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ゴールデンボンバー(金爆)のメンバーのプロフィールと代表曲を解説

ゴールデンボンバー(金爆)のメンバーのプロフィールと代表曲を解説

ゴールデンボンバーと言えば、耳に残るメロディーと個性的な演出が魅力の「女々しくて」を思い浮かべる人も多いでしょう。紅白歌合戦にも4年連続出場を果たし、歌番組で見かけることもありますが、メンバーの中には他のジャンルでも活躍していたり、ゴールデンボンバーの中で意外な役割を果たしていたりする人もいます。

当記事ではゴールデンボンバーのメンバーについて詳しく解説します。ゴールデンボンバーの魅力をさらに知りたい方は当記事をぜひご覧ください。

1.ゴールデンボンバーとは?

ゴールデンボンバーは、euclid agency所属の4人組ヴィジュアル系エアーバンドです。略称は主に「金爆(きんばく)」が使われています。

ゴールデンボンバーの最大の特徴は、ヴィジュアル系バンドでありながら楽器を演奏しないことです。2004年のバンド結成当初から喜矢武さんの担当楽器はギターであり、結成時点には実際に弾いていましたが、技術面で課題がありました。そこで、耳だけではなく目でも楽しめる音楽を追求していき、現在の「パフォーマンスを取り入れたエアーバンド」の形に辿り着きました。

エアーバンドのため、ボーカルである鬼龍院さん以外のメンバーは楽器を持っていても、一部の曲を除いて実際には演奏していません。その代わりに、ダンスをはじめ多種多様なパフォーマンスを披露してファンを楽しませています。

2.ゴールデンボンバーのメンバー4人のプロフィールを紹介

ゴールデンボンバーのメンバーは、鬼龍院 翔さん・喜矢武 豊さん・歌広場 淳さん・樽美酒 研二さんの4人です。演奏こそエアーであるものの楽曲自体のクオリティは高く、さまざまなレーベルからメジャーデビューのオファーがありました。しかし、人を楽しませる演出にこだわりたいという理由からすべてのオファーを断り、現在でもインディーズバンドとして活躍を続けています。

ゴールデンボンバーのメンバーそれぞれのプロフィールを紹介します。

2-1.鬼龍院 翔

名前 鬼龍院 翔(きりゅういん しょう)
生年月日 1984年6月20日
血液型 B型
身長 164cm
出身地 東京都

鬼龍院 翔さんはゴールデンボンバーのボーカル担当であり、バンドを結成した中心人物の1人です。鬼龍院さんの安定感のある歌唱力には定評があり、ゴールデンボンバーの人気の理由の1つとなっています。

鬼龍院さんはゴールデンボンバーのすべての楽曲の作詞作曲を担当しており、楽曲提供の経験もあるほか、テレビなどに出演した際のトークも鬼龍院さんが中心となっています。また、ギターやベース、ドラムといった楽器を一通り演奏できるほか、ワンマンライブの演劇の脚本も手掛ける多才な人物です。

鬼龍院さんは2012年付近までは自身の経歴などをほとんど公表していなかったものの、2012年6月に自伝風の著書を出版。その中で、ゴールデンボンバーを結成する前はお笑い芸人として活動していたことを明かしました。

2-2.喜矢武(喜屋武)豊

名前 喜矢武(喜屋武) 豊 (きゃん ゆたか)
生年月日 1985年3月15日
血液型 B型
身長 166cm
出身地 東京都

喜矢武 豊さんはギターを担当するメンバーで、ゴールデンボンバーを結成した中心人物の1人です。ギターは基本的に弾きマネですが、一部の楽曲では実際にギターソロを演奏することもあります。

ライブなどでは喜矢武さんが「ギターソロ」と称してパフォーマンスを行うのが鉄板となっており、体を張った過激なパフォーマンスをすることも少なくありません。溶接の免許をわざわざ取得してパフォーマンスを行ったり、自らの頭髪を使った書き初めを行ったりしたこともあります。

喜矢武さんは手先が器用で、ライブで使用される小道具などは基本的に喜矢武さんが手作りしたものです。また、公演中に流れる動画の編集作業も喜矢武さんが行っています。

喜矢武さんは2012年に俳優デビューを果たし、同年公開の映画では主演を務めました。

2-3.歌広場 淳

名前 歌広場 淳(うたひろば じゅん)
生年月日 1985年8月30日
血液型 O型
身長 174cm
出身地 千葉県

歌広場 淳さんはベースの弾きマネを担当するメンバーです。ライブでの振り付けや煽りも担当しています。

歌広場さんは2007年にゴールデンボンバーに加入した人物であり、唯一本名が公表されているメンバーでもあります。本名が明かされたきかっけは、在学していた大学がホームページで宣伝してくれた際に、本名も一緒に掲載されてしまったことです。ほかにもラジオ番組でうっかり自ら本名を明かしてしまったこともあり、以降は一種のネタとしても本名が使用されるようになりました。

なお、「歌広場」という名義はカラオケ店の名前から拝借したものです。

2-4.樽美酒 研二

名前 樽美酒 研二(だるびっしゅ けんじ)
生年月日 1980年11月28日
血液型 A型
身長 181cm
出身地 福岡県

樽美酒 研二さんはエアドラム担当のメンバーです。2009年にゴールデンボンバーに加入したメンバーであり、加入前は別のバンドのローディー(サポート)をしていました。

樽美酒さんは歌舞伎役者のような白塗りのメイクにインパクトがあるため、鬼龍院さんと同じくゴールデンボンバーの顔として認識されやすい人物です。白塗りメイクの理由としては、恥ずかしがり屋で赤面しやすいことなどが挙げられています。

なお、ライブではドラムの陰でiPodを操作し、当て振り用の曲を流す係を担当しています。

3.ゴールデンボンバーの代表曲

ゴールデンボンバーの代表曲と言えば「女々しくて」を挙げる人が多いでしょう。しかしゴールデンボンバーには、ファンから愛される名曲や隠れた人気曲までさまざまな楽曲があります。

例えば、「元カレ殺ス」はファンからの評価が高い楽曲の1つです。直接的かつ過激なタイトルと、愛ゆえのストレートな気持ちを表す歌詞が多くのファンの心を掴んでいます。また、2014年に発売された「101回目の呪い」は週間オリコンチャート1位を獲得し、「輝く!日本レコード大賞」において作曲賞を受賞しました。

ゴールデンボンバーの楽曲の中でも、代表曲として名高いおすすめの3曲を紹介します。

3-1.女々しくて

「女々しくて」は、言わずと知れたゴールデンボンバーのメガヒット曲です。一度聞けば頭から離れないフレーズと覚えやすいダンスが大きな話題を呼び、ゴールデンボンバーを代表する楽曲になりました。

「女々しくて」がリリースされたのは2009年10月ですが、すぐにヒットしたわけではありません。翌年から徐々に話題になり始め、2011年に「女々しくて」の替え歌がCMソングに起用されたことで一気に話題を呼びました。翌2012年からは4年連続でNHK紅白歌合戦で「女々しくて」が披露され、ゴールデンボンバーの知名度は大きく向上しました。

なお、2022年には「女々しくて」の歌詞を2022年の流行語で作り直した替え歌バージョンの「女々しくて 2022流行語ver.」がリリースされています。

3-2.令和

「令和」は、新元号発表に伴い、2019年4月に制作された楽曲です。新元号が「令和」であると発表されたその日の内に楽曲が発表されたことで大きな話題を呼びました。

「令和」はポップで明るいダンスミュージックです。もともと、新元号発表に合わせて楽曲を公開しようと計画されており、事前に楽曲やMVをほとんど完成させておくという手法が取られました。そして、新元号が発表されると同時に歌詞やMVに新元号を組み込み、発表から2時間ほどでYouTubeにMVを公開しました。

「令和」の要素を取り入れた楽曲の発表は世界最速ではなかったものの、人を驚かせ、楽しませることに長けたゴールデンボンバーらしい楽曲と言えます。

3-3.また君に番号を聞けなかった

「また君に番号を聞けなかった」は、2010年10月に発表されたゴールデンボンバーの9枚目のシングル曲です。「また君に番号を聞けなかった」はゴールデンボンバー初となるオリコンウィークリーチャートランキングTOP10入りを果たした曲でもあります。また、週間オリコンチャート・ランキングは「女々しくて」での最高記録を大幅に塗り替え、4位にランクインしました。

「また君に番号を聞けなかった」は、ストーリー性のある歌詞とPV、ボーカルの鬼龍院さんによる全力のセリフ読みが魅力の楽曲です。PVのオチの意外性も「また君に番号を聞けなかった」の人気の理由になっています。

まとめ

ゴールデンボンバーは鬼龍院 翔さん・喜矢武 豊さん・歌広場 淳さん・樽美酒 研二さんによるヴィジュアル系エアーバンドです。ユニークなパフォーマンスを取り入れた楽曲が人気で、代表曲である「女々しくて」で4年連続紅白歌合戦に出場しています。

他にも、「女々しくて」の替え歌バージョンを作成したり、新元号をテーマにした楽曲をいち早くリリースしたりと話題に事欠かないゴールデンボンバー。個性的なメンバーと楽曲の数々から今後も目が離せません。

※当記事は2023年10月時点の情報をもとに作成しています

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