MAXは、全員沖縄県出身で結成された女性ダンスボーカルグループです。1995年に安室奈美恵の脱退を機に「MAX」として新たなスタートを切り、その後音楽賞の受賞や紅白歌合戦への出場など注目を集めています。
当記事では、MAXに所属するメンバーについて解説します。メンバーのプロフィールやMAXの活動について知りたい方はぜひご覧ください。
1.MAXとはどのようなグループ？
MAXは、メンバー全員が沖縄県出身のダンスボーカルグループです。メンバーはNANAさん、MINAさん、LINAさん、REINAさんの4人。元々は「SUPER MONKEY‘S」として活動していましたが、1995年にリーダーの安室奈美恵さんがソロデビューにより脱退したことをきっかけに、「MAX」として活動を開始しました。
MAXというグループ名は、「Musical（音楽的な）」、「Active（活動的な）」、「eXperience（経験・体験・感覚）」の頭文字から名付けられました。また、現avex社長の松浦勝人さんのニックネーム「マックス松浦」も、名前の由来と言われています。
1-1.MAXの経歴
1995年のデビュー当時は4人組音楽グループとしてスタートしたMAXですが、メンバーの結婚や妊娠をきっかけにグループの人数やメンバーが度々変わっています。2002年にはメンバーのMINAさんが妊娠をきっかけにグループを脱退し、代わりにAKIさんがメンバーとして加入。その後「シンガーソングライターを目指す」ことを理由にAKIさんも2008年に脱退しています。
AKIさんが脱退した後はMINAさんが復帰しますが、3年後の2011年にはREINAさんが結婚と同時に妊娠を発表。そのまま休業に入り2017年に復帰するまではNANAさん、MINAさん、LINAさんの3人で活動をしていました。REINAさんの復帰後は結成当時と同じ4人組となりましたが、近年では音楽活動以外にもバラエティーやドラマなどにおいて、ソロでも活躍しています。
数々の名曲を残しているMAXですが、ブレイクは1995年のデビュー翌年に発売された3rdシングル「TORA TORA TORA」。1997年には「Give me a Shake」で第39回日本レコード大賞優秀作品賞を受賞し、同曲でNHK紅白歌合戦にも初出場を果たしました。その後も5年間連続でNHK紅白歌合戦に出場したり、全日本有線放送大賞や日本ゴールドディスク大賞を受賞したりと、輝かしい実績を残しています。
2.MAXのメンバーを元メンバーも含めて紹介！
1990年代に結成されたMAXは、同年代に活躍したSPEEDとともに一世を風靡した人気の音楽グループです。デビューから20年以上経過した現在も根強いファンが多く、メンバーの年齢を重ねたからこその美しさと、激しいダンスが魅力的です。
MAXのメンバーは途中で妊娠や出産をきっかけに入れ替わることもありましたが、2017年にはデビュー当初の4人体制が復活しました。現在ではグループ活動だけでなくソロとしてもさまざまなジャンルで活躍をしています。
ここでは、元メンバーのAKIさんを含めた5人について紹介します。
2-1.NANA
今日から沖縄へ！！行ってきます😊✈️ pic.twitter.com/vsW0fk4qPF
— NANA (MAX) (@MAX_NANA_) March 15, 2024
| 名前 | NANA |
|---|---|
| 生年月日 | 1976年3月25日 |
| 出身地 | 沖縄県 |
トップクラスのダンススキルを誇るMAXのリーダー、NANAさん。リアクションに定評のあるNANAさんは、バラエティやドラマ、舞台やトークショーなど、さまざまなジャンルで活躍しています。
NANAさんは15年間の熱愛の末、2016年5月にダンサーのCHINOさんと結婚。2019年12月には長男を出産しています。ママとしても奮闘しているNANAさんですが、実は料理が苦手という意外な一面も。生麺タイプのラーメンを作る際「ポットのお湯を入れる」という説明を見て、ポットの中に麺やスープ、具材をすべて投入してしまうというエピソードも披露しています。
2-2.MINA
| 名前 | MINA |
|---|---|
| 生年月日 | 1977年12月29日 |
| 出身地 | 沖縄県 |
メンバーの中で抜群の歌唱力を誇るMINAさんは、MAXの中でメインボーカルを担当しています。MINAさんは2002年にコンサートスタッフと電撃入籍と妊娠を発表し、出産のためにMAXを脱退。報告が本人ではなく事務所からだったことや、急な報告で予定されていた仕事をキャンセルしなければいけなかったことで、当時はメンバー間でのトラブルもあったと言われています。
脱退後は芸能活動を行わずに沖縄で子育てに専念していましたが、沖縄のテレビ番組にダンスインストラクターとして出演したことがきっかけとなり芸能活動への意欲が再燃。メンバーたちと相談した結果、2008年10月にMAXに復帰しました。
2-3.LINA
| 名前 | LINA |
|---|---|
| 生年月日 | 1977年2月26日 |
| 出身地 | 沖縄県 |
MAXのメンバーの中で、唯一休業期間なしで活動を続けているLINAさん。少し天然なところもあるLINAさんは、トークが苦手と言いつつも、コンサートツアーでは観客の雰囲気を盛り上げることが得意です。メンバーの中では唯一の独身で、好きな相手に対して自分でも驚くほど愛情を注いでしまう性格から振られてしまったというエピソードもあります。
また、LINAさんは独学で英会話を学ぶほどの努力家。2016年にはロサンゼルスの学校に3か月間の語学留学をしており、ニューヨークで行ったコンサートツアーでは英語でのMCも披露しています。2019年にライザップでボディメイクにも成功し、CMで美しい水着姿を披露したことでも話題となりました。
2-4.REINA
| 名前 | REINA |
|---|---|
| 生年月日 | 1978年1月6日 |
| 出身地 | 沖縄県 |
MINAさんとともに、MAXでメインボーカルを務めているREINAさん。2011年に一般男性との入籍・妊娠を同時に発表し、2011年11月に長男、2013年に長女、2015年に次男を出産しています。
子育てを優先しMAXを休業したREINAさんですが、子どもの習い事のために節約を徹底する家庭的な姿が有名となり、節約する様子をテレビで紹介されたことも。2017年にMAXに復帰した後も家事や育児などの主婦業をこなしつつ、歌手やタレントとして活躍しています。
2-5.【元メンバー】AKI
AKIさんは、2002年に脱退したMINAさんの後に加入したメンバーです。他のメンバーと同じ沖縄県出身で、同じ沖縄アクターズスクールを出ています。MAXではREINAさんとともにメインボーカルを担当していました。
2002年7月に新メンバーとなったAKIさんでしたが、6年後の2008年8月には「シンガーソングライターを目指す」とMAXを脱退。AKIさんの活動期間中はミュージックステーションやNHK紅白歌合戦に出演する機会がなかったため、テレビで歌っている姿を見たことがないという人も多いと言われています。
脱退後はソロ活動に専念し、CM曲のボーカルを担当したり、ソロライブを行ったりしていましたが、2017年には音楽活動から離れることを発表しました。現在は子ども向けのダンススクール講師や、体型改善を目指す人のパーソナルトレーナーとして活躍しています。
3.MAXの代表曲
1995年にデビューしてから多くのヒット曲を生み出してきたMAXは、さまざまな賞を受賞し、紅白歌合戦にも5回連続出場を果たしている、輝かしい実績があるグループです。代表曲には「TORA TORA TORA」や「Give me a Shake」、「一緒に…」や「Tacata’」などがあります。
ここでは、MAXを代表する3曲について解説します。
3-1.TORA TORA TORA
1996年2月21日に発売された「TORA TORA TORA」は、MAXを世に知らしめた名曲です。MAXにとっては3rdシングルでしたが、当時は事実上のデビュー曲とも言われたほど大ヒットしました。事務所の社長から「これが売れなかったら沖縄に帰す」と言われたエピソードが残る1曲です。
メンバー全員が出演した「麗霆”子 レディース！！MAX」の主題歌で、1996年3月1日にMAXとして初めて出演した「ミュージックステーション」でも披露しています。
3-2.Give me a Shake
1997年に発売された6thシングルで、MAXを代表する曲と言っても過言ではないくらい大ヒットした1曲です。女性の気持ちを歌詞にのせて歌い上げる力強く厚みのある歌声と、キレのあるカッコいいダンスが魅力的です。メンバー全員が主演をつとめた映画「Give me a shake」の主題歌にも使われています。
「Give me a shake」は1997年の第39回日本レコード大賞において優秀作品賞を受賞。初出場を果たした第48回NHK紅白歌合戦でも歌われるなど、MAXにとっては思い出深い一曲と言えるでしょう。
3-3.Ride on time
「Ride on time」はMAXの10thシングルとして、1998年7月に発売されました。ライブ公演のラストには欠かすことのできない定番曲で、アップテンポのリズムと一途な女性の心理を描いた世界観が魅力的な1曲。ラテン系の楽曲で、キャッチーでありながらも一緒に踊りやすい振付にもこだわっています。
「Ride on time」は第40回日本レコード大賞において優秀作品賞を受賞し、「Give me a shake」に続いて2年連続でNHK紅白歌合戦にも出場しています。
まとめ
MAXは、デビュー以来、多くのヒット曲を生み出し、日本の音楽シーンに大きな足跡を残しています。代表曲「TORA TORA TORA」や「Give me a Shake」は幅広い世代に支持され、NHK紅白歌合戦にも複数回出場するなど、その実績は輝かしいものです。
また、根強い人気を保ち続けるMAXの魅力は、メンバー変動を経ても変わらないパフォーマンス力と各メンバーの個性にあります。ぜひMAXの曲を聞いて、魅力に触れてみてください。
