SEKAI NO OWARIのメンバーは？セカオワの代表曲も解説！

SEKAI NO OWARIはセカオワの略称でも知られ、数々のヒット曲を持っている大人気バンドです。ボーカルのFukaseさん、ギターのNakajinさん、キーボードのSaoriさん、DJのDJ LOVEさんで結成され、メンバーの仲の良さも魅力です。

ここでは、SEKAI NO OWARIのメンバーや代表曲について詳しく解説します。

SEKAI NO OWARI（通称セカオワ）は2010年4月に1stアルバムの「EARTH」をリリースし、2011年8月にメジャーデビューした大人気バンドです。2015年にアルバム「Tree」をリリースした他、2018年には野外ライブの全国版である「INSOMNIA TRAIN」の開催を発表しました。数々の音楽ライブで圧倒的なライブエンターテインメント性を示したことにより、多くの人々に知られるようになります。

2018年2月には平昌オリンピックとパラリンピックのNHK放送テーマソングとして「サザンカ」を発表します。今では、SEKAI NO OWARIは名実ともに日本国内の音楽シーンにおける代表的なバンドとなったと言えるでしょう。

SEKAI NO OWARIは、デビューした時は漢字表記で「世界の終り」としていたものの、メジャーデビューしてからはアルファベット表記になりました。強い印象を残すバンド名は、ボーカルのFukaseさんが経験してきた困難を元にして生まれたものです。Fukaseさんは障害やつらい過去を体験して「世界の終りだ」と絶望しました。そのときにも音楽と仲間だけは残ったため、「終わりからまた始めよう」という思いを込めて、SEKAI NO OWARIというバンド名を付けました。

SEKAI NO OWARIで印象的なのは、中性的で透明感のあるボーカルの歌声です。曲調はポップなものが多く、オリジナルの世界観があり、ファンタジーな雰囲気でゲームの中に入ったような感覚にもなります。また、歌詞はストレートなものではなく、巧みな方法で表現されていることが多いのも魅力的です。

さらに、テーマパークのような世界観のある演出で観客を楽しませるライブも人気です。

SEKAI NO OWARIは、メンバー全員がボーカルのFukaseさんが幼稚園から高校までに出会った友人たちで結成されています。また、バンドメンバーたちと仲間のスタッフが一軒家を借りて同じ屋根の下で共同生活をしていることも、強い絆や関係性を感じさせる要素の1つです。ここでは、年齢や誕生日などのSEKAI NO OWARIメンバープロフィール情報や経歴をご紹介します。

Nakajinさんはバンドのリーダーで、ギターとサウンドプロデュース担当です。Nakajinさんが中学1年生からギターを始めたきっかけは、ゆずの2ndオリジナルアルバム「ゆずえん」を聴いたことでした。Fukaseさんとは、中学時代からの友人です。大学は中央大学理工学部経営システム工学科を卒業していて、大学の頃には5年間の塾講師の経験があります。

性格は真面目で、スポーツマンな一面もあり、小学校・中学校は野球部に、高校・大学時代にはバレーボール部に所属していました。また、2017年1月には一般女性との結婚を発表しています。

Fukaseさんは、ボーカルとコンセプターを担当しています。Fukaseさんは唯一無二の美しい歌声を持っているボーカルで、歌声制作ソフトのVOCALOIDのモデルとして起用されています。Fukaseさんはグループの中で最も多くの楽曲を作詞作曲しているメンバーです。自転車に乗ることが好きで、作詞作曲する時にも自転車に乗ることが多くあると言われています。Fukaseさんはパニック障害など病気で苦しんだことがあり、当時の絶望的な体験がグループ名の由来となりました。

Saoriさんはピアノやキーボード、コーラス担当で、バンドの中で唯一の女性メンバーです。他の3人より1つ歳下で、SaoriさんはFukaseさんとは幼稚園からの幼馴染み、FukaseさんとNakajinさんは小学校と中学校の先輩です。5歳の頃にクラシックピアノを始め、洗足学園音楽大学に入学後、音楽科の教員免許も持ってます。

読書家な一面があり、「藤崎彩織」という名義で小説家として活動しています。Saoriさんの処女小説である「ふたご」は、第158回直木三十五賞候補作品となりました。

DJ LOVEさんは、DJとサウンドセレクター担当のメンバーです。2019年のツアー「The Colors」では、ドラムも担当したことがあります。SEKAI NO OWARIの初代DJ LOVEがメンバー脱退してからの2代目DJで、初代DJのピエロのマスクを引き継ぎ、自身もピエロのマスクを付けています。DJ LOVEさんはFukaseさんとは高校時代からの友人です。性格は優しくおおらかで、メンバーからは「怒ったところを見たことがない」と言われています。

趣味はフィギュアとおもちゃ集めで、「自分の大切なものは何？」という質問に、自分のコレクションと答えていました。2018年9月には、タレントの浦えりかさんと結婚しています。

SEKAI NO OWARIは現在までさまざまな人気曲を発表してきました。代表曲には、「天使と悪魔」「Love the warz」「RPG」などがあります。ここでは、SEKAI NO OWARIの楽曲の中でも代表曲の「幻の命」「スターライトパレード」「Dragon Night」をご紹介します。

「幻の命」は、インディーズの1作目シングル曲です。歌詞は、何らかの理由で生まれてこれなかった子どもに向けた両親の想いが書かれたものになっています。切なさが感じられるメロディは、ピアノ担当のSaoriさんが中学生の頃に制作したものを元にしています。MVは、「共同生活の朝の雰囲気」を表現するために、白色が基調となったものにしました。

「スターライトパレード」は、メジャーシングル2作目の楽曲で、「はじめまして、ラジオです。IN 渋谷」のために書き下ろされました。高い人気がある楽曲で、発表してから9年後の2020年TBS系ドラマ「この恋あたためますか」のCMソングにも起用され、注目を集めます。仮タイトルは「眠れぬ夜」で、「文明の発達で見えなくなったもの、本当はあるのに見えないもの」をテーマにしています。歌詞に出てくる「星」は見えなくなったものの象徴であり、幻想的な雰囲気のメロディーが大きな魅力のおすすめ曲です。

「Dragon Night」は、メジャーシングル7作目の楽曲で、テーマは「クリスマス休戦」です。クリスマス休戦とは、「第一次世界大戦の最中にクリスマス前後だけは両軍ともに戦いを止めて、クリスマスを祝った」という実話で、Dragon Nightのモチーフとなりました。歌詞からは、戦いの中でも仲良くクリスマスを祝った伝説の夜であることや、自分が正しいと思うことでも時に相手を傷つけるなどのメッセージが伝わってきます。

SEKAI NO OWARI、通称セカオワは4人組のバンドで、「スターライトパレード」や「Dragon Night」など、さまざまな代表曲があります。楽曲はどれも独特な世界観と透明感のあるボーカルが特徴的です。メンバーはボーカルのFukaseさんと長年の付き合いがある友人たちで、メンバーの強い絆もセカオワの魅力です。セカオワのメンバーをよく知りたい方は、ぜひライブに足を運んでみましょう！

※当記事は2023年10月時点の情報をもとに作成しています