バレーボール

バレーボールはアメリカ発祥のスポーツである。バスケットボールよりも激しい動きが要求されないため、幅広い年代の男女が楽しめるスポーツとして広まった。バレーボールは1チーム9人制と6人制に分かれる。コートの広さ、ネットの高さ、交代できる選手の人数などが異なっている。人数が多いためラリーも長く、激しい戦いを楽しめるのが特徴。日本では9人制ルールが主流であり、競技人口は約20万人。V9チャンプリーグや全日本実業団など男子・女子ともにさまざまな大会が開催されている。一方、6人制はオリンピックなど国際大会で広く取り入れられているルールである。こちらは少人数で早く決着がつくため、試合にスピード感がある。バレーの国際大会で有名なものは、バレーボールネーションズリーグ、バレーボール世界選手権、オリンピックの3つ。「バレーボールネーションズリーグ2024」では男子がファイナルラウンドに進み、フランス代表との激戦の末に惜しくも敗れたものの銀メダルを獲得した。2022年に行われたバレーボール世界選手権では、火の鳥NIPPONの愛称がついた女子日本代表がベスト8に進出し、5位という成績を残した。バレーボールはオリンピックの正式種目となった1964年の東京オリンピックから男子・女子共に参加。男子は銅メダル、女子は金メダルを獲得した。その後男子は1972年のミュンヘンオリンピックで金メダル、女子は2012年のロンドンオリンピックで銅メダルを獲得している。