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愛希れいかは、元宝塚歌劇団月組のトップ娘役。2009年宙組公演「薔薇に降る雨」「Amour それは…」で初舞台を踏んだ95期生である。愛希は音楽学校時代、娘役として入団したものの身長が一気に伸びたため2年目の本科生のときに男役に転向、宝塚へも男役として入団した。テクニカルで伸びやかなダンスとキュートなルックスで、入団後から注目を集める。2010年「THE SCARLET PIMPERNEL」で、ルイ・シャルル役に抜擢されると、同年初めて女役を演じたことで周囲から娘役への転向を勧められた。2011年娘役に転向した途端、新人公演「アルジェの男」で初ヒロイン、バウホール公演「アリスの恋人」で初ヒロインを務め好評を博した。その後2012年、「ロミオとジュリエット」のジュリエット役で龍真咲の相手役としてトップ娘役に就任する。龍真咲の退団後は珠城りょうの相手役としてトップ娘役を続投した。珠城は愛希の1期上で学年が近いということもあり、珠城のことを姉のように慕っている。お互い切磋琢磨できる存在として、良い関係を築いている。舞台姿はその実力の高さ、特に3歳から始めたクラシックバレエで培われたダンスのセンスが光る。愛希が出演した「オリックスグループ」のCMでは、息をのむような美しいクラシックバレエを披露しており話題を呼んだ。バウホール公演「愛聖女(サントダムール)」で主演を果たした。小劇場公演で娘役が主演をするのは稀なことで、愛希の人気の高さが伺える。2018年11月『エリザベート−愛と死の輪舞−』が退団公演となった。
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