「キングダム3」の主なキャストを紹介！あらすじや映画の見どころも

2006年1月より「週刊ヤングジャンプ」にて連載が始まった人気漫画「キングダム」の実写版映画・第3弾「キングダム 運命の炎」が2023年7月28日に公開予定です。今作では原作でも人気の高い「馬陽（ばよう）の戦い」「紫夏（しか）編」が描かれ、信役の山﨑賢人さんや、嬴政役の吉沢亮さんら多くのキャストが続投しています。

当記事では、最新作キングダム3のあらすじや見どころ、一部キャストについて紹介します。キングダムのキャラクター・俳優の基本情報をチェックしたい方の参考になれば幸いです。

キングダムは、500年ほど続いた中国戦乱の時代を舞台にした歴史ファンタジーです。春秋戦国時代に出会った、天下の大将軍を目指す信（しん）と、中華統一を目指す秦国の王、嬴政（えいせい）の2人を主人公に物語は進みます。

原作漫画「キングダム」は2006年1月より原泰久さんにより描かれ、連載が続いている作品です。これまで実写版の映画として2作品が公開されています。

今回2作品に続く第3弾として、最新作「キングダム 運命の炎」が2023年7月28日に公開予定です。

ここでは、キングダム3のあらすじと見どころをご紹介します。

戦災孤児の少年・信と秦国の若き王・嬴政は中国春秋戦国時代に出会い、それぞれの目標である「天下の大将軍」と「中華統一」を夢見て力を合わせ突き進みます。7つの国が天下統一を目指し争い合う険しい時代を歩む中、突如、隣国・趙（ちょう）の大軍勢が秦国に侵攻を開始した知らせを受けます。

秦国陣営は、伝説の大将軍である王騎（おうき）を総大将に据え、趙国の軍勢を馬陽（ばよう）で迎え撃つことに。信は馬陽での決戦で、100人の兵士で構成される「飛信隊（ひしんたい）」の隊長として、敵将を討ち取る命を受けます。100人の飛信隊に対して2万の軍勢を率いる敵将に勝てるのか、秦国滅亡を防ぐため決戦を迎えます。

今作は、原作でも人気の高い「馬陽（ばよう）の戦い」と「紫夏（しか）編」が展開されます。それぞれの見どころは下記の通りです。

馬陽での決戦は、キングダムシリーズの中でも壮大なスケールで描かれる、決死の戦いとなる場面です。国と国だけではなく、キャラクターそれぞれの戦いの結末も見逃せません。

紫夏編は、現在の嬴政につながる物語がドラマチックに描かれており、キングダムをより楽しむ上で欠かせない見どころとなっています。

実写版キングダムで、1作目からメインキャラクターを演じる信役の山﨑賢人さんや、嬴政役の吉沢亮さんは今作でも続投です。ほかにも多くのキャストが1・2作目に続き、それぞれのキャラクターを演じます。

ここでは、キングダム3のキャラクターを演じる、実写キャストを一部ご紹介します。

山﨑賢人さんは、2009年にメンズモデルとして活躍後、2010年から俳優としても活動しています。2016年には第39回日本アカデミー賞の新人俳優賞・優秀賞を受賞した経歴を持っています。

山﨑賢人さんが演じる信は、強い意志を持ち成長を続けるキャラクターです。作品を通して少しずつ背負うものができる信は、今作では隊長として飛信隊を率いて、憧れの大将軍である王騎と戦場に赴きます。

吉沢亮さんは、2011年に「仮面ライダーフォーゼ」で活躍し注目を集めた俳優です。映画やテレビに多数出演し、2021年にはNHK大河ドラマの「青天を衝け」で主人公の渋沢栄一を演じています。

吉沢亮さんが演じる秦国の若き王・嬴政は、過去に趙国で憎悪と暴力を受けていた経験を持つキャラクターです。今作では、趙国の憎悪を一身に受ける嬴政が救われるきっかけになった、恩人である紫夏との感動のエピソードが描かれます。

雑誌「ピチレモン」の専属モデルとして活動した清野菜名さんは、現在は女優としても多くのドラマや映画で活躍しています。

実写版キングダムでは、暗殺集団「蚩尤（しゆう）」の一人である羌瘣役を演じています。信が率いる飛信隊では副長を務め、蚩尤に伝わる独特の呼吸法を用いる巫舞（みぶ）の戦法で、敵陣に切り込む女剣士です。一方で、世間知らずな面も併せ持っており、天然ぶりに魅力を感じ、心惹かれるファンも多いキャラクターとなっています。

橋本環奈さんは、もともと福岡の地方アイドルグループで活躍していた経歴を持ちます。2016年に映画「セーラー服と機関銃－卒業－」で初主演し、第40回日本アカデミー賞の新人俳優賞を受賞しています。

橋本環奈さんが演じる河了貂は、山民族の末裔です。ミノムシのような衣装で可愛い印象がありますが、暴力が支配する黒卑村でたくましく育った過去を持っています。生きる上で培った判断力を武器に、軍師として信や嬴政を支えるキャラクターです。

大沢たかおさんは1987年にモデルデビュー後、現在は実力派俳優として多くのドラマや映画で活躍中です。2004年には映画「解夏」で、第28回日本アカデミー賞の優秀主演男優賞を受賞しています。

実写版キングダムでは、中華全土に名を轟かすほどの武力と知力を併せ持つ六大将軍の一人、王騎を演じます。王騎は、かつて心酔していた昭王（しょうおう）亡き後、戦から離れていた伝説の英雄です。しかし、今作にて戦場に復帰し総大将を務めます。

紫夏役の杏さんは、モデルとして日本国内だけではなく、ニューヨークやパリなどのファッション・コレクションでも活躍した経歴を持ちます。現在ではドラマや映画、バラエティ番組でも活躍中です。

紫夏は、趙国の闇商人で女頭目を務める一方、正義感と母性を併せ持つ美しい女性です。趙国に囚われていた嬴政を救い、のちに王となる嬴政に大きな影響を与える重要な人物となっています。

スカウトがきっかけで芸能界入りした玉木宏さんは、多くのドラマ・映画への出演のほか、洋画吹き替えの経歴も持つ俳優です。また、俳優として活躍する傍ら、歌手としても活動しています。

今作では、秦国の右丞相（じょうしょう）を務める呂不韋（りょふい）の右腕、昌平君を演じます。呂不韋が宰相に出世した後は右丞相に就任、加えて秦国の総司令官として軍略面も取りまとめる人物です。

多くのドラマ・映画への出演で活躍する長澤まさみさんは、2003年の初主演映画「ロボコン」で第27回日本アカデミー賞の新人俳優賞を受賞した経歴を持つ俳優です。

長澤まさみさん演じる楊端和は、秦国の西に位置する山界の民族を束ねる、武力に優れた王です。秦国が山界の民族を裏切ったことから400年の絶縁状態が続いていたものの、嬴政のことを信頼した楊端和は、再び秦国と同盟を結びます。以降は、秦国の助力となる心強い味方です。

馮忌役の片岡愛之助さんは、歌舞伎役者として活躍する一方、俳優としてドラマや映画でも活動しています。主演の狂言『夏祭浪花鑑』で第68回文化庁芸術祭演劇部門優秀賞を受賞、第21回日本映画批評家大賞で助演男優賞を受賞した経歴を持ちます。

馮忌は、秦国の前に立ちはだかる趙国の将軍・副将の一人です。優れた知略と軍略を生かし戦うことから「頭脳の馮忌」と呼ばれています。長期戦も得意としており、秦国を追い詰める将軍です。

2012年の「海賊戦隊ゴーカイジャー」で俳優デビューした山田裕貴さんは、映画、ドラマ、舞台など多岐にわたり活躍する俳優です。

今作では片岡愛之助さんと同じく、趙国の将軍として出演します。万極は、過去秦国にひどい仕打ちを受け、強い恨みを持っている将軍です。馮忌と並ぶ趙国最強武将の一人として、また、残忍な性格で秦国の前に立ちはだかります。

人気漫画「キングダム」の実写版映画・第3弾「キングダム 運命の炎」は、2023年7月28日に公開予定です。本作では「馬陽（ばよう）の戦い」と「紫夏（しか）編」が描かれており、メインキャラクターを演じる信役の山﨑賢人さんや、嬴政役の吉沢亮さんらが続投しています。

キングダム3では、これまで語られてこなかった嬴政の過去の話や、飛信隊の隊長となった信が、2万の軍勢とその敵将とどのように戦うのかが見どころの1つです。キングダム3を観賞する前に、いま一度キャラクターやキャストの魅力をチェックしてみましょう。

※当記事は2023年6月時点の情報をもとに作成しています