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サザンオールスターズのメンバーは?脱退メンバー・サポートメンバーも

サザンオールスターズのメンバーは?脱退メンバー・サポートメンバーも

サザンオールスターズは、青山学院大学の音楽サークルで1975年に結成された男女5人組の国民的バンドです。1978年6月25日に「勝手にシンドバッド」でデビューし、1979年に「いとしのエリー」で大ヒットしてから、日本を代表するロックバンドとして音楽業界に素晴らしい影響を与えてきました。2023年6月にはデビュー45周年を迎え、引き続きサザンオールスターズらしい楽曲をリリースし続けています。

当記事では、サザンオールスターズの経歴や名曲、またメンバーのプロフィールなどを紹介します。

1.サザンオールスターズとは?

サザンオールスターズは、1978年にデビューし現在でも活動を続けている国民的ロックバンドです。愛やセックス、郷土愛、社会風刺など、歌詞に多様なテーマを意欲的に取り入れていることが魅力の1つとなっています。

サザンオールスターズの元になったのは、ボーカルの桑田さんが大学生時代に結成したバンドです。当時は出場するコンテストごとにバンド名やメンバーを変えて活動していましたが、原 由子さんが参加した際に同級生の宮治 淳一さんによって現在の名前が付けられました。

バンド名の由来は、集まるメンバーが「サザンロック」が好きだったこと、またメンバーが頻繁に出入りしていたことから「オールスターズ」を付けて、サザンオールスターズになったと言われています。その後も何度かのメンバーチェンジを経て、サザンオールスターズは現在の5人組の体制になりました。

1-1.サザンオールスターズの名曲

サザンオールスターズは長く活動するバンドで、デビューから現在に至るまで数々の曲がヒットしています。中でも有名な3つの名曲について紹介します。

・TSUNAMI

「TSUNAMI」は、2000年1月にリリースされたサザンオールスターズ最大のヒットソングとも言える国民的バラードです。時代を超えて愛される一曲ですが、2011年に発生した東日本大震災で津波が甚大な被害をもたらして以降、ライブなどでの演奏が封印されています。

・真夏の果実

「真夏の果実」は、1990年7月にリリースされた28作目のシングル曲です。ファン投票のライブリクエスト1位にも選ばれたロングヒットのバラードとなっています。切ない歌声とアコースティックなメロディーが特徴的な一曲です。

・いとしのエリー

「いとしのエリー」は1979年3月にリリースされた3枚目のシングル曲です。初期のアップテンポな曲に続いて発表されたバラードであり、20世紀を代表する名曲として愛されています。サザンオールスターズはこの曲で初めて、NHK紅白歌合戦に出場しました。

ほかにも、デビュー曲である「勝手にシンドバッド」やTSUNAMIに次ぐセールス数を誇るシングル「エロティカ・セブン」など、必聴の人気曲が数多くあります。

2.サザンオールスターズのメンバー

サザンオールスターズはデビュー時には6人で活動していましたが、2001年にギターの大森 隆志さんが脱退しました。現在のメンバーは、桑田 佳祐さん・関口 和之さん・松田 弘さん・原 由子さん・野沢 秀行さんの5人です。

以下では、メンバーそれぞれのプロフィールを紹介します。

2-1.桑田 佳祐(ボーカル・ギター)

名前 桑田 佳祐(くわた けいすけ)
担当 ボーカル・ギター
生年月日 1956年2月26日
年齢 67歳 ※2023年10月時点
血液型 A型
出身地 神奈川県 茅ケ崎市

桑田 佳祐さんはサザンオールスターズのリーダーであり、ボーカルとギターのほかに多くの楽曲の作詞・作曲も担当するメンバーです。桑田さんはサザンオールスターズのフロントマンとして、バンドならびに日本の音楽を牽引してきました。しゃがれたような歌声と高い歌唱力が特徴であり大きな魅力です。

桑田さんは1987年にシングル「悲しい気持ち」でソロデビューを果たしてからは、ソロ活動も精力的に行っています。ソロでも「波乗りジョニー」や「白い恋人達」といったヒット曲を多く発表しました。バンド活動とソロ活動を両立しながら、いずれにおいてもトップアーティストとして走り続けている稀有な人物です。

2-2.関口 和之(ベース)

名前 関口 和之(せきぐち かずゆき)
担当 ベース
生年月日 1955年12月21日
年齢 67歳 ※2023年10月時点
血液型 O型
出身地 新潟県

関口 和之さんはサザンオールスターズの結成初期から活躍しているベテランベーシストです。関口さんはウクレレ奏者としての顔も持っており、ソロ作品の発表や、ウクレレとテディベアのショップの運営などもしています。2022年8月にはウクレレ奏者としての10年ぶりのソロアルバムをリリースし話題を呼びました。

関口さんはアーティスト活動のほかに、小説家や漫画家、エッセイスト、俳優としても活躍しており、マルチな才能を持っています。

2-3.松田 弘(ドラムス)

名前 松田 弘(まつだ ひろし)
担当 ドラムス
生年月日 1956年4月4日
年齢 67歳 ※2023年10月時点
血液型 O型
出身地 宮崎県

松田 弘さんはサザンオールスターズにおけるリズムの中核を担うドラマーです。ライブで披露される松田さんのバチさばきやドラムテクニックは高く評価されており、サザンオールスターズ以外のミュージシャンのライブなどでも活躍しています。

また、松田さんはサザンオールスターズのコーラスとしてもなくてはならない存在です。松田さんの歌声は澄んだハイトーンボイスが魅力的で、サザンオールスターズのいくつかの楽曲ではボーカルも担当しています。

2-4.原 由子(キーボード・ボーカル)

名前 原 由子(はら ゆうこ)
担当 キーボード・ボーカル
生年月日 1956年12月11日
年齢 66歳 ※2023年10月時点
血液型 B型
出身地 神奈川県 横浜市

原 由子さんは、キーボードとボーカルを担当するメンバーです。原さんはサザンオールスターズ唯一の女性メンバーであり、リーダー・桑田さんの妻でもあります。桑田さんとは大学の音楽サークルで出会い、在学中からの交際を経て1982年に結婚しました。

原さんも桑田さんと同じく、バンド活動とソロ活動を両立させているアーティストです。1991年に発売されたアルバム「MOTHER」は大ヒットを記録し、多くの賞を獲得しました。

2-5.野沢 秀行(パーカッション)

名前 野沢 秀行(のざわ ひでゆき)
担当 パーカッション
生年月日 1954年10月19日
年齢 69歳 ※2023年10月時点
血液型 A型
出身地 東京都

野沢 秀行さんはサザンオールスターズのパーカッションを担当する、バンドメンバーの中では最年長の人物です。毛深い容姿から桑田さんなどに「毛ガニ」と呼ばれ、自らも毛ガニを名乗ることがあるなど、ムードメーカー的な一面があります。パーカッションはバンドの中ではあまり目立たない役割ですが、桑田さんからはアーティストとしての腕前と人間性の両面で絶対的な信頼を寄せられていると言います。

野沢さんは31歳のときに椎間板ヘルニアに襲われて以降、30年以上にわたって腰痛と戦い続けてきた人物です。自身が長年腰痛と向き合ってきた経験を活かし、2016年には腰痛に関する本を出版しました。

3.サザンオールスターズの脱退メンバー

サザンオールスターズは元々、前述のメンバー5人に大森 隆志さんを加えた6人体制で音楽活動を行っていました。大森さんはギタリストとして長年にわたりサザンオールスターズの一員として活躍していましたが、2001年に脱退。大森さんはサザンオールスターズがデビューするきっかけを作り、バンド活動を引っ張ってきた人物でもあるため、脱退のニュースはファンの間でも大きな話題となりました。

なお、大森さんの脱退理由は「ソロ志向が強くなったから」だと言われています。

4.サザンオールスターズのサポートメンバー

サザンオールスターズの音楽活動はサポートメンバーによって支えられています。例えば、斎藤 誠さんはサザンオールスターズならびに桑田さんのソロ活動でも活躍するギタリストです。斎藤さんは桑田さんと大学時代から縁がある人物で、桑田さんがデビューしてからは多くのライブやツアーでサポートギタリストとして活躍しています。

斎藤さんと桑田さんの絆は深く、斎藤さんの13枚目のアルバムには斎藤さんからの相談に応える形で桑田さんが作詞を担当しました。また、桑田さんのソロ活動では斎藤さんと桑田さんが並んで共演する姿も見られます。

サザンオールスターズはほかにも、キーボードの片山 敦夫さん、コーラスのTigerさんなど多くのサポートメンバーに支えられています。ライブではその一体感も見どころです。

まとめ

サザンオールスターズは、1978年にデビューして以来、愛や社会風刺など多彩なテーマの楽曲で日本の国民的バンドとして知られているロックバンドです。桑田 佳祐さんのしゃがれた親しみある歌声と感情豊かな歌詞・独特なサウンドで、代表曲「TSUNAMI」「真夏の果実」「いとしのエリー」など数々のヒットを生み出してきました。

桑田さんはソロ活動も成功し、バンドとしても個々のメンバーとしても日本音楽界をリードし続けています。ほかメンバーも個々で活躍しており、バンドは2023年に45周年を迎えました。

※当記事は2023年11月時点の情報をもとに作成しています

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