原泰久さんの人気漫画を実写化した映画「キングダム」シリーズは、2019年の第1作公開以降、壮大なスケールの戦闘シーンやキャスト陣の熱演で多くの観客を魅了してきました。
2026年には、シリーズ第5作となる「キングダム 魂の決戦」の公開も予定されています。
当記事では、映画「キングダム」シリーズの見る順番を、各作品のあらすじや見どころとともに解説します。これからシリーズを観る方や、最新作の前に内容を振り返りたい方は、ぜひ参考にしてください。
1. 映画「キングダム」シリーズの見る順番は?
映画「キングダム」シリーズは、原泰久さんの人気漫画を基にした実写作品で、紀元前の中国・春秋戦国時代を舞台に、天下の大将軍を目指す信(山﨑賢人さん)と、中華統一を掲げる秦王・嬴政(吉沢亮さん)の壮大な物語が描かれています。実際に中国でロケが行われるなど、日本映画ではあまりないスケール感や、キャスト陣の熱演が高く評価されてきました。シリーズを観る順番は、基本的に公開順で問題ありません。公開作品は以下の通りです。
- キングダム(2019年)
- キングダム2 遥かなる大地へ(2022年)
- キングダム 運命の炎(2023年)
- キングダム 大将軍の帰還(2024年)
- キングダム 魂の決戦(2026年)
原作のストーリーをベースにしながらも、映画の構成上、エピソードの前後が入れ替わっている部分もあります。代表的なのが「紫夏編」で、原作では2作目の「遥かなる大地へ」の流れに含まれる内容が3作目の「運命の炎」で描かれました。細かい違いはあるものの、映画は公開順に観ることでキャラクターの成長やストーリーの流れを自然に追えるようになっています。
最新作「キングダム 魂の決戦」は、2026年7月17日公開予定のシリーズ第5作です。原作でも人気の高い「合従軍編」を扱い、秦国と六国がぶつかる大規模な戦いが描かれます。山﨑賢人さん、吉沢亮さん、小栗旬さんら続投キャストに加え、志尊淳さん、神尾楓珠さん、坂口憲二さん、斎藤工さんらも参加しており、物語・キャストの両面でシリーズの新章として注目されています。公開順で鑑賞してきた人にとっても、前作までの流れを受けた重要作と言えるでしょう。
2. 映画「キングダム」(2019年)
2019年に公開された実写版「キングダム」は、シリーズの記念すべき第1作目です。壮大なスケールで描かれた戦乱の世界を舞台に、後の展開へと続く物語の幕開けとなりました。
原作では物語序盤にあたる、信と漂の出会いから、嬴政とともに王都奪還を目指す「王都奪還編」までが中心に描かれています。信が大将軍を志すきっかけや、嬴政との関係性が分かるため、シリーズの入口として欠かせない作品です。
| 公開日 | 2019年4月19日 |
|---|---|
| 上映時間 | 134分 |
| 原作 | 1巻第1話「キングダム」から5巻第46話「兄弟」まで |
| 時系列 | シリーズ第1作 |
| 監督 | 佐藤信介 |
| 主な登場人物 | 信、嬴政、河了貂、楊端和、成蟜、王騎 など |
| 主な出演者 | 山﨑賢人、吉沢亮、橋本環奈、本郷奏多、長澤まさみ、大沢たかお ほか |
2-1. 「キングダム」のあらすじ
紀元前245年、戦乱の世を舞台に物語は始まります。戦災孤児の信(山崎賢人さん)と漂(吉沢亮さん)は、大将軍になる夢を抱きながら剣術の鍛錬に励んでいました。やがて漂は昌文君(高嶋政宏さん)に召し上げられ王宮へ向かいますが、成蟜(本郷奏多さん)のクーデターに巻き込まれ命を落とします。
地図と剣を託された信が辿り着いた先にいたのは、漂と瓜二つの若き王・嬴政(吉沢亮さん)。漂の遺志を胸に、信と嬴政は王宮奪還のために立ち上がり、それぞれの大きな夢への第一歩を踏み出していきます。
2-2. 「キングダム」の見どころ
シリーズ第1作となる「キングダム」は、原作の壮大な物語の幕開けを描いた作品です。信と嬴政という二人の出会いが描かれ、後に続く中華統一への壮大な旅路の始まりを体感できます。大規模ロケによる迫力ある戦闘シーンや、原作者が脚本に関わったことで実現した高い再現度は、第1作から作品世界に没入できる大きな魅力です。
また、山﨑賢人さんや吉沢亮さんをはじめとする豪華キャスト陣の熱演により、キャラクターの熱い想いが鮮烈に伝わってきます。シリーズを理解するための土台となる物語でありながら、単体でも大作として十分楽しめる一本です。
3. 映画「キングダム2 遥かなる大地へ」(2022年)
2019年公開の第1作を受け、さらにスケールを拡大して描かれた続編が「キングダム2 遥かなる大地へ」です。激動の戦乱期を舞台に、信と仲間たちの戦いがより大規模に展開され、シリーズの世界観を大きく広げる作品となっています。
原作では、信が初めて本格的な戦場に立つ「蛇甘平原の戦い」を中心に描かれています。伍の仲間たちや謎を抱える剣士・羌瘣との出会いを通じて、信が一兵卒として戦場の厳しさを知り、天下の大将軍を目指す覚悟を強めていく姿が描かれます。
| 公開日 | 2022年7月15日 |
|---|---|
| 上映時間 | 134分 |
| 原作 | 5巻第47話「最初の城」から7巻第73話「帰国」まで ※9巻第94話「祭」から第96話「呂氏派」で描かれた羌瘣の過去も含む |
| 時系列 | シリーズ第2作 |
| 監督 | 佐藤信介 |
| 主な登場人物 | 信、嬴政、河了貂、羌瘣、王騎、麃公 など |
| 主な出演者 | 山﨑賢人、吉沢亮、橋本環奈、清野菜名、玉木宏、佐藤浩市、大沢たかお ほか |
3-1. 「キングダム2 遥かなる大地へ」のあらすじ
クーデターを鎮圧してから半年後、秦に隣国・魏の侵攻が迫ります。若き王・嬴政(吉沢亮さん)の号令のもと、信(山﨑賢人さん)は歩兵として決戦の地「蛇甘平原」に向かうことに。その道中で尾平(岡山天音さん)、尾到(三浦貴大さん)、澤圭(濱津隆之さん)、そして謎めいた羌瘣(清野菜名さん)と伍を組み、初めて本格的な戦に挑むことになります。
魏の総大将は戦の天才・呉慶(小澤征悦)、対する秦の将は豪胆な麃公(豊川悦司さん)です。有利な丘を魏軍に奪われ戦況は不利に傾きますが、信たちは仲間とともに無謀とも言える突撃に身を投じます。初陣で多くの死と直面しながらも、信は仲間を守るために奮闘し、やがて羌瘣の過去や彼女が戦う理由を知ります。友情や試練を通じて成長していく信の姿が描かれています。
3-2. 「キングダム2 遥かなる大地へ」の見どころ
「キングダム2 遥かなる大地へ」は、信が初めて本格的な戦場に立ち、自らの力で未来を切り開こうとする姿が描かれる作品です。前作での巻き込まれる立場から一歩進み、漂の遺志を胸に戦場の中心へ挑む信の成長は、本作ならではの大きな見どころです。
また、新たに登場する羌瘣(清野菜名さん)が圧倒的な存在感を放ち、信との関わりが物語に厚みを加えています。さらに、豪将・麃公(豊川悦司さん)の迫力ある采配や、王騎(大沢たかおさん)とのドラマティックな場面も必見です。寄せ集めの兵たちとともに挑む壮大な戦闘シーンはスケールアップしており、シリーズ2作目として確かな進化を感じられる作品に仕上がっています。
4. 映画「キングダム 運命の炎」(2023)
シリーズ第3作「キングダム 運命の炎」では、これまで以上に物語が大きく動き出します。信と嬴政が新たな試練に立ち向かう姿や、これまで明かされなかった背景が描かれることで、シリーズの核心に迫る展開となっています。
原作では、嬴政の過去を描く「紫夏編」と、秦と趙が激突する「馬陽の戦い」が中心に描かれています。嬴政が中華統一を目指す理由や、信が王騎のもとで戦場に立つ姿が描かれ、人物の背景と本格的な戦いの両面から物語が深まる作品です。
| 公開日 | 2023年7月28日 |
|---|---|
| 上映時間 | 129分 |
| 原作 | 8巻「紫夏編」と10巻第105話「裸の付き合い」から13巻第139話「天災」まで |
| 時系列 | シリーズ第3作 |
| 監督 | 佐藤信介 |
| 主な登場人物 | 信、嬴政、河了貂、紫夏、王騎、龐煖、万極 など |
| 主な出演者 | 山﨑賢人、吉沢亮、橋本環奈、杏、山田裕貴、吉川晃司、片岡愛之助、大沢たかお ほか |
4-1. 「キングダム 運命の炎」のあらすじ
運命に導かれ中華統一を目指す信(山﨑賢人さん)は、仲間とともに「天下の大将軍」を夢見て突き進んでいました。そこへ秦国の宿敵である隣国・趙新という新たな脅威が迫ります。
秦の若き王・嬴政(吉沢亮さん)は、この危機に立ち向かうため伝説の大将軍・王騎(大沢たかおさん)を総大将に任命し、決戦の地・馬陽へ出陣。王騎の軍に従軍する信は、新たに「飛信隊」を結成し、初めて百人の兵を率いる隊長として戦場に挑みます。託されたのは、二万の兵を率いる趙の将軍を討ち取るという無謀な任務でした。
一方、戦いを前に嬴政は、自らを支えた恩人・紫夏との記憶を語り、王としての覚悟を示します。国の未来を懸けた炎のごとき戦いが、ついに幕を開けます。
4-2. 「キングダム 運命の炎」の見どころ
映画「キングダム 運命の炎」では、原作でも高い人気を誇る「紫夏編」と「馬陽の戦い」が実写化されています。嬴政の過去を描く「紫夏編」は、王としての覚悟に深みを与える重要なエピソードであり、信と王騎とともにその瞬間を共有する展開が実写版ならではの見どころです。
一方の「馬陽の戦い」では、信が百人将として「飛信隊」を率い、仲間と連携しながら知将・馮忌や趙軍に挑む姿が描かれます。豪快な王騎の指揮、仲間との共闘アクション、そして嬴政の人間ドラマが融合し、シリーズ最大級のスケールで物語が展開されるのが本作の魅力です。
5. 映画「キングダム 大将軍の帰還」(2024年)
シリーズ第4作「キングダム 大将軍の帰還」では、信と嬴政の物語がさらに壮大な戦いへと進みます。秦軍と趙軍の因縁深い戦いが描かれることで、信の成長や王騎の存在感がより鮮明になり、シリーズ全体の重要な転換点となる展開が待っています。
原作では、前作から続く「馬陽の戦い」の後半が中心に描かれています。秦軍と趙軍の激突に加え、王騎と龐煖の因縁、信が戦場で受け継ぐものが大きな軸となります。シリーズの中でも王騎の存在感が際立つ作品で、信の成長にも大きく関わる重要な一作です。
| 公開日 | 2024年7月12日 |
|---|---|
| 上映時間 | 146分 |
| 原作 | 14巻第141話「神の業」から16巻第173話「終戦」まで |
| 時系列 | シリーズ第4作 |
| 監督 | 佐藤信介 |
| 主な登場人物 | 信、嬴政、河了貂、王騎、龐煖、騰、蒙武 など |
| 主な出演者 | 山﨑賢人、吉沢亮、橋本環奈、大沢たかお、吉川晃司、山田裕貴、山本耕史、長澤まさみ ほか |
5-1. 「キングダム 大将軍の帰還」のあらすじ
馬陽の戦いで趙の将を討ち、勝利を手にしたかに見えた信(山﨑賢人さん)と飛信隊の前に、真の総大将・龐煖(吉川晃司さん)が姿を現します。自らを「武神」と称する龐煖の圧倒的な力の前に、仲間たちは次々と命を落とし、信もまた致命傷を負ってしまいます。仲間たちは「信を守り抜く」という想いを胸に、命懸けで脱出を試みます。
一方、戦況を見守る総大将・王騎(大沢たかおさん)は、龐煖の背後に潜む天才軍師・李牧(小栗旬さん)の存在を察知し、劣勢を覆すため自ら戦場に戻る決意を固めます。王騎と龐煖の因縁、そして李牧の策略が交錯する馬陽の地で、歴史を揺るがす壮絶な戦いが始まろうとしていました。
5-2. 「キングダム 大将軍の帰還」の見どころ
シリーズ第4作目となる「キングダム 大将軍の帰還」は、前作で幕を開けた「馬陽の戦い」の続編です。最大の見どころは、六大将軍の生き残り・王騎(大沢たかおさん)と「武神」を名乗る龐煖(吉川晃司さん)の因縁の激突であり、圧巻のスケールで描かれる一騎打ちは必見です。
また、信(山﨑賢人さん)が百人将として仲間を率い、飛信隊の成長と絆を示す姿にも注目が集まります。小栗旬さん演じる軍師・李牧、新木優子さん演じる六大将軍・摎など新キャストの登場によって物語はさらに厚みを増しました。壮大な戦場アクションと濃密な人間ドラマが融合し、シリーズ集大成にふさわしい仕上がりとなっています。
6. 映画「キングダム 魂の決戦」(2026年)
シリーズ第5作「キングダム 魂の決戦」では、前作までの戦いを経て成長した信と、中華統一を目指す嬴政が、秦国存亡をかけた新たな局面に立ち向かいます。
公開前のため詳細な展開は明かされていませんが、原作でも屈指の人気を誇る「合従軍編」を中心に映画化される作品です。秦以外の六国が手を組むかつてない戦いを通じて、信や嬴政だけでなく、秦を支える将軍たちの存在も大きく描かれることが期待されます。物語の転換点としても注目です。
| 公開日 | 2026年7月17日 |
|---|---|
| 上映時間 | 134分 |
| 時系列 | シリーズ第5作 |
| 監督 | 佐藤信介 |
| 主な登場人物 | 信、嬴政、河了貂、羌瘣、昌平君、李牧、万極 など |
| 主な出演者 | 山﨑賢人、吉沢亮、橋本環奈、清野菜名、満島真之介、志尊淳、神尾楓珠、山田裕貴、豊川悦司、小栗旬 ほか |
6-1. 映画「キングダム 魂の決戦」のあらすじ
最新作「キングダム 魂の決戦」では、王騎を失った馬陽の戦いから3年後の秦国が描かれます。王騎の思いを受け継ぎ、千人将へと成長した信は、李牧の策略によって結成された合従軍の侵攻を前に、蒙恬や王賁とともに秦の国門・函谷関へ向かいます。秦側には麃公、蒙武、騰、王翦、桓騎ら将軍たちも集結します。一方、合従軍にも各国の強者がそろい、秦国存亡をかけた大規模な防衛戦が始まる中、信たちは最大の危機に挑んでいきます。
6-2. 映画「キングダム 魂の決戦」の見どころ
最新作「キングダム 魂の決戦」の見どころは、原作でも屈指の人気を誇る「合従軍編」を実写映画ならではのスケールで描く点です。秦国と六国がぶつかる大規模な戦いに加え、信や嬴政、李牧らおなじみの人物に、新たな武将たちが加わることで、物語の緊張感がさらに高まります。函谷関を舞台にした攻防を通じて、秦国の存亡と登場人物それぞれの覚悟が描かれる点にも注目です。シリーズ最大規模の戦いとして、映像面の迫力にも期待が集まります。
7. 映画「キングダム」シリーズはどれが面白い?
映画「キングダム」シリーズでどれが面白いか迷う場合は、興行収入の面では第4作「キングダム 大将軍の帰還」が特に人気を集めた作品と言えます。過去4作はいずれも50億円を超えるヒットを記録していますが、第4作はシリーズ最高となる約80.3億円を突破しました。王騎と龐煖の因縁や、信が受け継ぐものを描いた内容も大きな見どころです。
- 第1弾「キングダム」(2019年公開):約57.3億円
- 第2弾「キングダム2 遥かなる大地へ」(2022年公開):約51.6億円
- 第3弾「キングダム 運命の炎」(2023年公開):約56億円
- 第4弾「キングダム 大将軍の帰還」(2024年公開):約80.3億円
興行収入だけで面白さが決まるわけではありませんが、多くの観客に支持された作品を選ぶなら、「キングダム 大将軍の帰還」はシリーズの中でも有力な候補です。物語の盛り上がりやキャラクターの見せ場も多く、初期から追ってきたファンほど満足しやすい作品と言えるでしょう。
8. 映画「キングダム」の今後の展開は?
映画「キングダム」シリーズは、第5作「魂の決戦」で合従軍編に入るため、今後もシリーズ化される可能性があります。ただし、6作目以降の制作や映画化範囲は正式発表されていないため、現時点では予想にとどまります。
原作漫画は79巻まで発行されており、物語では趙完全攻略戦が進行中です。秦軍の全方位攻撃によって始まった広域戦では、山の民軍や飛信隊にも危機が迫るなど、緊迫した展開が続いています。また、80巻は2026年8月19日に発売予定です。
原作には合従軍編以降も大きな戦いが多く残っているため、映画が好調に推移すれば、6作目以降で函谷関後の展開や新たな戦いが描かれる可能性もあります。特に合従軍編は規模が大きく、1作だけで描き切るのか、続編につながる構成になるのかも注目点です。もっとも、映画は原作をそのまま最後まで追うというより、興行成績や物語の区切りを見ながら続いていくシリーズと考えるのが自然です。今後の発表にも注目です。
まとめ
映画「キングダム」シリーズは、信と嬴政の出会いから馬陽の戦い、そして最新作「魂の決戦」で描かれる合従軍編へと、公開順に観ることで物語の流れを自然に追える実写大作です。各作品では、信の成長や仲間との絆、王騎をはじめとする将軍たちの存在感が描かれ、特に第4作「大将軍の帰還」はシリーズ最高の興行収入を記録しました。
2026年公開予定の第5作では、秦国存亡をかけた大規模な戦いが展開されます。今後の映画化範囲は未発表ですが、原作は現在も続いており、シリーズのさらなる展開にも注目です。
※当記事は2026年7月時点の情報をもとに作成しています












