茅ヶ崎サザン芸術花火

茅ヶ崎サザン芸術花火とは、サザンオールスターズのデビュー40周年をきっかけに、2018年から毎年10月ごろに神奈川県茅ヶ崎市の「サザンビーチちがさき」で開催されるようになった花火大会である。国内の花火競技会で総理大臣賞を受賞したこともある花火師たちが全国から集結し、サザンオールスターズの楽曲に合わせた花火を製作。日本屈指の花火コレオグラファーとして知られる大矢亮の演出が加えられ、30分の1秒単位で楽曲と花火が茅ヶ崎の夜空にシンクロされる。これまで茨城県ひたちなか市の「大草原の花火と音楽」、北海道札幌市モエレ沼公園の「モエレ沼芸術花火」など全国各地で、音楽と花火をコラボさせた花火大会は開催されていたが、茅ヶ崎サザン芸術花火のように1組のアーティストに絞った演出は日本初。新しいイベントかつ1日のみの開催ながらも、日本屈指の音楽と花火のコラボとあり、2018年の初回大会には3.5万人、2019年には3.6万人もの来場者が集まったほどの盛況ぶりであった。なお、花火柄法被、手ぬぐい、ライトキーホルダー、エコバッグなどオフィシャルグッズも販売されている。茅ヶ崎の、ひいては日本の新たな風物詩のひとつとして今後の開催が期待される花火大会だ。