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Kanaria(カナリア)のプロフィールや経歴・魅力を紹介!

Kanaria(カナリア)のプロフィールや経歴・魅力を紹介!

Kanariaさんは、2020年5月に突如現れたボカロPです。「百鬼祭」「KING」の2曲だけで一気に人気ボカロPになり、当時17歳という若さからボカロファンから注目を集めました。楽曲に使用しているボーカロイドは、主に初音ミクとGUMIです。代表曲「KING」は、2020年で最もバズったボカロ曲とも言われています。

当記事では、Kanariaさんの経歴と魅力、代表曲などについて解説します。一気にファンを魅了した若きボカロPを、ぜひこの機会に知ってください!

1.Kanariaとは?

Kanariaさんは、2020年に楽曲「KING」を大ヒットさせた大人気ボカロPです。代表曲の「KING」は、多くの歌い手やVTuberにカバーされ注目を集めました。

2002年5月30日生まれで、性別や顔は公開していません。多くの謎に包まれたKanariaさんは、Twitterに曲を公開する度にトレンド入りしており、ネット音楽を象徴するアーティストとして目が離せない存在です。

1-1.Kanariaの経歴

Kanariaさんは、2020年5月10日に17歳という若さで、ボカロPデビューを果たします。初音ミクとコラボしたデビュー曲「百鬼祭」は、ニコニコ動画にて再生回数10万回を突破し大きな注目を集めました。

「百鬼祭」投稿から3か月後の2020年8月10日に、2作目となる楽曲「KING」を公開します。公開直後から多くの歌い手やVTuberがカバーし、ボカロファンのみならず、多くの人々から注目されました。

独特な世界観を持つ楽曲に魅了される人が続出し、「KING」はたった2か月という速さでYouTube再生回数100万回を突破します。同年12月に1stアルバム「KING」をリリースしました。Kanariaさんは「KING」を足がかりに、飛躍的に知名度が上がりトップボカロPの仲間入りを果たします。

1-2.Kanariaとタッグを組むイラストレーター

Kanariaさんは顔を公表していないため、楽曲を彩る個性的なイラストが注目されています。特に、「エンヴィーベイビー」以降タッグを組むLAMさんは、流行を作り上げていると呼び声の高いイラストレーターです。

LAMさんのTwitterのフォロワー数は58万人を超えており、ビビッドでキャッチーなイラストはZ世代を中心に高い支持を得ています。

下記は、これまで配信してきた楽曲と、担当したイラストレーターの一覧です。

楽曲名 イラストレーター
百鬼祭 白咲まぐる
KING のう
不幸せ(Twitter限定曲) 白咲まぐる
ヒトリユラリ のう
エンヴィーベイビー LAM
MIRA LAM
EYE LAM
エンヴィーベイビー×KING LAM
アイロニック 白咲まぐる
アイデンティティ LAM
酔いどれ知らず LAM
QUEEN LAM
大脳的なランデブー LAM(イラスト原案)

1-3.Kanariaが迎えたゲストボーカル

Kanariaさんは、今までに2回ゲストボーカルを迎えて楽曲を公開しています。第1回ゲストボーカル企画の楽曲「NaNaNa」では、「うっせぇわ」でブレイクしたAdoさんを迎え、Twitterでも大きな反響を呼びました。

第2回ゲストボーカル企画では、ミュージッククリエイターとして活動する20代の女性韓国人歌い手であるダズビーさんを迎え「夜迷子と」を公開しています。

2.Kanariaの魅力

Kanariaさんの楽曲は2分程度の短い曲が多く、最後までリスナーを離さず魅了しています。活動の場の1つとしているTwitterに、楽曲のすべてを投稿するためです。曲が短いので何度も聴きやすいことから、動画の再生数獲得にもつながっています。

また、サビにもKanariaさん独自の演出がされており、今までのヒットボカロ曲にはない独特な曲調です。何度も繰り返し聴きたくなるような工夫がされており、多くのフォロワーの獲得につながっているのでしょう。

ここからは、今後さらなる活躍が期待されるKanariaさんの魅力について解説します。

2-1.統一された世界観

Youtubeのサムネイルは、楽曲全体を通して赤と黒を基調としたシンプルな構成で統一されています。楽曲同士が同じ世界観であることをイメージさせ、高いストーリー性を感じさせることが、Kanariaさんの魅力の1つです。

サムネイルには、さまざまな思考が凝らされています。サムネイルを並べてスクロールしてみると、キャラクターが同じようなポーズをしていたり、似た表情をしていたりなどの規則性に気づくでしょう。

MVの長さにも注目が集まっており、2分15秒の「KING」以降、楽曲同士のリンクの可能性が話題になっています。KINGの後に発表された「エンヴィーベイビー」と「MIRA」は、KINGよりも1秒ずつ長いため、異なる世界観を意味しているのではないかと多くのファンから考察されています。

6作目に公開された「EYE」は、同じ2分15秒であることから、同じ世界観を描いているのではないかとファンでは考えられています。知れば知るほど沼らせる、Kanariaさんの世界観に引き込まれるファンが続出しています。

2-2.中毒性の高い曲調

Kanariaさんの楽曲は、何度も聴きたくなってしまう中毒性の高い曲が多いことで有名です。言葉自体が持つ音の心地良さを楽しめる楽曲の曲調は、ファンの心を掴んで離しません。YouTubeの再生回数の多さからも、中毒性の高さがうかがえます。

Kanariaさんの楽曲の中でも「KING」は、特に中毒性が高い楽曲として有名です。意味深な歌詞や独特なメロディーだけでなく、魅力的な映像も、何度も動画を見て音楽を聴いてしまう要因でしょう。

2-3.カバーしやすい楽曲

Kanariaさんの楽曲はクセになるキャッチーな曲調で、YouTubeでは多くの歌い手やVtuberが、歌ってみたをはじめとしたカバー動画を投稿しています。

ボカロの曲は一般的に高音域や機械的な声であることから、人にとっては歌いにくい楽曲もあります。Kanariaさんの楽曲ではボカロならではのクセがなく、とっつきやすく聴きやすいために、多くのファンに歌われるのではないかと言われています。

カラオケでも人気が高く、代表曲「KING」をはじめ、「酔いどれ知らず」「アイデンティティ」「エンヴィーベイビー」などはファンたちによく歌われる楽曲です。

2-4.自分なりの解釈ができる歌詞

Kanariaさん独自の世界観が描かれたMVや、意味深な歌詞も魅力です。難解で独特な歌詞はさまざまな解釈ができ、ネットでも歌詞に込められた意味を考察するページが多く展開されています。

人それぞれの楽曲の解釈が異なるため、それぞれの楽曲の考察をファン同士で話し合うこともできるのも、Kanariaさんの楽曲が人気な理由の1つでしょう。

3.Kanariaの代表曲は?

カリスマボカロPのKanariaさんは、多くのヒット曲を世に送り出しています。楽曲「MIRA」では、小春立花の独特な電子音が組み込まれ、ダークな雰囲気を楽しめると評判です。ボーカロイドGUMIのなめらかな歌声とリズミカルな曲調が中毒になる「酔いどれ知らず」など数多くのヒット曲を公開しています。

2022年11月には、人気アニメ「チェンソーマン」第6話のエンディングテーマにKanariaさんの「大脳的なランデブー」が使われました。

以下では、Kanariaさんの数々のヒット曲の中から、特に人気のある代表曲3曲を紹介します。

3-1.KING

楽曲「KING」は、Kanariaさんが多くの人に知られるきっかけとなった代表曲です。YouTubeの再生回数6,600万回を超え、リズミカルな曲調で繊細に作り上げられたダークな雰囲気が印象に残ります。

曲名と作風から罪を犯した王様のストーリーと考えられており、ファンの間でさまざまな考察が飛び交いました。支離滅裂な言葉が並ぶ歌詞は程よく韻を踏んでおり、まさに中毒性のある1曲です。

3-2.百鬼祭

楽曲「百鬼祭」は、初音ミクを使用したKanariaさんのデビュー曲です。YouTubeやニコニコ動画にて公開された際に、大きな反響を呼びました。ニコニコ動画では再生回数10万回を突破し、デビュー曲で初の殿堂入りを果たしています。17歳という若さも大きな注目を集め、輝かしいデビューを飾りました。

百鬼祭は三味線やお琴など、和楽器を使用した和風のサウンドです。印象的なサビは、頭の中で何度も繰り返されるとファンの間でも話題になっています。

3-3.エンヴィーベイビー

4曲目となる楽曲「エンヴィーベイビー」は2021年3月1日に公開されました。2021年に歌われたボカロ曲キングで3位にランクインした楽曲でもあります。

エンヴィーベイビーは、Kanariaさんの代表曲「KING」の曲調や歌詞の内容に似ているところが数多くあります。そのためファンの間では、ストーリーがリンクしているのではないかと考えられていました。

ポップな曲調でボーカロイドGUMIを巧みに使い、Kanariaさんの技術力の高さが見えると評判の曲です。

まとめ

Kanariaさんは、突如としてボカロ界に現れた人気ボカロPです。楽曲のクオリティの高さに加え、デビュー当時は17歳と非常に若いことから注目を集めました。

Kanariaさんの楽曲には多くの工夫が施されており、1曲が2分程度と短くなっています。活動の場の1つであるTwitterに動画として楽曲全部を載せられることや、短いことで何度も聴けるといったことが目的であるとされています。ほかにも楽曲同士の関連性や意味深な歌詞も、ファンがKanariaさんの楽曲の虜になる要因でしょう。

Kanariaさんはこれまでに2人のゲストボーカルを迎えており、最近ではアニメの楽曲提供もしています。今後さらなる活躍が期待できる、若きボカロPです。

※当記事は2022年12月時点の情報をもとに作成しています

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