ボクシング

ボクシングは両拳にグローブを着用し、ジャブ・ストレート・アッパー・フックなどで、上半身の前面を攻撃する格闘技である。体重により階級ごとに試合が行われ、ランクも付けられる。プロボクシングの興行は主に関東では後楽園ホールで、世界戦等のイベントは両国国技館等で開催されている。2015年に国際ボクシング名誉の殿堂オールド・タイマー部門に、現在はテレビタレントとしても人気の具志堅用高（元WBA世界ライトフライチャンピオン）が選出され話題となった。BOB DYLAN（ボブディラン）は実在したボクサーを題材とした楽曲「ハリケーン」を発表しており、元ボクサーのミュージシャン、竹原ピストルは「カウント10」という楽曲を発表するなど、芸能人やアーティスト、作家からも人気の高いスポーツで、楽曲、映画、小説などの題材になることも多い。オリンピック競技であり、ロンドンオリンピックでミドル級で金メダルを獲得した村田諒太は、後にプロボクシングに転向し、WBAのミドル級世界チャンピオンとなった。ボクシングで世界タイトルを認定する団体は、主にWBA、WBC、IBF、WBOの4団体だが、4団体の世界チャンピオンらが、垣根を越えてトーナメントで戦うことができるWBSS（ワールドボクシング・スーパーシリーズ）に、モンスターの異名を持つ、井上尚弥が出場し、2019年に開催された決勝戦にて、フィリピンのレジェンドボクサー、ノニト・ドネアを相手に激闘を制し勝利した。