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【呪術廻戦】領域展開の手の形(手印)と読み方・特徴を一覧で解説!

【呪術廻戦】領域展開の手の形(手印)と読み方・特徴を一覧で解説!

呪術廻戦の「領域展開」とは呪力で作り上げた結界内に相手を閉じ込める最終奥義です。非常に難易度の高い技であり、習得しているキャラクターは作中でも数少ないことが特徴です。

領域展開にはキャラクターごとに名前がついており、それぞれ異なる手印を結ぶことで発動されます。この記事では、領域展開を使えるキャラクターと技名・手印・技の概要を詳しく解説します。呪術廻戦の世界観やバトルについてより深く知りたい方は、ぜひご一読ください。

1.【呪術廻戦】領域展開とは?名前と手の形を紹介

領域展開とは、自身の心の中を呪力で具現化させる行為です。呪力で作り上げた結界内に相手を閉じ込めるようなイメージで、莫大な呪力消費を必要とする最終奥義です。

【領域展開のポイント】

  • 展開後は術式に必中効果が付与される
  • 使用者の能力値が上昇
  • 発動する際には手印を結ぶ必要がある

手印とは、手や指で形を作り菩薩や仏への誓いを示す行為で、印相(いんそう)や掌印(しょういん)とも呼ばれます。仏像が独特な手の形をしているのも手印を組んでいるためであり、力を受け取る・菩薩や神様と一体化するためだと考えられてきました。

呪術廻戦の作中でも手印は多く使われており、特に領域展開で手印を組むことは必須条件です。「敵の腕や手を切断し手印を結ばせないことで、相手の領域展開を防ぐ」という作戦をとったキャラクターもいます。

領域展開を使うキャラクター・領域展開名・手の形(手印)を表にまとめました。

キャラ名 領域展開の名前 手印
両面宿儺 伏魔御厨子(ふくまみずし) 閻魔天印
五条悟 無量空処(むりょうくうしょ) 帝釈天印
伏黒恵 嵌合暗翳庭(かんごうあんえいてい) 薬師如来印
真人 自閉円頓裹(じへいえんどんか) 孔雀明王印&弥勒菩薩印
乙骨 憂太 真贋相愛(しんがんそうあい) 荼枳尼天印
漏瑚 蓋棺鉄囲山(がいかんてっちせん) 大黒天印
陀艮 蕩蘊平線(たううんへいせん) 宝袋
烏鷺亨子 不明 軍荼利明王印
石流龍 不明 金剛夜叉明王
秤金次 坐殺博徒(ざさつばくと) 弁財天印
禪院直哉 時胞月宮殿(じほうげっきゅうでん) 伎芸天印
羂索 胎蔵遍野(たいぞうへんや) 反叉合掌
三重疾苦(しっくしっくしっく) 虚空蔵宝珠印

2.領域展開の手の形と効果をキャラクターごとに解説!

呪術廻戦の作中で使われている手印は、実際に存在する手印をアレンジして使っているものと考えられています。

領域展開を使うキャラクターの手印やその由来を紹介しながら、それぞれの技の特徴について確認しましょう。

2-1.両面宿儺:伏魔御厨子

両面宿儺(りょうめんすくな)の領域展開は「伏魔御厨子(ふくまみずし)」です。

手印 閻魔天印(えんまてんいん)
冥界の王である「閻魔大王」の印
組み方 両手の人差し指と小指は折り曲げ、中指と薬指は立てて合わせて三角形を作る
技の特徴 絶え間なく斬撃が降り注ぎ、最大範囲半径は200mにものぼる

必中範囲は200mと、完成度・練度ともに他の術者とは一線を画しており、作中でも最強と称される領域展開です。

2-2.五条悟:無量空処

五条悟(ごじょうさとる)の領域展開は「無量空処(むりょうくうしょ)」です。

手印 帝釈天印(たいしゃくてんいん)
天界の最高位に住む仏教の神「帝釈天」の印
組み方 伸ばした人差し指に中指をひっかける片手のみの掌印(右手)
技の特徴 相手に無限の情報を与える。すべてを認識しながら何もできないまま「緩やかな死」を迎える

わずか0.2秒の領域展開で、呪力を持たない一般人は気絶し、特級呪霊である真人ですら約5分間立ち尽くしてしまうほど圧倒的なパワーを誇ります。

2-3.伏黒恵:嵌合暗翳庭

伏黒恵(ふしぐろめぐみ)の領域展開は「嵌合暗翳庭(かんごうあんえいてい)」です。

手印 薬師如来印(やくしにょらいいん)

病気などから人々を守り健康へと誘う神「薬師如来」の印

組み方 親指以外の指を交互に組み、第二関節を曲げて山のようにする
技の特徴 自身の持つ生得術式「十種影法術(とくさのかげぼうじゅつ)」のポテンシャルを飛躍的に向上させる・影を沼のように操る

嵌合暗翳庭は、戦闘の中で「やって見せた」程度のまだ不完全な領域展開です。ここから鍛錬を重ねることで、更なる成長が見込まれるでしょう。

2-4.真人:自閉円頓裹

真人(まひと)の領域展開は「自閉円頓裹(じへいえんどんか)」です。

手印 孔雀明王印(くじゃくみょうおういん)
4本の手を持つ「孔雀明王」の印

弥勒菩薩印(みろくぼさついん)
釈迦の後継者として仏になると言われていた「弥勒菩薩」の印
組み方
  • 親指と小指以外の指を×を作るようにクロスさせる
  • 親指と小指は伸ばし、残りの指は第二関節同士を曲げて組む
技の特徴 対象の肉体(魂)を自由に改造・変化させる

真人は人間型の特級呪霊で、身体の形を自由時に変えることができます。手印も、口の中に出現させた4本の手を使って2つの印を組むという、真人にしかできないものとなっています。

2-5.乙骨 憂太:真贋相愛

乙骨 憂太(おっこつゆうた)の領域展開は「真贋相愛(しんがんそうあい)」です。

手印 荼枳尼天印(だきにてんいん)
豊穣を司る女神→性や愛欲を司る神→人肉を食べる女夜叉、と変化したとされる「荼枳尼天」の印
組み方 左手を握り、右手は4本の指を立て親指だけ曲げる
技の特徴 展開した無数の刀を使い、コピーした術式をランダムで無制限に使う

特級呪術師の名に相応しい、圧倒的な強さを持った領域展開です。コピーした術式の中には、宿儺を消滅させかけた天使の術式・邪去侮の梯子(やこぶのはしご)も含まれています。

2-6.漏瑚:蓋棺鉄囲山

漏瑚(じょうご)の領域展開は「蓋棺鉄囲山(がいかんてっちせん)」です。

手印 大黒天印(だいこくてんいん)
大いなる暗黒を意味する神・マハーカーラを由来とした「大黒天」の印
組み方 親指・人差し指・中指は第二関節で山を作るように組み、薬指と小指を伸ばす
技の特徴 領域内を溶岩地帯に変え、周囲に火口を構築する。高熱の炎やマグマを放出させて対象を焼き尽くす。

バトルした相手が、あまりにも格の違う相手だったこともあり「強い」という印象こそ薄いものの、並みの呪術師では受けきれないほどの実力を兼ね備えた領域展開です。

2-7.陀艮:蕩蘊平線

陀艮(だごん)の領域展開は「蕩蘊平線(たううんへいせん)」です。

手印 宝袋(ほうたい)
お金や財宝を入れた巾着袋の印
組み方
技の特徴 ビーチリゾートのような海辺を展開し、大量の水や式神を際限なく生み出して攻撃する

領域を展開しようとした際、相手の攻撃で手を破壊されてしまい印が結べなくなったため、腹に印を描くことで領域を発動させています。

2-8.烏鷺亨子:不明

烏鷺亨子(うろたかこ)は、「領域展開!!」というセリフのみで、技名の記述はありません。

手印 軍荼利明王印(ぐんだりみょうおういん)
8本の腕を持ち、首や足に蛇を巻きつけた明王「軍荼利」の印
組み方 親指と小指を組んで残りの指は立てた状態にし、両腕を身体の前でクロスさせる
技の特徴 不明

領域を展開するものの、新たな敵の乱入によって不発に終わっているため、詳細は分かっていません。

2-9.石流龍:不明

石流龍(いしごおりりゅう)の領域展開もまた、名称が明かされていません。烏鷺亨子同様に、「領ォ域展開!!!」というセリフのみで、技の詳細な記述はありませんでした。

手印 金剛夜叉明王(こんごうやしゃみょうおう)
強力な武具を使い欲望や迷いの心を打ち砕く明王「金剛夜叉」の印
組み方 両手の親指と小指の腹を合わせ、他の指は第二関節を曲げるように組む
技の特徴 不明

金剛夜叉明王は”北方を守護する尊”であり、戦国時代の伊達藩の呪術師である石流龍さんとリンクしています。

2-10.秤金次:坐殺博徒

秤金次(はかりきんじ)の領域展開は「坐殺博徒(ざさつばくと)」です。

手印 弁財天印(べんざいてんいん)
さまざまな恵みをもたらす女神「弁財天」の印
組み方 右手を平手のまま、左手は親指と人差し指で輪を作る
技の特徴 自身にパチンコのルールを付与し、当たりが出ると能力が著しく向上する

弁財天には「富をもたらす財宝の神」という一面もあり、ギャンブルが好きな秤の性格とリンクしています。

2-11.禪院直哉:時胞月宮殿

禪院直哉(ぜんいんなおや)の領域展開は「時胞月宮殿(じほうげっきゅうでん)」です。

手印 伎芸天印(ぎげいてんいん)
あらゆる芸を上達させる女神「伎芸天」の印
組み方 中指と薬指を交互に組む形で両手を合わせる
技の特徴 細胞レベルで自分の動きを相手に強制させる

領域内では、禪院家の相伝の術式である「投射呪法(とうしゃじゅほう)」という扱いが極めて難しい呪いで、触れた相手の動きを強制させます。名前の「月宮殿」とは、天女が住む月面の都市を意味し、手印とのつながりを感じさせます。

2-12.羂索:胎蔵遍野

羂索(けんじゃく)の領域展開は「胎蔵遍野(たいぞうへんや)」です。

手印 反叉合掌(ほんしゃがっしょう)
十二合掌の1つで、手を合わせることで仏様と一緒になることを意味する
組み方 手の甲同士を合わせ、指を組む
技の特徴 重力を操作する術式を必中とする領域を展開する

羂索は、特定の神や仏・明王を意味する”印”ではなく、仏教の基本である合掌をモチーフとした手印を使っています。作中では、領域を展開するもののすぐに解体されてしまっており、具体的な攻撃方法などはまだ分かっていません。

2-13.万:三重疾苦

万(よろず)の領域展開は「三重疾苦(しっくしっくしっく)」です。

手印 虚空蔵宝珠印(こくうぞうほうじゅいん)
広大な智慧で人々の願いを叶える菩薩「虚空蔵」の宝珠の印
組み方 中指は両指の腹を合わせ、他の指は交互に折り曲げて組む
技の特徴 無限の圧力を生み出す真球を作り上げる

触れれば即死となる球体が、必中となる強力な領域展開です。両面宿儺は、式神・魔虚羅(まこら)を使うことで、この領域を打破しています。

まとめ

領域展開は展開後に必中効果が付与され、使用者の能力値が上昇します。また発動するためには手印を結ぶ必要があり、菩薩や仏への誓いを示す実在の手印が元となっていると言われています。

代表的な領域展開には、両面宿儺の伏魔御厨子(ふくまみずし)が挙げられます。両手人差し指と小指を折り曲げ、中指と薬指を合わせて三角形を作る手印を結びます。広範囲に斬撃が降り注ぐ技は作中でも最強クラスです。領域展開や手印について知ることで呪術廻戦をより深く楽しめるでしょう。

※当記事は2024年6月時点の情報をもとに作成しています

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