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呪術廻戦|七海建人(ナナミン)を解説!名言・声優・能力は?

呪術廻戦|七海建人(ナナミン)を解説!名言・声優・能力は?

呪術廻戦は、週刊少年ジャンプで連載中の大人気漫画です。七海建人は見た目通りのお堅い性格ではある一方で、主人公の虎杖からは「ナナミン」という愛称で呼ばれており、人情の深さからほかの登場人物からも強く信頼されているキャラクターです。

当記事では、七海建人ことナナミンの基本情報や名勝負、名言、また担当の声優さんについても解説します。呪術廻戦についてもっと詳しくなりたい人や呪術廻戦の漫画やアニメを見始めたという人は、ぜひ参考にしてください。

1.【呪術廻戦】七海建人(ナナミン)のプロフィール

名前 七海建人
あだ名 ナナミン
誕生日 7月3日
年齢 28歳
等級 1級呪術師
術式 十劃呪法(とおかくじゅほう)
声優 津田健次郎さん
その他の情報
  • 黒閃連続記録保持者
  • パン好き、残業嫌い
  • 渋谷事変にて死亡

七海建人は、東京都立呪術高等専門学校(通称:呪術高専)の卒業生で五条悟の1つ下の後輩です。呪術高専卒の七海建人は、学生時代に任務失敗により同級生の灰原雄の死を目の当たりにします。呪術界では生徒の死など取るに足らないという現実や、卒業後に呪詛師となってしまった夏油の影響により、呪術界を去る決断をします。

卒業後は金融機関に就職したものの、お金のことばかり考えるサラリーマンとしての自分に精神的に疲弊していました。

ある日パン屋の店員さんに呪霊が取り付いているのを発見し、呪霊を払って店員さんから感謝されたことから生き甲斐を感じ脱サラを決意。脱サラ後は呪術界に復帰し、1級呪術師にまで上り詰めました。

1-1.七海建人の性格

七海建人は、常に冷静で落ち着いた性格をしています。どんなに強い呪霊を目の前にしても取り乱すことがなく、即座に周りの状況や状態から物事を判断する性格の持ち主です。基本的に愛想がなく厳しい発言をしますが、同時に責任感が強く優しさも兼ね備えており、虎杖からも強く信頼されています。

サラリーマンからの出戻り呪術師であるため、サラリーマン時代の勤務形態が身に沁みついており、なんとしても定時の18時には仕事を終えようと務めます。

1-2.七海建人の術式「十劃呪法(とおかくじゅほう)」

七海建人の「十劃呪法」は、強制的に相手の弱点を作り出す術式です。

相手の体の長さを7:3に分け、3の部分に攻撃を当てると相手にクリティカルヒットを与えられます。威力が通常の2.5乗倍になる必殺打撃「黒閃(こくせん)」と相性がよく、映画「呪術廻戦0」の夏油が仕掛けた百鬼夜行では、七海建人は黒閃を4連続で発動しました。

十劃呪法は、「劃」という難しい漢字を含んでいますが、実は「画」という漢字と意味は同じです。「画」には「分ける、区別する」といった意味を含むので、十劃呪法の漢字から「十等分した内の一点を弱点にする呪術」と解釈できます。

公式ファンブックでは七海建人の名前の由来が「七三分け」であることが記載されています。名前と術式が同時に決まっていたキャラであることが明言されているので、十劃呪法も「七三分け」を元に考案されたと考えられます。

1-3.七海建人の拡張術式「瓦落瓦落(がらがら)」

七海建人は、「瓦落瓦落(がらがら)」という拡張術式も使えます。ただし、作中では1度しか登場していません。

瓦落瓦落は、十劃呪法で砕いた物に呪力を流すことで砕いた物を武器にできる術式です。実際に七海建人は、瓦落瓦落を使い自身の攻撃によって破壊された建物の瓦礫を武器に変えました。広範囲の攻撃に適している術式と言えるでしょう。

2.【呪術廻戦】七海建人の声優について|津田健次郎さん

七海建人の声優を担当しているのは、津田健次郎さんです。

津田健次郎さんは、一度聞いたら忘れられないほどの魅力的な低音ボイスをもっています。そのため、イケメン美少年役より、落ち着いた男性役を演じることが多いです。津田健次郎さんは「呪術廻戦」の七海建人のほかにも、数多くの作品に出演されています。

  • 僕のヒーローアカデミア:オーバーホール/治崎廻
  • テニスの王子様:乾貞治
  • ・遊☆戯☆王:海馬頼人

また、声優業のほかにもテレビ番組やCMのナレーション、ラジオ番組のパーソナリティーなど、さまざまな分野で活躍されている人気声優さんです。

3.【呪術廻戦】七海建人の名勝負と言えば?

七海建人の名勝負と言えば、真人との戦いでしょう。七海建人は映画館で起きた怪死事件を追うことで、真人と戦うことになります。真人のもつ能力「無為転変」のダメージを受けたことで、仕切り直しという形でその場を後にします。

吉野順平の通っている高校で2度目の戦いが起こります。2度目の戦いでは、真人の「無為転変」が効かない虎杖と協力することで、真人を徐々に追い詰めます。しかし、真人は領域展開「自閉円頓裹」を繰り出し、七海建人は自閉円頓裹の圧倒的な力を前に絶体絶命のピンチに。七海建人は九死に一生を得る形となり、真人もその場から立ち去りました。

真人たちによって改造人間に溢れる渋谷で起こった「渋谷事変」では、七海建人は一足遅れての登場となりました。五条悟の封印を解くために禪院真希や禪院直毘人と合流し地下室を目指しますが、特級呪霊の陀艮が現れます。陀艮の技である「死累累湧軍」によって左目を失い苦戦が続く中、降霊された伏黒甚爾が突如参戦し、まさかの陀艮を秒殺してしまいました。

しかし七海建人は、陀艮との戦い直後に現れた特級呪霊の漏瑚による攻撃をまともに受けてしまったことで、半身を焼かれます。半身を焼かれても倒れることなく、意識が朦朧とする中で渋谷駅に群がる改造人間を次々になぎ倒していきます。

最終的には、近付いてきた真人の存在に気付けず、真人によって跡形もなく吹き飛ばされることとなりました。

4.【呪術廻戦】七海建人の名言3選

七海建人はとにかく真面目で、職務を忠実にこなすことを第一とするサラリーマン気質なキャラクターです。誰かを助けることに全力を尽くす人情深さがかっこよく、呪術廻戦の中でも高い人気を誇っています。

作品ではスーツをビシッと決めてツルのない眼鏡をかけ、かっこいいスポーツウォッチをつけているなど、とてもスタイリッシュに描かれています。髪型も七三に分かれており、品が漂うスマートな大人の雰囲気も、人気を集める理由の1つでしょう。

ここでは、七海建人のかっこいい名言をシーン説明と併せて3つ紹介します。

4-1.小さな絶望の積み重ねが人を大人にするのです

「小さな絶望の積み重ねが人を大人にするのです」は、3巻19話の名言です。「ガキ扱いされるならナメられた方が良い」と言った虎杖への返答として登場したセリフです。

小さな絶望の例として、「枕元の抜け毛」や「お気に入りの惣菜パンがコンビニから姿を消した」といった内容が挙げられています。おしゃれな言い回しと妙な説得力から、名言になりました。

「お気に入りの惣菜パンがコンビニから姿を消した」というエピソードは、4巻30話で回収される伏線となっています。

4-2.私は大人で君は子供 私には君を自分より優先する義務があります

「私は大人で君は子供 私には君を自分より優先する義務があります」も、3巻19話の名言で、同じく虎杖との会話中に登場したセリフです。

七海建人は最初、虎杖のことをどうでもいい存在として評価しており、「子供だから大人の義務として彼を守る」というのが七海建人のスタンスでした。しかし、ともに戦う中で七海建人は虎杖のことを呪術師として認めていきます。変化していく2人の関係性の原点がよく現れていることもあり、名言とされています。

4-3.後は頼みます

「後は頼みます」は、14巻120話で七海建人が死ぬ直前に虎杖に託したセリフの紹介です。

七海建人は、渋谷事変で瀕死の状態になりながらも戦い続けます。気が付くと目の前に真人が立っていたため、死を覚悟した七海建人は「虎杖君。後は頼みます」と言い残し、殺されました。

作中では、言葉は呪いになることが表現されています。実際に虎杖はおじいちゃんに「オマエは強いから人を助けろ」、また「大勢に囲まれて死ね」という言葉が呪いとなり、虎杖は呪術師として人を助ける道を選びました。

七海建人も同様に言葉が呪いになることを知っていたものの、あえて虎杖に「後は頼みます」と言うことで、呪いとして生きる方針を与えたと解釈されています。最初は呪術師として認めないと言っていた七海建人が、最後は対等な仲間として虎杖を認めていたことから生まれた名言です。

まとめ

七海建人は、呪術廻戦で高い人気を誇るキャラクターです。呪術高専を卒業してサラリーマンを経験してから、呪術師になるという珍しい経歴をもちます。強い呪霊を前にしても取り乱さない、冷静沈着な性格です。責任感も強く、厳しい中に優しさも兼ね備えているため、主人公の虎杖をはじめ登場人物から厚い信頼を得ています。

七海建人の術式は「十劃呪法」といい、相手の体を7:3に分け、3の位置に攻撃を当てるとクリティカルヒットが与えられるというものです。「瓦落瓦落」という拡張術式も使えます。

死ぬ直前まで必死に戦い続ける姿に、多くのファンが心を掴まれました。七海建人の活躍が気になる人は、ぜひ呪術廻戦の漫画をチェックしてください!

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