで自然な流れで物語を楽しむことができるのも特徴です。

2026年夏には、待望の第5弾の公開が予定されています。新たな甲冑をまとった信が示す決意の姿は、物語がさらに進化していくことを予感させ、シリーズ最大級の期待が高まっています。

※当記事は2025年9月時点の情報をもとに作成しています

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