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椎名林檎はどんな人?プロフィール・これまでの活動について解説!

椎名林檎はどんな人?プロフィール・これまでの活動について解説!

椎名林檎さんは、日本を代表するシンガーソングライターの1人です。自身の音楽活動だけでなく、他アーティストへの楽曲提供や映画の音楽監督を務めるなど、幅広い活動を行っています。妖艶な雰囲気で目が離せないビジュアルと圧倒的な歌声、独創的な楽曲スタイルで唯一無二の世界を表現し続けているのが特徴です。

当記事では、椎名林檎さんがどのような人物か、彼女のプロフィールや生い立ち・ルーツ、また性格などさまざまな角度から解説します。

1.椎名林檎はどんな人?プロフィールを紹介

本名 椎名 裕美子(しいな ゆみこ)
生年月日 1978年11月25日
年齢 45歳 ※2023年12月時点
身長 167cm
血液型 O型
出身地 福岡県

椎名林檎さんは、歌手・作編曲家として活躍している音楽家です。

1998年に1stシングル「幸福論」をリリースしデビューし、当時は19歳という年齢でした。1999年にリリースされたシングル「ここでキスして。」がヒットし、1stアルバム「無罪モラトリアム」で一躍有名になりました。

2003年にソロ活動を休止し、2004年に東京事変としてデビュー。その後2008年にソロ活動を再開し現在はバンド活動とソロ活動を並行して行っています。2023年に椎名林檎さんはデビュー25周年を迎え、5年ぶりの全国ソロライブツアーを開催しました。

1-1.生い立ち・ルーツ

椎名林檎さんは幼少期からピアノとクラシックバレエを習っていました。しかし、生後間もない頃に「先天性食道閉鎖症」という病気の手術をした後遺症の悪化により、習い事を断念します。

生まれは埼玉県で、父親の転勤をきっかけに静岡に引っ越し10年間生活します。その後、再び転勤があり椎名林檎さんが小学6年生のタイミングで福岡県に引っ越しました。音楽活動を始めたのが福岡県にいる頃だったため、プロフィール上の出身地を福岡県にしています。

音楽活動を始めたのは中学時代からでした。バンドを組んで活動をしており、高校時代は軽音部に入部し複数のバンドを掛け持ちしていましたが、2年生の3学期で高校を中退します。その後はフリーターをしながら音楽活動を行い、大会への出場なども経てデビューに至ります。学生時代に洋楽を聴いており、影響を受けたと語っていたのはビョークやセックス・ピストルズ、レッド・ホット・チリ・ペッパーズなどです。

「林檎」という名前はビートルズのドラマーであるリンゴ・スターの名前から取ったと語られています。また、幼少期の椎名林檎さんは恥ずかしがり屋ですぐほっぺが赤くなるため「リンゴ」と呼ばれており、そこから現在の名前につながりました。

1-2.性格

椎名林檎さんは端正な顔立ちでクールな雰囲気から、性格が悪そう・キツそうという印象を持たれることがあります。しかし、実際には可愛らしい笑顔とチャーミングな一面を持ち合わせています。特にライブ裏の映像がチャーミングな様子で、ステージ上でパフォーマンスをするときの様子とのギャップに魅力を感じるファンは少なくありません。

ともに仕事をしたことがある関係者からは「とても優しい人だ」と言われていることからも、人柄の良さが伺えます。

2.椎名林檎が天才といわれている理由

音楽業界でカリスマ的存在である椎名林檎さんは、天才アーティストと言われています。その理由として、椎名林檎さんが表現する独特の世界観があります。言葉選びが独特で、音楽のスタイルもどのジャンルにも属さないような唯一無二の存在感があるのが特徴です。椎名林檎さんは自身の音楽のジャンルを「新宿系」と言っています。

学生時代から複数のバンドに所属し、さまざまなジャンルの音楽を演奏してきました。だからこそ身についた音楽の知識の広さと椎名林檎さんのセンスがかけ合わさり、聴く人々を惹きつけて離さない魅力的な楽曲を生み出し続けています。

2-1.椎名林檎の代表曲

椎名林檎さんは、これまで「本能」や「ギブス」「罪と罰」などさまざまな人気楽曲を生み出してきました。その中でも代表曲と言える2曲を紹介します。

・歌舞伎町の女王

「歌舞伎町の女王は」夜の歓楽街をテーマにした楽曲で、1998年9月にリリースされました。ストーリー仕立ての楽曲になっており、歌舞伎町で水商売をして働く女性をリアルに描いた楽曲になっています。母親を「女王」と表現しているなど、椎名林檎さんらしい言葉選びをされてるのが特徴です。

この楽曲は19歳の頃にたったの30分で製作しており、すでに独特な感性や才能を持っていたことが伺えます。

・長く短い祭

「長く短い祭」は2015年8月にリリースされ、コカ・コーラのキャンペーンソングにもなりました。元東京事変の浮雲さんとデュエットしたこの楽曲は、2人の掛け合いが美しく色気があり、一度聴けば忘れられないインパクトがあります。

椎名林檎さんの声とワードセンスにより、椎名林檎さんにしか表現できない作品として人気曲となっています。

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3.椎名林檎は東京事変でどんな立ち位置?

2003年に結成された東京事変は、2004年5月に椎名林檎さんにより活動表明されました。バンドメンバーの入れ替わりがありながらも2ndアルバム「大人(アダルト)」が東京事変初の音楽チャート1位になります。

その後、2012年に解散を発表しますが、8年後の2020年に満を持して活動を再開します。椎名林檎さんはリーダーとしてメンバーを率いており、ボーカル担当です。

3-1.東京事変の代表曲

東京事変の人気曲として「透明人間」や「落日」が挙げられます。ここでは、数々の楽曲の中でも特に代表的と言える楽曲を紹介します。

・群青日和

「群青日和」は、2004年9月に東京事変のデビュー曲としてリリースされました。「晴れの日のような空」を意味する「群青」がタイトルに入っていますが、歌詞の内容はタイトルとは真逆の表現が数多く出てきます。新宿が舞台となっており、社会に揉まれながらも日々生きる人々を表現しています。

聴く人によっては、失恋や大切な人を失った主人公の楽曲であると感じる人もおり、さまざまな捉え方ができる点も魅力です。

・キラーチューン

「キラーチューン」は、2007年8月にリリースされた5thシングルです。恋愛をテーマにした楽曲で、心の豊かさを大切にしながら贅沢に生きようという意味が込められています。

「欲しがりません勝つまでは」「贅沢は敵だ」という戦時中の言葉と正反対の事を言う歌い出しにインパクトがあります。爽快感があり、ポップで明るい曲なので、聴いていて気分も上がる楽曲です。

4.椎名林檎はどんなアーティストと交流がある?

椎名林檎さんは幅広いアーティストとの交流があり、コラボや楽曲提供を行っていることでも有名です。これまでにAdoさんやSexyZone、TOKIOなどに楽曲提供を行ってきました。

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その中でも椎名林檎さんと特に交流の深い3名のアーティストを紹介します。

4-1.常田大希

椎名林檎さんは以前にKing Gnu(キングヌー)のメンバーでもある常田大希さん率いるmillennium parade(ミレニアム・パレード)とコラボレーションしました。コラボでは、テレビアニメ「地獄楽」の主題歌として書き下ろされた「W●RK」を2023年4月にリリース。

2人の関係性は深く、出会いは常田大希さんが学生時代に開催した初ライブに椎名林檎さんが足を運んだことでした。椎名林檎さんは「クリエイターとして、なんなら音作りの先輩として音についてやりとりしていた」と語っています。お互いにリスペクトしており、高め合っている存在です。

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4-2.宇多田ヒカル

椎名林檎さんと宇多田ヒカルさんは、東芝EMI(現ユニバーサルミュージック)からデビューした同期になります。プライベートでは「ユミちん」「ヒカルちん」と呼び合うほど仲良しです。

2人はこれまでに何度かデュエットをしてきました。2016年9月にリリースされた宇多田ヒカルさんのアルバム「Fantôme」では、2人のコラボ楽曲「浪漫と算盤」が収録されています。

結婚や出産、離婚、子供を持つ母親などさまざまな共通点があり、プライベートでもさまざまな話題の悩みを打ち明けあっていたエピソードもあります。

4-3.宮本浩次

宮本浩次さんは、エレファントカシマシのボーカル&ギター担当のアーティストです。コラボのオファーをしたのは椎名林檎さんからで、そこから2人のコラボ曲「獣ゆく細道」が生まれました。双方のファンにとって、伝説的なコラボとなりました。

「獣ゆく細道」を披露する際は、静かに凛とした雰囲気で歌う椎名林檎さんに対し、宮本浩次さんは大胆で熱のこもったパフォーマンスを行います。2人の対照的なパフォーマンスがぴったりと合わさった、独特の世界観を楽しめます。

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まとめ

椎名林檎さんは1998年に当時19歳デビューし、1999年リリースの「ここでキスして。」が大ヒットし一躍有名になります。現在は日本の音楽業界において唯一無二の存在感を放ち、多くの熱狂的ファンが存在します。

2003年に結成された東京事変は一度解散したものの活動を再開し、現在椎名林檎さんは東京事変とソロ活動を並行して行っています。2023年にはデビュー25周年も迎えました。今後の活躍にも期待していきましょう。

※当記事は2023年12月時点の情報をもとに作成しています

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