X JAPANとは？初期から現在に至るまでのメンバー7人を紹介！

「X JAPAN」は、1989年にメジャーデビューした日本のヴィジュアル系ロックバンドです。ハードなサウンドとビジュアルはさまざまな音楽シーンに影響を与えており、多くのファンの心をつかんでいます。

当記事では、X JAPANのメンバープロフィールをご紹介します。X JAPANのメンバーの経歴や性格、魅力などを知りたい方はぜひご覧ください。

X JAPANとは、1989年にメジャーデビューした日本のヴィジュアル系ロックバンドです。

X JAPANは、高校生だったYOSHIKIさんとToshiさんを中心に千葉県館山市で結成され、結成当時は「X」というバンド名で活動をしていました。バンド名の由来は「他のバンドと名前が並んだ際に目立つから」という単純な理由です。

高校を卒業後に上京したYOSHIKIさんとToshiさんは、メンバーチェンジを行いながら音楽活動を本格化させます。1988年に発売した「VANISHING VISION」が大ヒットし、1989年にはメジャーデビューを果たします。「紅」「Forever Love」など次々とヒット曲を発表し、音楽シーンを賑わせました。

X JAPANの魅力は、YOSHIKIさんが制作する楽曲の音楽性の高さです。疾走感のあるロックサウンドと美しいメロディラインのバラードは、激しさと儚さが感じられます。

ボーカルのToshiさんのハスキーでありながらどこまでも伸びるハイトーンボイスがYOSHIKIさんの楽曲とマッチし、多くの人の心を魅了します。また、メンバーそれぞれの個性がはっきりしており、カリスマ性も持ち合わせたバンドです。

ここでは、X JAPANのメンバーについて、詳しく紹介します。

X JAPANのリーダーYOSHIKIさんは、X JAPANではドラムとピアノを担当しています。X JAPANの楽曲の作詞・作曲を担っている、X JAPANの中心メンバーです。

老舗呉服店の長男に生まれ裕福な家庭に育ったYOSHIKIさんは、音楽好きな家族の影響で4歳の頃からピアノを習い始めます。アメリカのハードロックバンド「KISS」がきっかけでロックに興味を持ち、11歳でドラムを叩きました。

その音楽的才能は高く評価されており、「天皇陛下御即位十年をお祝いする国民祭典」のための奉祝曲、ゴールデングローブ賞の公式テーマソングを担当したこともあります。

1986年にYOSHIKIさんが設立したレーベル「エクスタシーレコード」からは、LUNA SEAやGLAYなど、多くのバンドが誕生しました。

ToshiさんはX JAPANのボーカルであり、リーダーのYOSHIKIさんとは幼稚園からの幼馴染です。11歳の頃にYOSHIKIさんと同級生2人でバンド活動をスタートした頃は、YOSHIKIさんがボーカルを担当、Toshiさんはギターを担当していました。

Toshiさんのボーカルの特徴はハイトーンボイスであり、真っすぐでストレートな歌声は唯一無二と言えます。解散会見の際には、YOSHIKIさんが「Toshi以外のボーカルは考えられない」と語ったほどです。

また、ボーカルだけでなくギターの演奏もできるため、再結成後のライブではToshiさんがギターの弾き語りをすることも多くありました。現在は、「Toshi」や「龍玄とし」名義でのソロ活動にも力を入れており、音楽番組やバラエティ番組でも活躍しています。

X JAPANのギタリストであるHIDEさんは、1987年にX JAPANに加入しました。幼い頃は肥満体型で、体型がコンプレックスとなり内気な性格の少年でした。中学生時代に「KISS」の音楽に触れたことでロックに憧れ、祖母からギターを買ってもらいギターを弾き始めます。

X JAPANに加入する前は、横須賀SAVER TIGERで活動していましたが、解散後は美容師として生きていくことを決意していました。しかし、YOSHIKIさんの誘いを受けてX JAPANに加入した後はそのカリスマ性で多くのファンを魅了し、ソロ活動も行います。

HIDEさんは優しい性格で知られており、X JAPANのメンバーを母親のような存在でまとめ、難病の女の子と交流を深めたエピソードも有名です。残念ながら1998年に33歳の若さで亡くなりますが、現在でもその人気が衰えることはありません。

PATAさんがギターを始めたきっかけは、妹が持っていたギターを弾いてみたことです。小学校高学年になるとロックを聴き、1982年には「BLACK ROSE」というバンドを結成します。

X（X JAPANの前身）に加入予定だったギタリストに代わりサポートメンバーとして加入、その後YOSHIKIさんに誘われて正式メンバーとなります。X JAPANの曲はスピード感があり、ギターの演奏は難しいと言われていますが、PATAさんは難なく弾いてしまう技術力の持ち主です。

2016年1月に、大腸憩室炎と門脈血栓症と診断され緊急入院し体調が心配されましたが、その年の10月には体調も回復しコンサートに出演しています。私生活では、野球好きで読売ジャイアンツ（巨人軍）の大ファンとしても知られており、新聞社にインタビューを受けたこともあります。

HEATHさんは、X JAPANが「X」から「X JAPAN」に名前を変更した時期に加入した、ベーシストです。HEATHさんには兄がおり、兄がギターを弾いていたことから自然とベースを弾き始めます。小学生のころに観た「Van Halen」のライブで、さらに音楽にハマりました。

加入のきっかけは、知り合いだったHIDEさんに当時ベーシストを募集していたXのセッションに誘われ参加したことです。セッション当日には、前日にHIDEさんとお酒を飲み明かし、体調不良だったにもかかわらず演奏をこなして後日正式加入が決定しました。

寡黙でミステリアスなところがHEATHさんの魅力で、プライベートな点もほとんど明かされていません。

SUGIZOさんは、2009年にX JAPANに加入したギタリストであり、LUNA SEAのメンバーでもあります。HIDEさんの後任を探していたYOSHIKIさんから「加入条件を満たすのはSUGIZOしかいない」と依頼されますが、プレッシャーから断ります。しかし、悩んだ結果「自分にしかできない」と加入を決意しました。

SUGIZOさんは、両親がオーケストラに所属していた影響で3歳からバイオリンを始めます。ロックに目覚めたのは中学生の頃で、高校生になるとヘビメタにのめり込むようになり、ロックを好きになった時には両親と喧嘩したというエピソードがあります。

私生活では、宇宙や考古学、エヴァンゲリオンやガンダムなどを好み、オタクとしても知られています。

TAIJIさんは、1992年までXのギタリストとして活動していた初期Xのメンバーです。ギターを始めたきっかけは、小学校2年生の頃に父親にアコースティックギターを教えてもらったことです。音楽の才能だけでなく運動神経もあり、小学校時代にはサッカーと少年野球のチームに所属していました。

Xを脱退した後は「LOUDNESS」に加入、LOUDNESSを脱退後は自身で「Dirty Trash Road」を結成します。Dirty Trash Roadの活動休止後は、放浪生活を送りますが、2009年ごろから活動を再開しました。残念ながら2011年7月にサイパンで死去し、多くのファンが悲しむこととなりました。

1989年にデビューしたロックバンド「X JAPAN」は、YOSHIKIさんやToshiさん、PATAさんなどのメンバーで構成されるグループです。幼いころから音楽に触れてきたメンバーや、X JAPANに加入する前に本格的なバンド活動に取り組んでいたメンバーもいます。X JAPANの最新情報が気になる方は、バンドの公式SNSをチェックしましょう！

※当記事は2023年10月時点の情報をもとに作成しています