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松平健(通称:マツケン)とは、愛知県出身の俳優・歌手である。1975年にドラマ「座頭市」で俳優デビューを果たすと、1978年にドラマ「暴れん坊将軍」の主役・徳川綱吉に抜擢され、同シリーズでは約25年、全832話にわたって主演を務め、名実ともに時代劇のスターへと駆け上がっていく。このこともあってか「草燃える」では北条義時、「峠の群青」では石野七次郎、「元禄繚乱」では色部又四郎、「利家とまつ」では柴田勝家、「義経」では武蔵坊弁慶、と数々のNHK大河ドラマに出演。上様、という印象の強い松平健だが、2012年にはドラマ「37歳で医者になった僕〜研修医純情物語〜」で元サラリーマンから医師を目指す研修医役、2017年にはプレミアムドラマ「PTAグランパ!」で孫のためにPTA副会長を引き受ける祖父役、とこれまでにない役に挑戦して注目を集めた。1988年から1990年&2012年には「王様と私」、1991年&1996年から1997年には「ジンギスカン」、2003年には「用心棒」、と舞台俳優としてもその実力を発揮している。また、歌手デビューもしており、2004年には「マツケンサンバII」で第55回NHK紅白歌合戦に出場。演技に加えて歌や踊りもこなし、パワフルな活躍を見せる芸能界の大御所だ。
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