実写版「ゴールデンカムイ」のキャストを紹介！あらすじや魅力も

2022年4月に大人気漫画「ゴールデンカムイ」の実写化が決定し、2023年8月30日にはキャストとキャラクタービジュアルが発表されました。実写映画には原作者の野田 サトル先生やアイヌの伝統工芸作家の方々も制作チームとして関わり、豪華キャストを含め実写映画化関係者の愛情が詰まった作品となっているようです。

当記事では、実写版ゴールデンカムイの豪華なキャストを10名紹介します。公開までにキャストの知識を入れておきたいという原作ファンの方は、ぜひご一読ください！

実写版「ゴールデンカムイ」とは、週刊ヤングジャンプで連載された漫画家・野田 サトル先生による大人気漫画「ゴールデンカムイ」を実写化した映画です。2022年4月に公式から実写映画化の発表があり、2024年1月19日に公開が予定されています。

北海道を舞台に日露戦争を生き抜いた元兵士・杉元が、網走監獄の死刑囚たちが隠したという莫大な埋蔵金を巡って、凶悪な死刑囚と生存競争サバイバルをする物語です。物語の中では純粋無垢なアイヌの少女アシリパをはじめ、強烈な個性を持ったキャラクターが多く登場します。

ギャグ要素とサバイバルの描写のバランスがよく、さまざまな文献や資料に基づいたアイヌ文化や歴史、暮らしが正確に描かれているところが作品の魅力です。狩猟料理が多く登場し、ファンの中には「グルメ漫画」と評する方もいるほど、漫画ではリアルかつ詳細にアイヌ料理が紹介されています。

実写映画はキングダムシリーズを手掛けたプロダクション「CREDEUS」が担当します。大スクリーンでのアクションやアシリパによるアイヌ料理の再現、ヒグマの実写版での迫力や再現に注目が集まっている作品です。

漫画のゴールデンカムイは全31巻が販売されており、2023年10月時点ではシリーズ累計2,500万部を突破する大人気漫画です。実写版のキャストは、2023年8月30日にキャラクタービジュアルとともに一挙解禁されました。

作品を盛り上げる華やかかつ豪華な実写キャストを、以下では紹介します。

杉元 佐一（すぎもと さいち）は、日露戦争時に鬼神のような闘いぶりと驚異的な回復力から「不死身の杉元」という異名がついた本作の主人公です。戦死した友人の妻である梅子の眼病の治療費を稼ぐため砂金を発掘していましたが、あることをきっかけにアイヌの村から奪われた埋蔵金を探し始めます。

杉元 佐一を演じるのは、大人気俳優の山崎 賢人さんです。元々はメンズモデルでしたが2010年より俳優として活動を始めました。これまでにデスノートやキングダム、ジョジョの奇妙な冒険など数々の人気漫画の実写化作品に出演しています。

アシリパは、北海道で杉元がヒグマに襲われたところを助けたアイヌの少女です。アイヌの埋蔵金を奪った囚人に父親を殺された仇を討つべく、杉元と行動をともにします。山での生活や狩りの方法に詳しく、古い習慣に囚われない現実的な性格の持ち主です。

アシリパ役を担当するのは、アミューズ所属・埼玉県出身の山田 杏奈さんです。10歳の頃に芸能活動を始め、麻雀漫画の実写化作品「咲 Saki」やテレビドラマ「先に生まれただけの僕」や「重要参考人探偵」などで注目の若手女優として話題になりました。今作では原作で子どものアシリパを大人の山田さんが演じるというところに、注目が集まっています。

白石 由竹（しらいし よしたけ）は、金塊の在り処を示すと言われる刺青を持つ1人で、「脱獄王」と呼ばれる天才脱獄犯です。関節を自在に外せる上に、不意に拘束されたときのために針や針金をカラダに隠し持っています。作品ではギャグ要員で、金塊探しのために杉元と旅をともにします。

白石として作品に明るさを添えるのが、2002年の「ぼくんち」の出演をきっかけに多くの作品に出演経験のある俳優・矢本 悠馬さんです。実写化決定時のコメントでは、実写映画化出演の話が出る前から漫画「ゴールデンカムイ」のファンで、推しメンが白石 由竹でしたと発言されています。

尾形 百之助（おがた ひゃくのすけ）は、大日本帝国陸軍の先鋭部隊である第七師団に所属する上等兵です。狙撃の名手で、300m以内であれば確実に相手の頭を撃ち抜ける腕前を持ちます。情勢によって身の振り方を変えることから「コウモリ野郎」と呼ばれています。

冷静沈着で淡々とした尾形を演じるのが、眞栄田 郷敦さんです。俳優である千葉 真一さんの息子、新田 真剣佑さんの弟で、「TGC KITAKYUSHU 2018」をきっかけにモデルとして芸能界デビューしました。近年では俳優としても活躍しており、「東京リベンジャーズ」や「午前0時、キスしに来てよ」など漫画の実写化作品の出演も果たしています。

大日本帝国陸軍第七師団の軍曹であり、作中の常識人・良識人であるのが月島 基（つきしま はじめ）です。鶴見中尉の補佐役として日露戦争後も手足となって動きます。冷静沈着で肉弾戦に長けており、ロシア語も堪能で能力に長けた人物です。

月島役を演じるのが、2012年に「理想の息子」で俳優デビューを果たした工藤 阿須加さんです。第24回日本映画評論家大賞で新人男優賞を授賞しており、2021年からはテレビ番組をきっかけに俳優活動だけでなく農業も本格的に始めています。

二階堂 浩平・洋平（にかいどう こうへい・ようへい）は、大日本帝国陸軍第七師団の一等卒の双子です。兄弟は外見や挙動・性格まで似ており、浩平はあることをきっかけに杉元に復讐心をいだき、杉元の命を奪おうと強い執着を見せるようになります。

二階堂兄弟のどちらの役も担当するのが、柳 俊太郎さんです。2009年に第24回メンズノンノモデルオーディションでモデルとしてデビューし、2012年に俳優デビューを果たしました。今作品だけでなく「カラダ探し」や「弱虫ペダル」など、ほかの漫画の実写作品にも出演経験があります。

谷垣 源次郎（たにがき げんじろう）は大日本帝国陸軍第七師団の一等卒で、真面目な性格の青年です。狩猟を生業にするマタギの出身で、山の中では音を立てない習慣が身についています。真面目故に利用されることもあり、作中ではアシリパたちと深い関わりを持つことになります。

谷垣を演じるのが、日本と韓国で活躍してきた俳優・大谷 亮平さんです。日本でモデル活動を始めたものの2003年からは韓国でモデル・俳優活動をし、2016年4月に日本で活動を再開したため逆輸入俳優と呼ばれています。

金塊の場所を示す刺青の持ち主の1人が、牛山 辰馬（うちやま たつうま）です。「不敗の牛山」という異名を持つ圧倒的な強さを持った柔道家で、馬やヒグマを素手で倒せます。性欲が異常に強く、師匠の妻を寝取ったことから網走監獄に収監されました。

強靭な肉体を持つ牛山を演じるのが、2002年に23歳で俳優デビューを果たした勝矢さんです。勝矢さんはゴールデンカムイの実写化を知った際に「牛山やらせてくれないかな」と別の現場で話していたところ、偶然出演の話をもらいました。

鶴見 篤四郎（つるみ とくしろう）は、大日本帝国陸軍第七師団の中尉です。日露戦争で前頭部を損傷したため、額部分をプロテクターで保護しています。金塊を軍資金に軍事政権の実現を夢見ており、情報収集と分析能力は上官から恐れられるほどに長けています。

本作のラスボスとも言われる鶴見を演じるのは、玉木 宏さんです。1998年に俳優デビューし、これまで「のだめカンタービレ」や「ウォーターボーイズ」「愛し君へ」など人気作品に出演しました。整った爽やかなルックスが人気ですが、今作品では顔の半分にケガを負った、なにを考えているのか読めない怖さのあるキャラクターを演じます。

土方 歳三は、明治2年の箱館戦争で戦士したと言われていた元新選組「鬼の副長」です。刺青の囚人の1人でもあり、政治犯として30年間網走監獄に収監されていました。刺青の囚人たちが脱獄したときの主犯で、土方自身も金塊を狙っています。

70歳を超えても衰えることなく、圧倒的な身体能力を誇る土方の役を担うのが、ベテラン俳優の舘 ひろしさんです。1976年に俳優デビューし、代表作には「あぶない刑事」や「西部警察」シリーズなどがあります。今作では土方を演じるにあたり、原作だけでなく土方に関する本も読んで挑みました。

実写版「ゴールデンカムイ」とは、週刊ヤングジャンプで連載していた原作となる漫画「ゴールデンカムイ」の実写版映画です。2024年1月19日に放映が予定されています。

実写化では主人公の杉元 佐一役に山崎 賢人さん、今作のヒロインとなるアシリパ役に山田杏奈さんを起用するなど豪華キャストが揃います。ほかにも、玉木 宏さんや舘 ひろしさんなど、ベテラン俳優も登場。作品情報もこれからさらに発表されることが予想されるため、ぜひ各種SNSをチェックしましょう！

※当記事は2023年10月時点の情報をもとに作成しています