パリのアメリカ人

パリのアメリカ人とは、劇団四季がお届けするダンスミュージカルである。「アメリカ音楽の魂」とまで言われた、ガーシュウィン兄弟の楽曲が織り交ぜられた映画「パリのアメリカ人」から着想を得た作品である。演出・振付には英国ロイヤル・バレエ団のアーティスティック・アソシエイトとして活躍している振付家のクリストファー・ウィールドンが担当した。第二次世界大戦後のパリの街を舞台に、傷を負いながらも、愛、夢、友情…そして希望を胸に過ごす若者たちのドラマ。バレエ、タップダンス、ラインダンスと様々な要素を織り交ぜた振付、思わず口ずさみたくなるガーシュウィン兄弟の楽曲の数々が楽しめる。さらに、それらをひとつに調和させる美しすぎる舞台美術によって、観客はより物語の世界観に引き込まれる。主なキャストはアメリカ退役軍人のジェリー・マリガン、バレリーナを志ざすフランス人女性のリズ・ダッサン、ピアニストとして生計を立てるアダム・ホックバーグ、フランス人資産家の息子のアンリ・ボーレル、裕福なアメリカ人女性のマイロ・ダヴェンポートらの5名。2014年にパリで上演されると、2015年にはニューヨーク・ブロードウェイに進出。トニー賞の編曲賞、振付賞など複数の部門で受賞歴がある人気の作品だ。