日米野球

日米野球とは、日本プロ野球（NPB）とメジャーリーグベースボール（MLB）に所属するプロ野球選手の選抜選手が対戦するシリーズ戦のこと。その歴史は古く、明治時代から行われている国際親善試合である。MLBの有名選手が来日することから、野球ファンからは人気を集めている。ベーブルース、沢村栄治など歴史に名を残すスター選手達が選抜されている日米野球。1966年には、王貞治が5本塁打を放ち、2度目の天覧試合となった試合で長嶋茂雄がホームランを放っている。しかし、初の天覧試合である巨人・阪神戦のホームランの印象が強すぎてあまり知られていない。1996年には野茂秀雄がMLBの選手として凱旋来日。後にはイチロー、松井秀雄も来日した。2006年よりワールド・ベースボール・クラシック（WBC）が開催されたことから、日米野球は「一定の役割を終えた」として中断。しかし、侍ジャパン（野球日本代表）の強化試合として2014年に復活。このときは、小久保裕紀監督のもと、大谷翔平、則本昂大、前田健太、坂本勇人、筒香嘉智らが選抜された。2014年の対戦では、則本昂大、西勇輝、牧田和久、西野勇士の継投によりノーヒットノーランという日米野球史上初の記録を達成している。