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WurtS(ワーツ)の経歴と名前の由来・魅力を解説!

WurtS(ワーツ)の経歴と名前の由来・魅力を解説!

WurtSさんはTikTokとYouTubeを中心に活動する、現役大学生のシンガーソングライターです。楽曲を投稿したことで、現役大学生であることや音楽活動は大学研究の一環であることなど珍しい背景もあって、若者を中心に人気と知名度が広がりました。型にはまらない多彩な楽曲も魅力となっています。

当記事では、WurtSさんの経歴と名前の由来・魅力、また代表曲を紹介します。最近話題のWurtSさんが気になるという方は、この機会にぜひ知ってくださいね!

1.WurtS(ワーツ)とは?

WurtSさんは、2021年に本格始動した21世紀生まれの男性ソロアーティストです。WurtSさんの楽曲は、ダンスミュージックを軸にして、ヒップホップ、ロック、ソウルなどのジャンルを越えた独自のポップミュージックを作り上げています。

「WurtS」という名前の由来は、アーティスト名を考えて名付けるのが恥ずかしく、目を閉じてキーボードに適当に打ったら「WurtS」になったためです。

1-1.Wurtsの経歴

WurtSさんは、2020年からYouTubeやTikTokにオリジナル楽曲やカバー動画の投稿をはじめました。無名ながらも若者の間で「神曲ばかり」と徐々に話題になり、2020年11月にアルバム「資本主義の椅子」を自主リリースしています。

2021年1月にはTikTokに「分かってないよ」という楽曲を投稿して、1か月ほどで100万回再生となります。順調に人気を獲得しつつ、2021年3月にレーベル「highlight」からデジタルEP「檸檬の日々」をリリースしました。

アーティストのVaundyさんがTwitterで「WurtSは売れる」と大絶賛したことで、さらにWurtSさんに注目が集まります。2021年8月には3rdデジタルEP「Radio Sausage」を発売します。「Radio Sausage」の収録曲「リトルダンサー feat. Ito(PEOPLE 1)」は、謎の多いバンドである「PEOPLE 1」のItoさんをゲストボーカルとして迎えた楽曲です。TOYOTA「カローラシリーズ」のCMソングにも起用されました。

Vaundyのプロフィールを紹介!経歴や魅力・代表曲も

2.WurtSの魅力

WurtSさんは、Instagram、Twitter、YouTube、TikTokといったさまざまな媒体で活躍しているアーティストです。人気のきっかけとなったTikTokでは、WurtSさんによる他アーティストのカバー曲を聴くことができます。

以下では、ファンがWurtSさんに感じている魅力について解説します。

2-1.セルフプロデュースするマルチな才能

WurtSさんは作詞作曲、アレンジやプログラミング、アートワークやMVの映像など、楽曲のすべてをセルフプロデュースしているマルチアーティストです。楽曲はメロディや歌詞だけではなく、MVの映像でも多くの方を魅了しています。

楽曲をセルフプロデュースするには音楽センスや映像センスなどの才能が必要であるため、WurtSさんは幅広い才能があると言えます。楽曲のすべてを自分で手掛けることで、独自の世界観を確立しています。

2-2.もう一度聴きたくなる楽曲

WurtSさんが作る楽曲には、一度聴くとまた聴きたくなるような中毒性があります。WurtSさんの人気曲の「分かってないよ」は、当初は30秒ほどの動画でTikTokに投稿されました。しかし、楽曲の中毒性のあるメロディと意味深な歌詞によって、「フルで聴きたい」と多くの方が望んだため、後にフルバージョンの楽曲が投稿されています。

「分かってないよ」のMVに出演した女優の羽瀬川 なぎさんは、Twitterでふと気がつくと「分かってないよ」を口ずさんでいるツイートしていました。「分かってないよ」の後も中毒性のある楽曲がリリースされるたびに、SNSを中心に話題を呼んでいます。

2-3.新しい形のMV

WurtSさんの今までのMVは、すべて縦型で投稿されているのが特徴的です。WurtSさんはMVを縦型にしている理由について、「みんなと違うことがしたいから。縦型は情報量が多くなりすぎなくて観やすい」と話しています。「縦型の可能性が見えてきたため、縦型を突き詰めていきたい」とも話していました。

WurtSさんはインタビューで、「今後は自身の音楽から脚本を起こして、ショートムービーにも挑戦したい」とも答えています。WurtSさんの今後の活躍には期待大です。

3.WurtSが顔を隠している理由

WurtSさんが素顔を隠しているのは、WurtSさんはアーティストでありながら現役大学生で、大学でマーケティングを勉強している研究者でもあるためです。WurtSさん自身は顔出ししないことについて、下記のように話しています。

●顔出ししないことに対するWurtSさんの考え

  • 「WurtS」は社会と音楽を分析するという大学の研究から生まれた存在のため、アーティストという考えはなかった
  • 「WurtS」は研究の一環としての活動
  • 自分とは別に「WurtS」というアバターがいるという感覚がある
  • 音楽以外にもさまざまなことをしたいと考えており、「WurtS」のイメージがつくと他のことが副業のように思われる

WurtSさんのコメントから、WurtSさんはあくまで研究者として音楽活動をしていて、さらに先の活動のことを考えて顔出ししないようにしていることが分かります。

4.WurtSの代表曲

WurtSさんのおすすめ曲には、自主リリースアルバム「資本主義の椅子」にも収録された「寝相」や、WurtSさんが高校生の頃に制作した「地底人」などがあります。

ここでは、WurtSさんの楽曲の中でも特に人気の曲について詳しく紹介します。

4-1.分かってないよ

「分かってないよ」は2021年1月に、TikTokにサビのみを投稿したという楽曲です。投稿すると大きな反響を呼び、再生回数は1か月ほどで100万回を超えました。WurtSさんはYouTubeやTikTokに楽曲を投稿しはじめたときは無名だったものの、ヒット曲「分かってないよ」によってSNSを中心にファンを増やしました。2021年5月には「分かってないよ」のMVをフル尺で公開しています。

「分かってないよ」は2021年6月リリースのEP「MAGICAL SOUP」に収録されました。歌詞は男女のいざこざについてで、「分かってないな」と言いたくなるすれ違いを歌っています。ドラマのようなMVを見ながら歌を聴くと、さらに引き込まれる楽曲です。

4-2.檸檬の日々

「檸檬の日々」は、2021年3月にリリースされたEP「檸檬の日々」のリード曲です。楽曲はSNSで人気が高まり、Spotifyのプレイリスト「バイラルトップ50」でも取り上げられました。

YouTubeでのMVはWurtSさん自身が企画・ディレクションを担当しています。「檸檬の日々」を視聴すると、WurtSさんは音楽性だけではなく、映像の才能も持っていることが分かります。

MVの中でWurtSさんが身に付けている独特なデザインのお面も、WurtSさん自身が制作しました。MVにはモデルの佐々木 ゆかさんが参加していて、縦型で撮影されているのもユニークです。

4-3.僕の個人主義

「僕の個人主義」はEP「檸檬の日々」に収録されています。「僕の個人主義」は、週刊少年ジャンプで連載していた漫画「チェンソーマン」を元に楽曲制作されました。「チェンソーマン」は悪魔が登場するダークファンタジーであるため、楽曲の歌詞もダークな雰囲気に仕立てています。

「だんだん嫌いなものだけ増えていく」という歌詞は、絶望感や孤独感を表していて印象的です。WurtSさんは、「愛することを度外視した歌詞に注目して聴いてほしい」と話しています。

まとめ

WurtSさんは2020年よりYouTubeやTikTokに動画投稿をはじめ、2021年より本格的に活動をはじめたソロアーティストです。大学の研究の一環として音楽活動をはじめた珍しい経歴を持っています。作詞作曲からアレンジ、MVの動画制作と楽曲のすべてをセルフプロデュースしており、MVはすべて縦型というのが特徴です。

ブレイクのきっかけとなった「分かってないよ」は、TikTokに動画投稿後1か月で100万再生を突破しました。その後もヒットソングをリリースし続けているため、今後の活躍には目が離せません!

※当記事は2023年4月時点の情報をもとに作成しています

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